2010年12月06日 (月) 掲載
12月6日(月)赤坂ブリッツ
「うまいかもしれないが、スティーヴ・ヴァイの比ではない」と苛立っている“オジサマ”方にこそ、このオージーガールを見て欲しい。彼女のようなギターテクも神レベルのギタリスト達と共演する機会も得られなかったひがみは、キュートでクール、でもクラッシックロックなルックスを好む24歳のオリアンティのステージを観れば忘れられるはず。彼女がカバーする往年の名ギター曲を、ティーンネイジャーのファンが判別できない光景を鼻で笑うのもオススメだ。
前座を務めるシンダー・ロードは、アメリカ・メリーランド州出身のロックバンド。リリースしたばかりの2枚目『Damage Control(ダメージ・コントロール)』を携えての初来日となる。
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12月12日(日)CLUB Que
一度観たら、病みつきになること間違いない。魅惑の女性4人組バンド、キノコホテル。2007年のデビュー以来、支配人でボーカルとオルガンを操るマリアンヌ東雲を中心に、ガレージでロッキンなサウンドをライブハウスでかき鳴らしている。全員マッシュルームヘアーで、衣裳は西城秀樹よろしくなコスプレチック。昭和歌謡テイストをポップに取り込んだこの幻想的かつリアリティある世界観は、会場で体感しないと貴方の細胞まで届かない。
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12月6日(月)、7日(火)ビルボードライブ東京
マグナムのメンバー、エリオット・アーウィットの写真を用いたデビュー・アルバム『The First of a Million Kisses(ファースト・キッス)』(1988年)と収録曲『パーフェクト』が日本でも大ヒットしたものの、この1枚だけで解散したグラスゴーバンド、フェアグランド・アトラクション。その後も精力的に活動を続けてきたエディのソロでは、かつてのポップなネオ・アコサウンドよりも、酸いも甘いも知り尽くした彼女の深い人生に酔いしれたい。
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12月7日(火)渋谷 WWW
スクール・オブ・セヴン・ベルズの活動のために、ベンジャミン・カーティスが兄弟で結成したザ・シークレット・マシーンズを去ったことは残念であった。だからこそ、まさか、これほど早く今度はデヘーザ姉妹の1人が脱退するとは……。美しいボーカルのハーモニーは失われてしまったのか。キャンセルすることなくツアーを続けるバンドの“現在”を知るためだけにでも、観ておきたい1本だ。
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12月6日(月) スーパーデラックス
最後の1本は、ガールズ対決には程遠い“おっさん大集合”の大即興ライブ。著名なギタリスト/即興演奏家/プロデューサーとしての顔とは別に、実はアメリカ南極プログラムの科学ダイバーであり、水中カメラマンとして良質な作品を生み続けてきたヘンリー・カイザーをメインに、豪華出演者が集うからこそ可能な意外性とハプニングにあふれた一夜が期待できる。なお、出演キャンセルが告げられたVJ EREBUSに代わって、初海外公演を果たしたばかりのonnacodomoが登場する。
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