2013年07月09日 (火) 掲載
日本の夏を代表する麺といえば、やはりそうめん。湿度が高く、蒸し暑い日本の夏だが、古くから“夏の食べ物”として愛されてきたもののひとつだが、その歴史は古く、奈良時代に伝来した索餅がルーツだといわれている。日本各地では祝い事の席などで出されることも多く、盆や七夕の食べ物として親しまれている地方もある。ここでは、今年も猛暑が予想されている日本の夏を乗り切るため、流しそうめんから、オリジナリティの光るそうめんまで、清涼感を味わえる5店を紹介する。
小豆島(香川)、三輪(奈良)、島原(長崎)、揖保乃糸(兵庫)の「そうめん4大産地」直送の麺をはじめ、日本各地のさまざまなそうめんが楽しめる。夜はバーとして営業しているが、ランチは1杯360円〜と、立ち食いそば屋並みに手頃な価格で提供。おすすめは、温玉に刻んだミョウガと大根おろしを添えた『冷やしぶっかけ』(490円)。コシのあるつるりとした麺に黄身が絡み、食欲が湧かない暑い夏にも箸が進む。
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東中野駅すぐ近く、カウンターとロフト席のみという小さな店だが、徳島料理を中心とするさまざまなメニューが楽しめる阿波や壱兆。一般的なそうめんよりもぐっとコシが強く、のどごしがいい徳島名産の「半田そうめん」を使った『すだちそうめん』、『田舎ぶっかけ』などが種類豊富に楽しめる。麺のコシを味わうなら、シンプルに『素そうめん』をぜひ。
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京王線柴崎駅近くにある季節料理 鮒宿では、合掌造りのレトロな雰囲気の中で、流しそうめんが楽しめる。7月から9月中旬頃までの期間限定メニューだが、涼感たっぷりの流しそうめんを天ぷら付きで1,404円で楽しめるのは悪くない。来店の際は、事前に電話予約が必要なので要注意。
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川のせせらぎをバックに流しそうめんを楽しみたいなら、都心を離れて長瀞まで出かけるのもいいだろう。旅館 長生館が夏季限定で営業する流しそうめん処では、地元製麺所が奥秩父のおいしい水を使った作るそうめんを『流しそうめん』スタイルで楽しめる。しかも、それが1,000円で食べ放題というのがうれしい。木陰で涼みながら、長瀞の魅力も満喫できるだろう。
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『参鶏湯』の名店として知られる麻布十番のグレイスでは、夏季限定でちょっと変わり種の『韓風オリジナルそうめん』(1,080円)が楽しめる。クリアーな出汁にそうめんを合わせ、海老やキュウリ、上品なケランチムのような蒸し卵を載せて、ピリ辛のたれがかかった一品は、真夏のランチに最適。
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