平間至が伝えたい5

世界に伝えたい日本の名曲100

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平間至が伝えたい5曲

平間至

写真家。TOWER RECORDS『NO MUSIC, NO LIFE』シリーズを始めとする広告や、雑誌『ROCKIN'ON JAPAN』、『CUT』、『月刊風とロック』、また布袋寅泰、サンボマスターをはじめとした多数のミュージシャンのCDジャケットを手がける。

あがた森魚『百合コレクション』
すごく、あがたさん自身がロマンチストなのが伝わってくる曲です。日本人ならではの懐かしさ、切なさを感じます。

はっぴいえんど『空色のクレヨン』
日本語とロックが最初に融合したバンド。いまだに、はっぴいえんどを超えるバンドは少ないと思えるほど、完成度が高い。どんな世界でも、最初はフォーマットがなくて、どうしたらよいかわからないものですが、そういう中で、素晴らしいものが生まれたとても良い例だと思います。
Sorairo No Crayon - Kazemachi Roman

フリクション『クール・フール』
1979年のライブアルバムからの1曲ですが、フリクションは、日本のパンクが始まったころのバンドです。僕からすると、これ以上かっこいいバンドはないと言い切れるバンド。ロック、パンクのかっこ良さがすべて集約されていると思います。

じゃがたら『タンゴ』
じゃがたらならではのオリジナル感があって、ほかのバンドには出せない音と言葉があると思います。江戸アケミさんが死んでしまったこともあって、音楽から死のにおいがぷんぷんしてきて、それも、じゃがたらの魅力。生と死の間を行き来しながら音楽を作っている気がします。
Tango - Nanban Torai

金延幸子『あなたから遠くへ』
女性のギター弾き語りの第一人者。元祖脱力系の人だと思います。この曲は、プロデュースは細野晴臣さんなんですよね。昔、僕の誕生日会に、久保田真琴さんが、金延さんを連れて来てくださったのも、懐かしい思い出です。


※掲載されている情報は公開当時のものです。

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