舟越保武彫刻展 まなざしの向こうに 開館30周年記念

2015年7月12日(日)~9月6日(日) 練馬区立美術館
終了しました。
『聖ベロニカ』1986年 砂岩 岩手県立近代美術館蔵 撮影:大谷一郎
『萩原朔太郎像』1955年 岩手県立近代美術館蔵 撮影:大谷一郎
『ANNA』1964年 個人蔵 撮影:大谷一郎

タイムアウト メモ

練馬区立美術館の開館30周年記念展の第2弾として、練馬の地とも縁の深い舟越保武の展覧会が開催されている。学友、佐藤忠良らとの親交や、舟越桂の父としても、日本の彫刻史に大きな影響を与えてきた舟越保武。本展では、代表的な彫刻作品約60点に加え、初公開を含む多数のドローイングを展示し、舟越保武の生涯にわたる彫刻の仕事を回顧する。大理石による美しい女性像に代表される作品群や、自身のカトリック信仰との関連から、流麗や清楚といった言葉で語られることの多い舟越の彫刻。しかしながら、ハンセン病患者に尽くし自身も感染者となった「病醜」のダミアン神父を題に採った作品などを目にすれば、決して技巧的な美しさだけを求めた作家ではないことが理解できるだろう。一元的な美醜を超えた感性は、晩年に右半身不随となって以降制作された作品により濃く息づいている。本展の最後部で観られる、左目のみに眼差され、左手のみに彫琢された作品群は、まさに圧巻だ。

詳細

日程

2015年7月12日(日)~9月6日(日)

時間

10時00分~18時00分
※入館は閉館の30分前まで

休み

月曜日(7月20日は開館)、7月21日(火)

料金

一般800円
高校生、大学生、65歳〜74歳600円
中学生以下、75歳以上無料

電話

03-3577-1821

場所

練馬区立美術館

住所

東京都練馬区貫井1-36-16

アクセス

西武池袋線『中村橋』駅 徒歩3分

地図

※掲載されている情報は公開当時のものです。

練馬区立美術館 近くのレストラン&カフェ

焼肉問屋 牛蔵

富士見台駅前にある焼肉店。安くて新鮮な肉が提供されるのでコストパフォーマンスがかなり良いことで有 ...

Copyright © 2014 Time Out Tokyo