Tokyo goes pop ! (15

ベック「Sexx Laws」

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Sexx Laws

アーティスト: ベック
アルバム: Midnite Vultures
タイムアウト東京レビュー:音楽的に、ベックは1999年アルバム『Midnite Vultures』でプリンスに夢中になっていたが、彼の歌詞はと言えば、奇妙な印象を与えるために、無作為に無数のイメージをちりばめる“Blonde on Blonde”っぽいところがある。全体を通すディラン風の言葉の渦の中に、突然、「銀座線の女装っぽい男たち」という歌詞が、電車が駆け抜けるように過ぎ去る。多くの人は聞き流すこの一節も、渋谷で女性たちを勧誘する“ホストたち”の群れを見たことがある人なら、誰でもすぐに気づくかもしれない。ベックって、本当によく気がつく奴だ。ここに彼を称える。


By ジョン・ウィルクス
翻訳 ウィルクス 恵美
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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