2010年12月29日 (水) 掲載
アートディレクター。パルコ「Love humanキャンペーン」、SHARP「エコロジークラスでいきましょう。」、アメリカンエキスプレスカード「お願いします。アメリカンエキスプレスカードで。」、などのアートディレクション、AKB48「ヘビーローテーション」ジャケットデザインなどを担当。さまざまな賞を受賞している。
秋山:今回あげた5曲は、全て松本隆さんによる作詞です。松本さんの書く詞が大好きなんです。そして、3曲が大瀧詠一さんの作曲です。
松田聖子『制服』
“卒業”ということを日本独特の情景で表現された作品だと思います。松本隆の詞が美しく、呉田軽穂(松任谷由実)のメロディも綺麗で、松任谷正隆の編曲の特に前奏がグッときます。これは海外の人にも伝わるのでは?と思っています。
薬師丸ひろ子『探偵物語』
当時アイドルで女優だった薬師丸ひろ子は歌手としても素晴らしかった。この声の美しさは海外の人にも伝わると思います。松本隆と大瀧詠一の切ない詞と旋律を薬師丸ひろ子が歌いきっています。
大滝詠一『君は天然色』
日本で一番透明感のある曲だと、勝手に思っています。詞、曲もそうですが、大瀧詠一の声が完璧に透き通ってます。日本語がわからなくても、この爽やかさは伝わると思います。
YMO『君に、胸キュン』
世界でも著名なYMOの曲の中でも、歌詞が強い一曲で、この日本語の歌詞は海外の人にも歌いやすいのでは?と思っています。曲もいま聴いても全然古く感じないのが凄いです。
森進一『冬のリヴィエラ』
日本の心の歌である演歌は海外の人にはただオリエンタルな曲と捉えられ、伝わりにくいジャンルかもしれませんが、この曲は森進一が演歌とはまた違う日本の心を歌い込んでいて、その美しさは伝わると思います。
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