スパイシービストロ タップロボーン タップロボーン

青山一丁目駅から歩いて1〜2分ほどのところにあるスリランカ料理の専門店『タップロボーン』は、2010年6月のオープン以来、エスニック料理好きの間では知られている店のひとつ。まだ日本ではそれほど浸透していないスリランカ料理だが、スリランカと日本には一つの共通する食材がある。それはなんと鰹節。現地では『モルディブフィッシュ』と呼ばれており、日本の鰹節は削って用いるのに対して、スリランカでは粗く砕いたり、つぶしたものを料理の風味づけとコクだしに使う。ここ、タップロボーンではそういった料理が多く楽しめるが、なかでもスリランカ料理初心者におすすめしたいのが、刻んだ青菜とトマト、たっぷりのココナッツファインをレモン汁やスパイスと和えた『コラサンボール』だ。レモンの酸味とココナッツのふんわりした甘さにモルディブフィッシュの旨みが加わり、なんとも後をひく味。他にも、ビリビリにトウガラシが効いたスリランカ風のカラマリの炒めものや、スリランカカレー、薄くもちもちとした触感が特徴的な『ゴダンバロティ』など、ここでしか味わえない料理がたくさん。3〜4人で訪れて、いろいろとシェアしながら楽しむのがいいだろう。