高尾山で味わう名物 5

登山口から山頂まで、名物をたどる高尾山ルート

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高尾山で味わう名物 5選

天狗焼

新宿から電車で約1時間、八王子市内にある高尾山は、週末ともなればたくさんの観光客でにぎわう。標高は599.7メートルと“低山”に分類される山だが、都内とは思えないほどの豊かな自然や、新宿から電車で約1時間という立地もあり、ミシュランの3つ星観光地にも選ばれた「世界一登山客の多い山」でもある。

そんな高尾山の山中には様々な茶屋や出店が並び、様々な名物を提供している。ここでは数ある名物の中から、山中で気軽に味わえる5つを紹介したい。

なお、山中にある店舗のため、平日や天候不順の際には休業となっている場合もあるのでご注意を。

高尾山口駅:高栄堂『手造りそば粉おやき』


京王線『高尾山口』駅から、高尾山の登山口に向かう途中にある、自然食品を売りにした店。1個から購入できる、そば粉おやきは、“野沢菜”と“あずき”、2つの具材から選べる。店先のせいろで蒸しているので、いつでも熱々のものが楽しめる。もっちりしていて食べ応えがあり、具材もたっぷりと入っている。価格はどちらも200円。登山口のすぐ近くにあるので、登山前の腹ごしらえに買ってみるのがオススメだ。

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ケーブルカー高尾山駅:香住『高尾山の天狗焼』


ケーブルカー高尾山駅のすぐ近くにある、『高尾山の天狗焼』はぜひとも食べておきたい名物のひとつ。サクサクした皮のなかに、特製の黒豆あんがたっぷり詰まっており、糖分補給に最適。1個120円。休日の混雑時には30分以上の行列が出来ることもある。焼いた際にあまった皮の“羽”部分はレジ前のカゴに入れてあり、注文すれば自由に食べることが出来るのもうれしい。また、冷めてもおいしいので、お土産にも向いている。

1号路の中腹にあるため、稲荷山コースや6号路のルートを選択した場合、途中で立ち寄ることが出来ないので注意。

『香住』の詳しい情報はこちら


中腹:高尾山薬王院『精進まん』


1号路の見晴台~山頂間にある薬王院は、真言宗智山派の関東三大本山のひとつ。御護摩受付所のすぐ隣にある屋台では、『精進まん』を食べることが出来る。肉の代わりに大豆を使っており、かなりヘルシー。比較的小ぶりであっさりしているため、“食事”としては物足りないが、小腹が空いたときには十分だろう。ひとつ200円で販売されている。

『高尾山薬王院』の詳しい情報はこちら


山頂:やまびこ茶屋『山菜きのこ汁』


山頂にある『やまびこ茶屋』では山菜の入ったきのこ汁が味わえる。汗をかいて抜けた塩分を補給できるのがありがたい。1杯350円と少々割高だが、山頂であることと、たっぷり入った山菜やきのこを思えば納得が出来る価格でもある。店内で食べる場合、他の飲食物の持ち込みは禁止なので注意。

なお、山頂から少し足を伸ばし、『紅葉台』や『城山』まで歩けば、名物の『なめこ汁』を味わうことも出来る。 時間があればぜひオススメしたい。

『やまびこ茶屋』の詳しい情報はこちら


紅葉台:奥高尾 細田屋『とろろそば』


とろろそばは高尾山の名物として、山麓から山頂まで、あらゆるお店で食べることが出来る。どの店のとろろそばも、様々な特徴があり甲乙付けがたいが、ここでは「景色とともに味わうとろろそば」として、紅葉台にある細田屋のとろろそばを紹介したい。

紅葉台は、高尾山の山頂から陣馬山方面へ10分ほど歩いた場所にある。高尾山山頂が混み合っている日でも比較的空いており、周囲の山々や富士山も望める絶景の穴場的スポット。とろろそばは、ざるか、温かいそばか選ぶことができ、1人前900円。とろろは、かなり粘り気が強く、のどごしが良い。そばもコシがあり、山頂で食べる料理としては質が高い。

空気が澄んでいれば、遠くに富士山を眺めながら、静かな山のなかで味わうことが出来る。時間が許すようであれば、ぜひ足を運んでみたい。

『奥高尾 細田屋』の詳しい情報はこちら



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テキスト / 撮影 円谷洋平
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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