2010年12月23日 (木) 掲載
フランスの高級ブーランジェリー『ドミニク・サブロン』が、2010年12月20日(月)、国内12店目となる『ドミニク・サブロン マルシェ・エ・カフェ麻布十番』をオープンした。1号店の『ドミニク・サブロン 赤坂本店』は、オープン当初、フランス産AOC発酵バターをふんだんに使用したクロワッサン(231円)が、1日に400個以上売れるという人気。今では、行列せずに買えるようになったが、パティシエ経験豊富なサブロンが作る味のあるパンの人気は衰えない。施設休館日に準じて休みになる場合もあるが、赤坂本店も、麻布十番店も、基本的に無休。年末年始も、ぜひおいしいパンを楽しんでほしい。
中はしっとり、外はパリパリ、軽くて毎日食べても飽きのこない味。サブロン自らが開発に携わった北海道産小麦粉を使用し、長時間発酵させることで粉の甘味を引き出したフランスパンだ。低温長時間発酵による粉の甘味と香りを感じてほしい。2010年にパリで行われたバゲットコンクールでは3位に入賞、輝かしい評価を得ている。
パン・オ・ルヴァンにアプリコット、レーズン、クランベリー、カシューナッツなど、フルーツとナッツがたっぷり、ぎっしりと入っている。パン生地よりもフルーツやナッツの方がはるかにボリュームが多い印象。フルーツの甘み、そしてパンの焦げ目に程良い苦みがあり、大人の味だ。薄く切ってクリームチーズと一緒に食べるのがオススメ。
グリュイエールチーズ、2種のオリーヴ、タプナードが入っており、もっちりとした歯ごたえがある。また、焼かれたパルメザンチーズの香りが食欲をそそるパンだ。ワインに合わせれば、さらに魅力がアップする。
人気のクロワッサン生地に、カスタードクリームとシナモンを巻きこんだパン。表面にクランブル(甘いそぼろ)をのせて焼き上げている。見た目はかなり甘そうだが、実際に食べると品の良い甘さで、シナモンの香りが高い。また、切り口の美しさも楽しんでほしい。
ベーコンとグリュイエールチーズが入ったフランス伝統の味。クロワッサン生地で焼き上げた、皮までおいしい風味豊かなキッシュだ。卵の香りが強く、しっかり食べ応えがある。
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