東高円寺二万電圧でのPrahaDepart
2011年04月28日 (木) 掲載
日比谷公園に位置するこの円形の野外施設が人々を惹き付けるのは、その外観でないことは確かだ。1942年のオープン以来、音楽イベントが行われ、1980年代前半に全面改修した。コンクリートブロックで囲まれた簡素な外観であっても、屋外ライブが希少な東京では“楽しめる”外せない会場だ。
野音での渋さ知らズオーケストラ
『20000V』は、入居していたビルの上階にあった居酒屋で起きた悲劇的な火事により、閉鎖を余儀なくされるまで、高円寺ライブシーンの中心的存在だった。その後、スタッフの何名かが新しく、非公式な“後継ぎ”として、作ったのがここだ。異論を唱えるものもいない。ハードコアとノイズ寄りのインディーズが聴ける。ドリンクが安いのもボーナス点だ。
素朴な子供時代の感覚がサイケに変貌したような内装。フォーク界のアンダーグラウンドな伝説、三上寛はここで数ヶ月に一度ライブを行う。セットチェンジの間、ジングルキャッツの演奏が聴ける稀有な場所でもある。これ以上に贅沢なことがあるだろうか?
無力無善寺
ピット・インはブルーノートが東京に上陸するよりもずっと前から存在している。1965年に、カーマニアのためのジャズコーヒー喫茶として(本当に)誕生し、1992年に現在の場所へと引っ越した。ブルーノートなどはディナーラウンジのような体裁だが、こちらの主軸は音楽。観客席は全てステージを向いており、もしロブスター・グラタンを注文しようものなら一笑されて終わるだろう。
20年に渡り、シェルターはインディー系バンドにとっての成功の為の登竜門であり続けている。ナンバーガール、アジアン・カンフー・ジェネレーション、バックホーンなどがこのステージから飛び立った。2011年11月には20周年記念イベントを開催予定で、現在ラインナップのリクエストを受付中。
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