音楽インタビュー 人気ランキング

2010年終了前にもう1度 心に染みるミュージシャンの語りを一気読み

音楽インタビュー 人気ランキング

2010年も残り10日ほど。ここでは、1年にわたって音楽セクション内でアクセスが多かった記事10本を『人気ランキング』として、またランキングからはもれたが“要・再読”記事を『エディターズ・ピック』としてまとめた。年が変わる前に、さまざまなミュージシャンがタイムアウト東京に語ってくれた名ストーリーを、もう一度読んでみて欲しい。


人気ランキング

第1位 渋谷慶一郎、断食、ヨガ、音楽

2010年の音楽セクションでトップアクセスを獲得したのは、話題のライブハウスで続けてライブを行っている渋谷慶一郎のインタビューであった。“体力が落ちるとクオリティが下がる”など、興味深い発言が詰まった1本。ロングインタビューなので、読むのはたっぷり時間がある時に。


第2位 リトル・バーリーが語る

日本ではプライマル・スクリームのサポートギタリストとしてもお馴染みのバーリー・カドガンが、ついに自身のバンドでカムバック。今期から加入したドラマー、ヴァージル・ハウと一緒に、最高の状態であるバンドと新作、そして素晴らしいアーティスト写真の撮影秘話について語った。


第3位 カール・バラーが語る

ザ・リバティーンズとダーティ・プリティ・シングスを合わせて、これまでに何度も来日したカール・バラー。“いい人”だとは聞いていたものの、まさかここまでとは想像外であった。カールの意外な表情が散りばめられているので、ファンでなくても試しに読んでみて欲しい。


第4位 久保田麻琴、世界に通底する音楽

一拍子と二拍子、苔作と連、録音方法はマッシヴ・アタックに近いなど、ミュージシャン視点で語られる阿波踊りの魅力は、踊り自体に興味がなくても引き込まれるはずだ。併せて、阿波踊りの演奏を集めた意欲作の制作背景も語られている。


第5位 LEO今井、KIMONOSを語る

KIMONOSで話題のLEO今井が語る、自身の生い立ちとバンドについて。日本人の父とスウェーデン人の母親をもち、13歳の頃は『オズボーンズ』に出てきたオジーの息子、ジャックのように太ったメタル好きだったという、非常に興味深い人物だ。


第6位 マイア・バルー、インタビュー

こちらは日仏ハーフ。現代フランス音楽のレジェンドであるビエール・バルーを父にもち、幼い頃から戸川昌子のピアスや付けまつ毛を引っ張っていたマイア・バルー。彼女の強烈な魅力が全開の必読インタビューだ。


第7位 Calmインタビュー、音楽の今後

サウンドクリエーター、カームがシンプルに『カーム』と名付けたアルバムは、完全に彼1人で作られたものだと言う。サウンド面だけでなく、美しいジャケットへのこだわりについても語った。


第8位 TAICOCLUB開催直前

LEO今井も大好きだったと語ったスクエアプッシャーを、いわゆる“日本の布団”に寝かせた敏腕オーガナイザーを直撃。今回のランキングの中でミュージシャンでないのは、この方々だけ。2人の“遊び心”を知れば、2011年こそはタイコクラブの春秋2回を制覇したくなるはずだ。


第9位 サルガヴォ・インタビュー

プログレッシブ・ロックと南米音楽?東京ベースのジャンルレス・バンド、サルガヴォからは、鬼怒無月(きど なつき)と喜多直毅(きた なおき)が登場。2人の名前もすごいが、岡本太郎の作品を使用した最新作『La Cumparsita(ラ・クンパルシータ)』のジャケットもものすごいインパクトをもっている。


第10位 G.RINA出産直前インタビュー

“日本の素晴らしいビートメイカーと一緒に作品を作るべきだ”。そんな気持ちの芽生えによって生まれたオリジナルアルバム『Mashed Pieces #2』の制作背景を語った。そろそろ出産を終え、大忙しの毎日だと思うが、今後のDJやライブ復帰に対して構想を練っているところだろう。


エディターズ・ピック

バンド・オブ・ホーセズが渋谷ドン・キホーテでショッピング

本国アメリカのフェスではメインステージに立つ実力派。シンプルながらも最大限に美しい音楽とは対照的に、庶民的なルックスと感覚をもっているところも大きな魅力のバンドだ。サマーソニック10での来日時には、ドン・キホーテでショッピングを楽しんだ様子。ちなみに、2011年2月に発表される第53回グラミー賞にも堂々ノミネートされている。


ローカル・ネイティヴス、初出場の新人ながらベストアクトと大評判のLAバンド

フジロック10の評判を受けて、あっという間に単独初来日を決めてくれたローカル・ネイティヴスの、日本初パフォーマンス前日のインタビュー。2010年は数々の音楽フェスやライブで好評価を獲得しまくった彼らだが、「刺す虫が怖い」と言っていたケルシーがフジロックを楽しんでくれたことを願う。


オランダ人音楽家ディック・エル・デマシアドが南米の音楽に取り組む

「南米に比べると、東京の電車の中はものすごく静か」、「自分は5カ国語を話し、それぞれがどう誤解されて伝わるかを理解している。それを使って(歌詞の中で)言葉遊びをする」。彼の発言を目で追う間に、日本ではあまり知られていないクンビアという音楽に興味が沸いてくる。不思議な人物だ。


京都のストリート発ナボワ、初のフジロック

念願のフジロック参戦と出場が同時に叶ったナボワは、その喜びと感動を“ただのフジロック・ファン”のように大はしゃぎで語った。自身のライブは大成功に終わったようだが、希望していた!!!(チック・チック・チック)を観ることはできたのだろうか。次回はヘヴンでお会いしたい。

By TOT
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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