2013年07月24日 (水) 掲載
日焼けした肌は、自分に合ったナチュラルコスメでケア。乾いた喉は、クラフトビールで心ゆくまで潤す。激安の殿堂で励む深夜の買い物に、物欲も満たされる。今回は、連日の猛暑に照りつける太陽で干上がる身体と心を潤す、新宿の夏の癒しスポットを紹介しよう。
■新宿でしかできない101のことVol.1
■新宿でしかできない101のことVol.2
■新宿でしかできない101のことVol.3
■新宿でしかできない101のことVol.4
■新宿でしかできない101のことVol.5
■新宿でしかできない101のことVol.6
※本企画を同時展開しているISETAN PARK net版も同時公開中。
全国に支店を構えるディスカウントの殿堂、靖国通り沿いにあるドン・キホーテの本店。店内は身動きができないほどに商品で埋め尽くされ、24時間、客足が途絶えることはなく新宿の観光名所のひとつとも言える。歯ブラシ1本から高級ブランドバッグまで、ありとあらゆる物を販売。特に酒やタバコ、化粧品や生活用品などの消耗品の品揃えは豊富で、この界隈で仕事に従事する人たちにとっては、ライフラインを補う場所でもある。ある意味、日本らしさが詰まった同店は、海外への土産探しにももってこい。百貨店の地下で売られる品の良い菓子折りもいいが、より日本を深く知ってもらうならば、駄菓子を選んでみるのもいいだろう。昔は何気なく手にしていたあの菓子も、今よく見れば、その味のあるパッケージデザインが新鮮に映る。
伊勢丹新宿店本館地下2階にある、ナチュラル&オーガニックにこだわったコスメのセレクトコーナー。国内外の100以上のブランドの商品を取り揃え、身体の外側からケアするアイテムはもちろん、サプリメントや健康食品、漢方、美容関連書籍など幅広く品揃える。店内のコンシェルジュに相談すれば、体質や用途に合わせたアイテムを提案してくれるのが嬉しい。また、常駐する薬剤師がカウンセリングに応対してくれ、肌や体調トラブル改善に合った漢方薬を紹介してくれる。フロアの一角にはビューティーブランド『ウカ』によるスパコーナーが併設され、アポセカリー店内に並ぶナチュラルコスメを使ったヘッドスパ、ボディエステ、リフレクソロジーなどが受けられる。買い物や待ち合わせの合間に、リフレッシュしに立ち寄りたい。
新宿2丁目のド真ん中に位置するカフェレストラン。周りの目を気にすることなく男性同士、女性同士でテーブルを挟んで仲良くプレゼントの交換ができるほどに居心地がいい。スタッフの8割程がLGBTであることもその一因だろう。紅茶をはじめ、ハーブからフルーツティーまで18種類のお茶、甘ったるい、けれど美味しい『ベトナムコーヒー』が人気。『豚の角煮丼』をはじめとするフードメニューも豊富で、しっかりとした食事が摂れることでも重宝する。手作りの『フルーツケーキ』は、1ヶ月毎に変わる旬のフルーツを生クリームに混ぜ込んだ贅沢なデザート。深夜のおしゃべりのお供にぴったり。
2003年に公開された、ソフィア・コッポラ監督の映画「ロスト・イン・トランスレーション」に登場したことで有名なホテル。フロントは41階に設けられ、東京を一望する景色が楽しめる。装飾やアートが飾られ雰囲気が良い空間はうるさ過ぎず、ほど良いながらもとても丁寧なもてなしをしてくれる。夏限定でホテル内1階のデリカテッセンで毎年開催されている『Park Brewery(パークブリュワリー)』は、サンクトガーレンによるオリジナルエール2種、ホップのシャープなキレが特徴の『パーク ブリュワリー エール』と、『シトラス アンバー エール』を好きなだけ楽しめるという、クラフトビール好きにはたまらないイベント。ドイツ風アペタイザー(プレッツェル、ソーセージ、ピクルスなど)が付いて3,800円と良心的な価格も嬉しい。2013年は9月16日まで開催している。(予約は不可)
関東地区全域にわたり支店を構えるレコード店ディスクユニオン。同店では主に中古CDやレコードも取り扱い、8フロアで商品を展開している。フロアごとにジャンル分けされており、ロックをはじめ、ワールドミュージック、サウンドトラックやエレクトロニカなど、幅広く膨大な品数の商品が狭い店内に所狭しと並べられている。ここ本館を中心に、新宿には他に9店舗の支店が点在し、ジャズ、ファンク、パンク、プログレッシュブロックからクラシックまで、さまざまな音楽を発見できる。
タイムアウト東京がリコメンドする、伊勢丹新宿店で今しかできないこと
伊勢丹新宿店本館2階フロアにあるバースタンド。フロアの真ん中に位置し仕切りなども設けられていないので、腰掛けるついでに、気軽に一杯楽しめてしまうスポットだ。シャンパン、ワインは1杯1,000円〜で、ハムやチーズの盛り合わせなどアペタイザーも数種類を提供。ドリンクはアルコール類が中心だが、ニュージーランドのコーヒーメーカー『ALLPRESS ESPRESSO』の豆を使用した『Third wave coffee』も味わえる。賑わいを見せる売り場フロアをよそ目に、スタンドにはゆっくりとした雰囲気が流れているのが印象的。平日の仕事帰り、わざわざ立ち寄るのも悪くない。が、そこは天下のファッションミュージアム。ほろ酔い気分で財布の紐が緩みすぎないようにご注意を。
伊勢丹新宿店本館2階 ザ・スタンド
※次回『新宿でしかできない101のこと Vol.6』は2013年8月11日(水)公開予定
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