肉のすずき『元気メンチカツ』
2013年01月15日 (火) 掲載
晩の主菜としてはもちろん、ほどよいボリューム感と手軽さでスナックとしても親しまれるメンチカツ。手作りするとなると手間のかかるメニューだが、東京にはひとつ100円ほどで、たっぷりの油でカラリと揚がった絶品メンチを味わえる店がある。行列を呼ぶ精肉店のメンチや、A級グルメと呼ぶにふさわしい和牛のみを使用したものまで、持ち帰りできるメンチの名店10軒を紹介する。
1階が精肉店、2階はレストランとして営業してい黒毛和牛専門店。精肉店で販売さていている名物『黒毛和牛メンチ』は、肉そのものの素材を生かした素朴な味。衣も多すぎず、見かけよりもさっぱりとした味だ。ザク切りの玉ねぎと粗挽き肉のコンビが抜群で、肉の質の良さをダイレクトに実感できる。
1日にコロッケを1000個売り上げたこともあるという、阿佐ヶ谷松山通り商店街にある人気の精肉店。気になる同店のメンチは、驚くほどたくさん入った玉ねぎのシャキッとした食感と、あっさりした肉の味付けがマッチした素朴な味わい。だが、もうひとつ、ふたつと後引く美味さが口の中に広がる。150円という手ごろな値段も嬉しい
浅草・伝法院通り沿いにあるテイクアウトのメンチカツ専門店による、その名も『浅草メンチ』は、衣に生パン粉を使用しており、サクっとした食感だが、頬張った瞬間に肉汁が溢れるので要注意だ。高座豚と牛肉をブレンドし、その甘さとコクが口に広がる。肉汁の旨みと、その溢れ出るほどの多さに魅せられたファンは多い。からしをつけて食べるのもおすすめだ。浅草の散策のお供にもぴったりだ。
昭和2年から続く銀座の老舗コロッケ店が提供する『メンチ』は、さっぱりとした口当たりで、玉ねぎの食感と肉の控えめな甘さが優しい味わいだ。目の前で揚げてくれるのを静かに待つこと数分、出来立てのホクホクな状態で提供されるのも嬉しい。揚げたてメンチをはさんだ『メンチカツサンド』など惣菜パンも人気で、ランチタイムにはすでに売り切れていることもしばしば。
恵比寿ガーデンプレイスから三田橋を降りてすぐのところにある、米屋(よねや)という名前の肉屋。夫婦が切り盛りする店では、揚げ物のほか、弁当なども販売している。店の人気メニューである『メンチカツ』は、肉にしっかりと味付けされた一品で、そのこってりとした口当たりが人気の理由だ。衣もかなり分厚く、食べた時に肉の味と衣の味がしっかりと混ざり合う。ガーデンプレイスで働くワーカーからも毎日注文されるほどのスタミナメンチ。ぜひ試してみてほしい。
創業50年以上を誇る、目黒通り沿いにある精肉店の『メンチ』は、しっかりとした味付けながらも、油っ気が抑えられたまろやかな口当たり。細かく刻まれた玉ねぎに、ぷりっとしたきめ細かな肉の甘みが溶け合っている。お好みでソースをつけて食べれば、より一層美味さが増す。
目黒線大岡山駅を出て、北口商店街を歩くとある精肉店にある、"ジューシー"と看板に書かれた『メンチ』は、衣がサクサクとしていて頬張った瞬間に肉汁が溢れ出るボリューム感漲る一品。肉の味付けが控えめなので、ソースとの相性も抜群だ。
吉祥寺の中心にあるこの店は、牛肉と玉ねぎの揚げ物のためだけに毎日200人もの人が並ぶ名店だ。使われている松坂牛の美味しさに加え、文句なしに調理されたメンチカツはアツアツの状態で手渡される。絶大な人気を誇るこの『丸メンチ』は、平日は一人20個まで、休日は10個までと限定されていて、多くの場合日中のうちに売り切れとなる。また、銀座にある同店の支店銀座さとうは、同じ『元祖丸メンチ』が並ばずに食べられるとして、知る人ぞ知る穴場となっている。
銘柄牛、黒毛和牛などを扱う、築地場外市場にある精肉店。ハンバーグ、黒毛和牛の西京漬、メンチカツ、ビフカツ、焼き豚などの加工品も販売している店でおすすめなのが『松坂牛メンチカツ』だ。松坂牛の肉だけを使った、肉汁がたっぷりと詰まったメンチカツは、300円とやや強気の値段にも納得の美味さ。できたてを頬張りながら、築地散策するのもいい。
週末には長い列ができるほどの人気を誇る精肉店。行列のお目当ては、"メンチといえば谷中銀座"という激戦区の中でも、絶大な支持を得る店の看板商品『元気メンチカツ』だ。衣は薄めだが、しっかりと肉の食感を味わえるメンチは、あらかじめ味付けされているのでソースなしでも十分においしい。夕方には売り切れていることもあるので、メンチ目当てならば、昼過ぎには訪れたいところ。
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