中野『むさしの玉屋』
2011年01月05日 (水) 掲載
年始の手土産として、“うさぎスイーツ”を紹介したばかりだが、今度は和のうさぎスイーツ、うさぎまんじゅうを紹介したい。2011年の干支であり、豊穣のシンボルでもあるうさぎ。そんなうさぎをモチーフにした和菓子を提供する5店を集めた。
東京の“うさぎ”といえば、やはりこちらを外すことはできない。上野松坂屋の斜め向かいにある和菓子店で、大正2年の創業。初代がうさぎ年生まれということで、『うさぎや』となった。名物のひとつ、うさぎまんじゅうはやや大ぶりな小判型。大きな体に小さな顔が特徴的だ。もっちりとした皮で、あっさりとしたこしあんを包んでいる。
こちらも忘れてはならない“うさぎ”のひとつ。上野の系列店ではないものの、遠縁にあたるという。うさぎまんじゅうは対照的に丸型。ぽってりした体躯の中には、こしあんがぎっしりと詰まっている。こちらの店、夏はかき氷も提供している。
新中野駅近く、鍋横商店街にある和菓子店。豆大福や団子などの基本的なものから、すあまや赤飯まで、幅広く取り揃えている。その中のひとつが、うさぎまんじゅう。形状は、後足から顔に向けやや細くなっており、顔立ちは上品。つくねいもの香り豊かな薯蕷饅頭で、皮はもっちりとしており、中にはこしあんが入っている。
湯島天神、不忍池のそばにある和菓子販売 / 喫茶の店。多くの名物をもつ同店だが、こちらが提供するうさぎまんじゅうは“雪うさぎ”だ。形はやや小ぶりな寿司のシャリといったところ。周りにはうっすらと雪餅が振りかけられており、中には白あんが詰まっている。
花園神社のお膝元に店を構える、1834年(天保5年)創業の和菓子店。名物は屋号をのせた花園饅頭だが、もちろん“縁起もの”としてうさぎまんじゅうも提供している。色は2食、一見して大きな差はないが、中がつぶあん、こしあんに分かれている。老舗だけあり、待っている間にはお茶と茶菓子が提供される。
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