フォトギャラリー:FREAKS MUSIC FESTIVAL '11

あいにくの雨となったが、パーティーピープルはGWの野外フェスを楽しんだ

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この日曜日の東京がそうだったように、太陽が燦々と輝く完璧な晴れの日が、あと一日早く来てくれれば素晴らしかった……とは、思う。だが天気がどうであろうと、フリークスミュージックフェスティバル'11が十分楽しいものであったことには変りないだろう。記念すべき第1回は、高尾山からそう遠くない山あいの会場で行われた。コンパクトなサイズとエレクトロ寄りのラインナップという意味では、長野で行われるタイコクラブに近いという印象だったが、それだけではなかった。

このフェスは早くに始まった。本当に早くからだったため、我々、タイムアウト東京は、DJ Mayuriと、OOIOOを見逃してしまった。だが、シンセサイザーのパイオニア、ロジック・システムの演奏にはなんとか間に合った。彼は、重そうで巨大なムーグと一緒に、ステージに登場。彼の音楽は、1995年ごろから広まったサイケデリック・エレクトロニカにおける重要な“ブランド”として存在していることを、証明しているようなものだった。

ダニエル・ベルのノリノリのデトロイトテクノ・セットは、オーディエンスを盛り上げていた。一方で、DJ Krush は、ドラムンベースに持っていく前に、心地よりイルビエントでチルアウトな時間を演出していた。そして、アイ、レディオ・スレイブ、DJ Nobuと続くセットは、どれも素晴らしかった。だが、日本では初のライブとなったウォッシュド・アウトの演奏は、ややつまらない印象だった。アーネスト・グリーンは、ヘッドフォンの中での透き通るようなウォッシュド・アウトのポップサウンドを、ライブバンドで再現しようと試みていたようだが、明らかにまだ完成していないようだった。もっと、スライムのような輝きと透明感が欲しかった。かつてのニューウェイヴグループ、トーク・トークは、活気をなくしたような印象だった。

DJ Harvey は、ハウスとディスコを織り交ぜながら、「このままずっと続くのではないか」と思わせる3時間ものセットで、観客を引っ張っていた。フォレストステージでプレイしていたファンクションは、どっぷりと浸れるダブまじりのテクノで素晴らしかったが、ロスからやって来た“もじゃもじゃ”のDJが何をするのか、見たくてメインステージに戻った。

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Photo by ジェイムズ・ハッドフィールド
翻訳 東野台風
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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