渋谷慶一郎が伝えたい5

世界に伝えたい日本の名曲100

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渋谷慶一郎が伝えたい5曲

撮影 新津保建秀

渋谷慶一郎

ミュージシャン。自身が主催する音楽レーベル『ATAK』から、国内外の先鋭的な電子音響作品や、ピアノ作品をリリースするだけではなく、デザイン、映像の分野でも、幅広く活動している。

美空ひばり『リンゴ追分』
美空ひばりさんの声と音楽が分割できないというか、上手く言えないけど声が音楽、という印象があるんですね。もう何年も聴いてないけど、印象に残ってますね。日本の、っていうとこれかな。

矢野顕子+高橋悠治『みちでバッタリ』
これは確か高橋悠治さんが矢野顕子さんのアルバムのために作った曲で、すごくオリジナルな感じがしたんですね。日本的なんだけど音は確か全部シンセだったりして。この組み合わせだと『Good Night』っていう曲もあってそっちのほうが好きなくらいなんだけど、なんとなくこっちで。

椎名林檎『茎 (STEIM)』
実は椎名林檎さんの声がすごく好きなんですよね。これはiTuneでダウンロードしました。というか曲もすごくいいんだけど、この曲の声の表現の幅はすごいなと思っています。この振幅も日本的だと思うんですね、現代的な意味で。他にも好きな曲あるんだけど、これは特別かも。
Kuki (Stem) - Karuki Zahmen Kuri no Hana (Kalk Samen Chestnut Flower)

忌野清志郎『スローバラード』
『雨あがりの夜空に』とか好きな曲が多いんだけど、この曲は実際に外国の友達に聴かせると評判いいんですよね。カラオケで歌ったりして(笑)。矢野顕子さんと2人でやった『ひとつだけ』もYouTubeで見たらすごく良かった記憶があります。

相対性理論+渋谷慶一郎『BLUE』
先にあげた4曲は好きなんだけど、椎名林檎さん以外は、数年は聴いてなかったりする。記憶の中から引っ張り出してきたんだけど、逆に言うと“日本の”っていうくくりで思い出せる曲はすごく少ないということなんですね。で、これは自分の曲なんだけど、『アワーミュージック』の海外での配信も始まるし実際に反応が知りたいなという意味で。
BLUE - our music


※掲載されている情報は公開当時のものです。

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