新宿でしかできない101のこと Vol.5

ゴールデン街の花畑で飲む。ー伊勢丹新宿店とのコラボ企画第5弾

新宿でしかできない101のこと Vol.5

ナイチンゲール


in association with ISETAN PARK net


梅雨空の晴れ間に訪れる先は新宿。「NYの朝食の女王」による朝ごはんでエネルギーチャージした後は、タダで上がれる日本一の高さから五月晴れの東京を見晴らし、午後はぶらりと写真ギャラリーへ。創作意欲が高まったところで訪れる先は、甲州街道沿いに聳え立つ画材の専門店。1日の終わりに路地裏の「花畑」でグラスと共に極上のサウンドに耳を傾ければ、再び降り出した小雨の中でも自ずとその好奇心は満たされることだろう。

新宿でしかできない101のことVol.1
新宿でしかできない101のことVol.2
新宿でしかできない101のことVol.3
新宿でしかできない101のことVol.4
※本企画を同時展開しているISETAN PARK net版も同時公開中。

21. ニューヨークの朝食の女王に会う。

ニューヨーク、アッパーウェストサイドに本店を構える『サラベス(Sarabeth's)』は、「NYの朝食の女王」とも呼ばれ、現在はニューヨークで9店舗、フロリダに1店舗を展開する人気店レストラン。2012年秋に日本初上陸を果たし、ルミネ新宿店も連日行列をなす盛況ぶりだ。オーナーのサラベス・レヴィーン一家に1780年から伝わるレシピで作る『フルーツスプレッド』や、ふわふわの触感の『フラッフィー フレンチ トースト』の他、ポーチドエッグの美しいフォルムと完璧な火入れ、上品な酸味で滑らかな仕上がりのオランデーズソースがクセになる美味しさの『クラッシック エッグベネディクト』は一度は賞味したいシグネチャーメニュー。客席同士の間隔が近すぎて、落ち着いて食事ができないのが玉に瑕ではあるが、それでもやっぱり美味しいのだからしょうがない。

『Sarabeth's ルミネ新宿店』の詳しい情報はこちら



22. 五月晴れの都を見晴らす。

東京一高い展望台というわけではないが、これがタダで上がれる精一杯の高さだ。同所は都政への理解と関心を深めることを目的に入場無料で開放されており、地上202メートルの高さから東京を眺めることができる。丹下健三の設計による48階建ての2本柱は、東京都庁舎の一部を担う。そのビル自体の高さは243メートルで、展望台は202メートルに位置する。特に、夕方から夜にかけての眺望は美しく、天気の良い日には西方面に富士山を眺めることもできる。23時まで開いているので(受付は22時30分まで)、会社帰りに立ち寄ることも可能。南展望室にはカフェ(9時30分〜17時30分まで)、北展望室にはカフェ&バー(9時30分〜23時00分まで)がある。

『東京都庁展望室』の詳しい情報はこちら



23. 写真通になる。

新宿御苑駅ほど近く、雑居ビルの一室で開かれるフォトギャラリー。写真家の大野伸彦、瀬戸正人、中居裕恭、森山大道らが運営し、企画展の他、貸しギャラリーとしてスペースのレンタル提供も行っている。同ギャラリーを主宰する瀬戸正人や森山大道といった大御所写真家の展覧会が開催される一方、若手写真家による作品展も積極的に行い、プロ、アマチュア、国籍問わず、作家が写真を発表する場となっているのが同所の特徴。3階にあるメインフロアの他、2階にも『M2 gallery』と言うスペースを設け、通常は毎回それぞれ異なる内容の展示をしている。また、ギャラリースペースの脇には貸し暗室『Tokyo Darkroom』が併設されており、モノクロ、カラー共に24時間利用可能。不定期で開催される写真家達によるトークショーや、ギャラリーで発行する写真集にも注目したい。

『Place M』の詳しい情報はこちら



24. 形から入る。

「モナリザもアッと驚くこの品揃え」でお馴染み、新宿三丁目駅近く、甲州街道沿いに聳え立つ画材・額縁の専門店。昭和15年から新宿で商いを続ける老舗だ。現在、東京都内を中心に12店舗を展開するが、ここ本店では1階~6階の6フロアで商品を展開し、圧倒的な品揃えを誇る。絵具、筆、用紙など実にさまざまな種類を取り揃え、額縁も水彩画、油彩画、写真額、ポスターフレームなど、用途やサイズに合わせ販売。もちろん、オーダーフレームの相談にも乗ってくれる。商品価格は良心的で、店は老若男女問わず、一日中多くの客で賑わいを見せている。

『世界堂 新宿本店』の詳しい情報はこちら



25. ゴールデン街の花畑で飲む。

狭い階段を抜け、落書きだらけのドアを押したところに広がるのは、ギラギラと近未来的な装飾が輝くバー。さぞかし深い意味があるのかとオーナーに訪ねると、2001年のオープンから10数年の間に、アーティストやミュージシャン、或は何者でもない個性的な人々が入れ替わり立ち替わりする中で、自然と今の空間が出来上がったのだと言う。奇抜な内装の反面、店内は不思議と閑やかなたたずまいで、一人でグラスを傾けるにも気兼ねなく過ごせるはずだ。ドリンクは一杯800円。ウイスキー、焼酎、日本酒、ビールなどレギュラーメニューに加え、気まぐれで自家製サングリアやコーヒー焼酎、つまみが供される日も。音楽作家としての顔を持つオーナーこだわりのサウンドシステムから流れる、ノイズやアンビエント音楽を聴きに訪れるだけでも価値のある場所だ。コアな音好きであればあるほど、その好奇心を満たしてくれるだろう。

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タイムアウト東京がリコメンドする、伊勢丹新宿店で今しかできないこと

廃材でおしゃれをする。

「デザインの寿命を長くすること」をテーマに、掲載が終わった広告や産業廃棄物など、廃棄される物を素材としてプロダクトを制作するデザインチーム蝉 semiと、伊勢丹新宿店がコラボレーション。新宿伊勢丹リニューアル時に新宿三丁目の交差点を飾った篠山紀信撮影の広告懸垂幕や、 2012年クリスマスに銀座三越の外壁に張られた広告などを再利用し、チームがバッグや小物を製作。完成したプロダクトを限定販売するポップアップショップが、6月26日~7月2日の7日間に開催される。商品ラインアップはトートやクラッチなどバッグ類の他、ポーチ、コインケース、カードケースなど小物も展開。価格帯は4,000円~23,000円と比較的手にしやすい。街を飾った広告がどのような姿に生まれ変わったか、是非その目で確かめてみて欲しい。

伊勢丹新宿店本館2階 RE-STYLE TOKYO.com『新宿伊勢丹 + 蝉 semi』6月26日(水)~7月2日(火)開催


※次回『新宿でしかできない101のこと Vol.4』は2013年7月10日(水)公開予定


By タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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