向島百花園 茶亭さはら『七草がゆ』
2013年01月06日 (日) 掲載
人日の節句、1月7日の朝に食べる慣しがある七草粥。2013年も七草の節句にちなみ、レストランでの特別メニューの提供や、神社で七草の催しが行われる。ちなみに七草とは、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7つの植物のこと。これらを刻んで入れた粥には、邪気を払い万病を除くと言い伝えられる。江戸時代には幕府の公式行事として、将軍や武士も七草粥を食べていたのだそうだが、現代人にとっては、年末年始の暴飲暴食で疲れた胃を休めるという意味合いが大きいのだろうか。無病息災を願い、温かな七草粥の優しさを感じよう。
【2013年1月7日(月)まで】
向島百花園内にある茶屋では、正月休み明けより1月7日まで七草粥を提供している。隅田川七福神巡りの一カ所としても有名な同園では、寒空の下にもかかわらず、毎年多くの人が粥をすする姿が見られる。値段は700円。中に餅が入った七草粥は、腹持ちも良い。また、園内には通常の8倍もあるいという『ジャンボ七草籠』も展示されている。
【2013年1月7日(月)のみ】
2013年1月のメニューとして登場している『瀬戸内産真鯛の鯛粥』に、1月7日限定で春の七草を添え『七草粥』として提供する(一部店舗を除く)。レギュラーカップは610円、ラージカップは770円で販売。
『スープストックトーキョー アトレ恵比寿店』の詳しい情報はこちら
【2013年1月7日(月)のみ】
松屋銀座店の裏手にある、野草・茶花の専門店の2階にある喫茶スペースでは、1月7日限定の七草粥のスペシャルメニューを用意。お粥におかずなどが付いて1,100円で提供。
【2013年1月10日(木)まで ※なくなり次第終了】
毎年、七草の季節に提供する『ほっくり大根と七草のお粥』(単品 760円)。見た目はシンプルな白粥だが、粥の底にやわらかく煮た大根と七草が入った一品だ。
【2013年1月7日(月)〜9日(水)まで】
野菜ソムリエ資格者と漢方薬局がタッグを組んだこの中華料理店で味わえるのは、厳選された食材と薬膳の技法を生かした体に優しい『美肌薬膳七草粥』(単品 1,300円)。セットは、薬膳粥・七草の自家製XO醤添えに加え、醤羅蔔(中華風大根の漬物)や、くらげの生姜ソース仕立て、杏仁豆腐などが付いたセット(1,800円)の用意もある。
2013年1月7日(月)
江戸時代、築地周辺の埋め立てが荒波のため困難を極めていた中、海面を光りながら漂う稲荷大神の御神体を見つけ祀ったところ、波風が止み、工事が進んだという由来を持つ神社。「災難を除き、波を乗り切る」波除稲荷様として、災難除、厄除、商売繁盛、工事安全などの御神徳に崇敬が厚い。同社では、正月行事の節目、『人日の節句』と題し七草神事を行い、境内で七草粥のふるまいも行われる。午前11時より、列に並んだ順に粥がなくなるまで、およそ100名にふるまわれる。
2013年1月7日(月)
八百八町の火伏せの神様として、江戸時代から信仰されている同社。毎年1月7日には、神木を神前に納め、正月飾りや古いお札などの焚き上げを行う。また、その年の吉凶を占うという『国見の舞』や、古くから伝わる七草叩きの言葉を唱える『早乙女の神事』も披露される。催しの締めには参拝者に七草粥がふるまわれ、境内は大いに賑わう。ふるまいは11時頃から30分程度。
2013年1月7日(月)10時〜15時
浅草名所七福神参りのひとつであり、「おとりさま」の名で親しまれている鷲神社。酉の市の起源発祥ともされている同社では、毎年1月7日に1年の無病息災を願い、七草粥の炊き出しと餅つき大会の催しが行われている。粥、餅ともに先着500人分を用意。当日はフリーマーケットや縁日のほか、大道芸なども予定されている。
2013年1月7日(月)
錦糸町駅近くにある同寺院では、毎年1月7日に1年間の無病息災を願い、七草粥を地元住民にも無料でふるまっている。催しは午前11時より。
2013年1月7日(月)
板橋区で毎年行われる恒例行事では、先着1000名に、板橋ふれあい農園会によるオリジナル七草粥のふるまいがある。その他、繭玉かざりの展示、羽つきや独楽まわしのコーナー、区内で作られた野菜や花の販売も行われる。午前11時より、小雨決行。
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