新宿でしかできない101のこと Vol.8

今回は、灼熱の新宿にある、オアシスのようなくつろぎのスポットを紹介しよう。映画館が多く存在するこの街に登場した最新ミニシアターで過ごした後は、うどんやパスタの原型と言われる異国の麺料理を賞味。ウイスキーと昭和の良き雰囲気に酔った夏の夜は、サイフォンで淹れたコーヒーを片手に、新宿の街を行き交う人間模様に目を向けてみるのも悪くない。

■新宿でしかできない101のことVol.1
■新宿でしかできない101のことVol.2
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■新宿でしかできない101のことVol.4
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■新宿でしかできない101のことVol.6
■新宿でしかできない101のことVol.7
※本企画を同時展開しているISETAN PARK net版も同時公開中。

36. 閉館1時間前をねらう。

東京オペラシティ文化財団が運営する、近・現代美術中心の美術館。国内外のアーティストの展覧会のほかにも、建築、デザイン、ファッションなど、多彩な表現活動を年4回紹介。近年では北野武や梅佳代など、新進作家の個展を積極的に開催している。企画展の他、東京オペラシティ共同事業者である寺田小太郎の約3,000点によるコレクションの一部から構成される収蔵展も開催。閉館1時間前以降に入場すると、通常の入場料金から50%割引になる『夜割』が設けられているのも嬉しい。

『東京オペラシティアートギャラリー』の詳しい情報はこちら

37. レイトショー割で観る。

ミニシアターが相次いで閉館する中、新宿に新たにオープンした映画館。同館は新宿の老舗、新宿武蔵野館の姉妹店となっており、武蔵野館同様、アットホームなロビーには水槽が設置され、上映作品に合わせ、中の生き物を入れ替えている。シアターは2つあり、それぞれ97席、79席と少ないが、パリオペラ座やベルサイユ宮殿などでも使用されているというフランス・キネット社の椅子で、ゆったりと映画を楽しむことが出来る。夜8時以降の上映はレイトショー割引が適用され、1300円で鑑賞することが出来るのも嬉しい。上映作品はハリウッドのインディーズ作品から、北欧、アジア映画など、ミニシアターとしての存在感をしっかりと示している。シネコンで観たい作品が無い、というとき是非訪れてみて欲しい。

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38. 珈琲片手に人間観察する。

歌舞伎町、靖国通り沿いにある24時間営業の喫茶店。ごく一般的なブレンドや、水だしのダッチコーヒーをはじめ、約20種ほどのコーヒーが楽しめる。中には、『ハワイコナ』（1,380円）や『ロイヤルブレンド』(3,000円！）など高価格なものもあるが、これらはサイフォンでていねいに淹れたものをポットでサービスしてくれるため、2杯分の値段と考えれば、悪くはないかもしれない。歌舞伎町エリアで、Wi-fi完備かつ24時間営業の店として知っておくと便利ではある。店内喫煙可。

『珈琲貴族エジンバラ』の詳しい情報はこちら

39. 麺のルーツを辿る。

東京でも珍しいウイグル料理専門店。中央アジアの風を感じられる民族調の店内で、ジューシーなラム肉料理や、イタリアや中国の麺類の原型とも言われている麺料理を食することができる。おすすめは、あんかけ麺『ラグメン』（800円）。作り立ての手延べラグメンは、コシがありつるつると食べやすく美味。羊肉の串焼き『シシ カワプ』（1本180円）やウイグル風餃子『カザン トゥギリス』（450円）、素朴な味わいのミートパイ『ゴシ ナン』（780円）など。ヨーロッパやアジアに広がる料理の歴史を感じながら食することができる。

『シルクロード タリム ウイグルレストラン』の詳しい情報はこちら

40. ウイスキー好きは集う。

JR新宿駅東口を出てスタジオアルタ裏口隣という立地にあるバー。長い階段を降りると、時を刻んだ石壁にシャンデリアの光が眩しい空間があらわれる。サントリー指定の優良モデル店でもある同店は、『サントリーオールド』をはじめ、『アーリータイムス』や『バランタイン・ティーチャーズ』が円高還元中に限り200円とリーズナブルに提供。その味にこだわり続けて32年になるフレッシュフルーツを使用したカクテルも、是非試してみて欲しい。メニューも充実しており、お酒のおつまみとして和洋中こだわらないオリジナル料理も豊富。おすすめは『レーズンバター』。まったりと口の中でとろける、ウイスキーに合う一品だ。近くには姉妹店、昴があるので、混雑時にはそちらを訪れてみてもいいだろう。

『サントリーラウンジ イーグル』の詳しい情報はこちら

タイムアウト東京がリコメンドする、伊勢丹新宿店で今しかできないこと

アジアの美味は伊勢丹で味わう。

伊勢丹新宿店の屋上で9月1日までの期間限定で開催しているビアガーデン。タイ、インド、中国、シンガポールなどのアジアンフードに加え、沖縄の伝統料理とともにビールを楽しめる。メインのビールには『オリオンビール』が用意されているほか、カシスやマンゴーなど南国を思わせるフルーツテイストのカクテルが豊富に揃う。なお、当ビアガーデンはチケット制となっており、はじめに受付でチケットを購入後、注文時にメニューに応じた枚数のチケットを提示。チケットは1枚315円だが、1枚分お得な3,150円の11枚綴りを購入するのがおすすめ。

『伊勢丹屋上ビアガーデン アジアン・テラス』本館 屋上 特設コーナー

※次回『新宿でしかできない101のこと Vol.6』は2013年8月28日（水）公開予定