AMAMERIA ESPRESSO アマメリア エスプレッソ

かつて武蔵小山は小さな店が永遠と並んでいるかのような長いアーケードで有名だった。そのアーケードはいまだ健在だが、ここは寄り道をしてアマメリア エスプレッソで景気づけにエスプレッソを一杯飲みたいものだ。店は認定されたカッピングジャッジである石井利明により2011年の夏にオープン。店内はレンガとコンクリートの打ちっぱなしの壁に木目調の床、そして片隅にはアップライトのピアノが置かれている。豆は店で焙煎し、その香りだけで通りすがりの客を誘い込んでしまいそうである。コーヒーはシネッソ社のマシーンで入れられている。エスプレッソはとろけたバターのように滑らかで柑橘系独特の香りが全体を引き締めている。ジブラルタル（小さめのカップに入ったラテの濃縮バージョン）はきめ細かな泡と滑らかな飲み心地に、キャラメルのような後味を残してくれる。もちろん、自家焙煎された豆も販売している。賞を獲得したニカラグアンサンアントニオは200グラムから1240円で販売されている。そのほか、コーヒーグッズも数多くそろっている。店内は禁煙で、数少ないフードメニューの中にはバタートーストとワッフルも。