アーティスト:エルビス・コステロ
アルバム:Blood & Chocolate
タイムアウト東京レビュー: 外国人アーティストたちは、東京を“何か恐ろしいことが起こりそうな場所”だとか“不安定なコンクリートで建てられている”といったイメージで結びつけがちだ。コステロの曲は、陳腐な表現を用いずとも、そういう東京の雰囲気を表現した数少ない一曲となっている。ソングライターでもある彼自身が、この作品を“チンピラ恐怖体験記”と表現しているが、“日本のゴッド・ロボット”というなんとも恐ろしい歌詞のイメージは、日本ツアー中に見つけたおもちゃを参考にしたとも明かしている。ちなみにそのおもちゃとは、おかしなプラスティック製ジーザスが 十字架を振り、持ち主の恋人が貞節かどうかを示す、というシロモノだ。それこそ私たちが知り、愛している東京ではないか。
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