パブリックアイ 第38

塚崎真由(29) 阿佐ヶ谷、スターロードにて

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パブリックアイ 第38回

塚崎真由(29) 服飾専門学校講師

このあたりにはよく来るんですか

真由:よくきますね。遊びに来るようになってもう8年ぐらいかな。最近は仕事が忙しいので、日曜日に来るぐらい。『JAMB JAMB』というお店のお手伝いをしているんですけど。好きな街なんだけど、このあたりに住んだことはないんですよね。

今はどちらに住んでいるんですか

真由:家は江古田です。阿佐ヶ谷まで来るときは自転車ですね。20分くらいで着くんですよ。

なぜ江古田にしたんですか

真由:最近、結婚したんですが、旦那とわたしの職場まで電車で1本だし、このあたりまでも近いし、そして安かったので(笑)。

お仕事は何を?

真由:服飾の専門学校で講師をしています。もう8年目になりますね。学校を卒業してそのまま講師になりました。

とくにデザイナーを目指したり、そういった目標のようなものはなかったんですか

真由:昔から、先生になりたい、というのがちょっとあったんですよね。デザイナーになってみたい、というのもあったんですけど、企業に勤めている自分というのがちょっと想像できなかった。そんな時に思い出したんですよね。先生になりたかったことを。

なってみてどうでしたか

真由:学校も好きだし、教えるのもの好きだし、人も好き。だから向いてると思います(笑)。

講師になったばかりの頃と今とでは、生徒に違いはありますか

真由:自分で考える子が少なくなったかな。あとは人間関係が希薄というか、自分にも他人にも興味がないようにみえますね。基本的にはみんないい子なんですけどね(笑)。あ、あとは自分が日常で着られるような服を作ってる子が多くなりましたね。

出身は東京ですか

真由:いえ、九州の福岡ですね。高校まではそっちで生活していました。

なぜ東京に?

真由:田舎から離れたかったんです。実家のある場所、という意味ではない“田舎”です。大自然とか、不安な気持ちになるんですよね……。家は福岡の田舎のほうだったので、あんまり栄えた場所がなかったんですよ。それと入りたい専門学校があったので、東京に行こう、と思いました。

最近でも何か作っているんですか

真由:縫うのが好きなので、時間を見つけては作ってます。今はでも、自分より人のために作るほうが楽しいですね。だからもっぱら旦那のシャツを作ってます。半袖を3枚、それと長袖を1枚作りました。

さらに“真由”さんから

「レバ刺しが大好きで、お腹がいっぱいになるまでそれだけでいける(笑)。あとここ重要なんですが、油と塩は駄目です。許しません。酢醤油で食べて下さい」

「お給料は普通のOLさんより低いと思いますが、講師の仕事は楽しいので。お金はいくらもらったって不満な部分はでてくると思う」

「お酒を飲んでもあまり変わらないので、そんなに失敗はないんですが、ショットグラスで飲み対決をしていた時に、勢いつけすぎて前歯が欠けたことがありました(笑)」

テキスト / 撮影 Takeshi Tojo
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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