2011年07月05日 (火) 掲載
エジプトでは反政府デモのきっかけになったほど影響力があるメディアへと進化した『ツイッター』。だが、日本では実際にそこまでの派手な動きになったことはない。いやそもそも、ツイッターでつぶやいている人達は、どうでもいい小ネタで盛り上がっている印象があるが、実際はどうなのだろうか…(失礼なことを言っていたらすみません)。だが、そんな“つぶやき”たちは“どこ”に住んでいて、“どんなネタ”に反応しているかは気になるところ。
そんなことを考え始めたら眠れなくなってしまうので、だったら手っ取り早く実験できるプログラムでも書いた方が早いのでは、とパソコンの前へ。それから30分ほど…ベーシック認証からO-Authへと切り替わった愛想の悪いツイッターAPIを相手に、それなりに動くものができた。その名も『Twitt Map Time Out』…なんのひねりもありません。
少しだけ専門的な話をさせてもらうと、まず、プログラムのベースはFlash。といっても普通のFlashだとクラスなどをしっかり書くのが大変なので、今回はFlexを使って書くことにしました。興味のある方は書き方を教えますが、とりあえずここではソースを一部だけ掲載。この記事の目的は、ツイッターの話題がどこで話されているのか、それを知ることなので技術的な詳細はまた改めて…。
じゃじゃーん。で、完成したアプリを実際に使ってみることに。試しに“ラーメン”で東京都内全体で検索してみると…。
無事結果が表示されました。どうやらラーメンについては東京23区全体で話しているみたいだが、面白いのは、中央線沿いにパラパラとラーメン好きが集まっているらしいこと。調布やら武蔵野のエリアにはほとんどいないのは、こんな夜中にラーメン食べるやつなんていないよ、ということなのか。
では、はりきって実験を続けてみよう。次に検索してみたのは、ズバリ“レディー・ガガ”。さすがにラーメンほどではないものの、深夜0時にも関わらず沢山の人が“レディー・ガガ”について話している模様。主に山手線沿線、特に新宿、渋谷、池袋あたりに集中している。これって、レディー・ガガについて話している人が若い人だということなのだろうか。それとも、“お洒落さん”が集まっている場所と重なっているのだろうか。
では今度は“東電”。これも今もっともつぶやかれているキーワードではないだろうか。面白いことに、レディー・ガガと同じぐらいつぶやかれているにもかかわらず、あまりエリアが被っていない…。むしろ台東区、墨田区、江戸川区あたりに集中しているのは、やっぱり放射能汚染のことなどが気になるからだろうか。それとも、真面目にこの問題に取り組んでいる大人が集まっているからだろうか。
最後に…お約束の“菅首相”を…。菅首相で検索してみると…
あんまり皆さん興味ないみたいですね…。以上、お粗末様でした!このアプリは意外と楽しめるようなので、ときどき試して報告したいと思います。
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