東京、水餃子 20

蒲田、三田、池袋、新宿、代々木上原で溢れ出る肉汁

東京、水餃子 20選

独一処餃子(トクイッショギョウザ)葛西店


焼き餃子にはない、つるりとした舌触りともっちりとした歯ごたえが持ち味の水餃子。餃子を焼く文化を持たない中国では、水餃子が主流の食べ方であるが、ここ日本にも、うまい一品は中華料理店にあることが多いようだ。そんな中、餃子専門を掲げる店のこだわりの水餃子も負けていない。厚手の皮で、たっぷりの豚肉を包んだ肉感溢れるジューシーなものや、野菜がたっぷり入ったヘルシー餃子まで、タレをつけて食べるもよし、そのままかぶりつくもよし。ここでは東京都内で味わうことのできる、おすすめの水餃子20皿を紹介する。


代々木上原 按田餃子

豚水餃子、鶏水餃子(各5個)450円

代々木上原駅の近くにある人気の餃子店。提供する餃子は水餃子のみというこだわりだ。豚肉と大根をベースにしたものと、鶏肉と塩漬キャベツをベースにした2種類となっている。皮は少し茶色がかっているが、それは健康によい有機殻付全粒はと麦を焙煎した粉が入っているため。卓上調味料は、醤油、黒酢、餃子のタレ(オリジナル)、味の要(オリジナル)の4種類。だが、水餃子には、しっかり味もついているので、まずひとつはそのまま口の中へ。その後、好みの調味料を見つけてほしい。水餃子とオリジナルのタレと要は、持ち帰りの販売もしている。

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新宿御苑前 随園別館

水餃子(10個)700円

新宿御苑の近くの創業昭和38年の老舗北京料理店。この店に来店した客の多くが注文するのが『特製水餃子』だ。皮は厚く、水餃子特有のもっちり感を味わいたいという人は好みであるだろう一品。頬張った瞬間に肉汁が溢れ出る、豚ひき肉にしっかり味付けがされた餡は、何もつけずに食べても十分においしい。もちろん、用意される特製のタレも味わう価値はある。店頭では、冷凍餃子も販売されており、自宅でもそのままの味を楽しめるのが嬉しい。

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阿佐ヶ谷 餃子坊 豚八戒

豆腐水餃子(6個)480円

阿佐ヶ谷駅から歩いて3分ほど、路地裏にある隠れた餃子居酒屋。電飾された看板を掲げ、バーのような洒落た店内で出される水餃子は3種類。薄めのつるりとした皮に、その名の通り豆腐を練り込んだ『豆腐水餃子』は、ふんわりとした口当たりであっさりとした味わい。ガツンとしたものが好みであれば、『四川風麻辣水餃子』がおすすめ。山椒の効いた麻婆と香菜の相性が抜群だ。『海老水餃子』のぷりぷり感もやみつきになるうまさ。客席数も多くない人気店なので、食事時には列を作ることも少なくない。

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渋谷 香港ロジ

ボイル水餃子(7個)470円

粥をメインに提供する、渋谷にある中華料理店では、餡に野菜がたっぷり練り込まれた水餃子を味わうことができる。皮はほどよい厚さで、1個のサイズもそれほど大きくはないので一人で1皿平らげてしまうことも容易だ。酸味の効いたチリソースが付いてくるが、酢醤油で味わう方が好みという人も多い。渋谷駅新南口にある支店でも同じメニューを提供しているので、満席の時はそちらに訪れてもいいだろう。

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恵比寿 えびすの安兵衛

水餃子(7個)420円

恵比寿駅東口から徒歩5分、賑やかな西口とは正反対の閑静な住宅地に続く道の途中にある同店。元は高知の屋台からはじまった店だけあって、店内の内装も屋台の雰囲気を醸し出している。『水餃子』は、餃子の皿とは別にスープが提供される。餃子はニンニクの有無を選べ、皮は薄皮で一度蒸してあり餡のキャベツは歯ごたえを保っているのが印象的だ。鶏ベースのスープは単体でも十分美味しい。そのままでも、タレをつけても、スープにつけてもと、三度美味しい一品だ。

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六本木 中国茶房8 六本木店

水餃子(3個)105円

六本木や新宿など、都内に4軒を構える中華料理店。手頃な値段で北京ダックを提供していることで知られるが、一皿3個105円の『東北水餃子』もおすすめだ。たっぷりの餡を厚めの皮で包んだこの餃子は、1つで結構なボリュームがある。野菜や海鮮など30種類ほどのメニューを用意。値段の安さもあり、いくつもの種類を試すことができるのが嬉しい。風味の強いものが好きな人には『蒜苔(ニンニクの芽)』、野菜餃子が好みなら『豆苗』、辛党には餡が赤みを帯びるほどに唐辛子が入った『トウガラシ』をおすすめする。

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三軒茶屋 東京餃子楼 三軒茶屋本店

水餃子(6個) ¥290

三軒茶屋にある、餃子好きの間では言わずと知れた餃子専門店。餃子は焼き餃子と水餃子の2種類で、それぞれにんにく、ニラ抜きが用意されている。餡は豚挽き肉、白菜、キャベツを用いた非常にシンプルなもの。だがジューシーでコクがあり、絶妙な味わいだ。薄い皮の水餃子はつるりとした舌触りで、餡も軽めに包まれており、いくらでも箸が進む。水餃子と焼餃子を1皿づつ注文する人の姿も多い。1皿290円という価格も魅力のひとつ。茶沢通りに沿いに支店もある。

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八幡山 餃子館

酸菜水餃子(5個)420

八幡山から徒歩4分、甲州街道沿いにある。赤い看板が目印だ。カウンター14席と店内は小さめだがカウンター後ろで作り立ての餃子の皮を見ながら食べれるのは嬉しい。『酸菜水餃子』の酸菜とは中国東北部で白菜から作られる冬季用の漬物でこれが餃子と良く合う。他にも『セロリ水餃子』、『冬瓜水餃子』などがある。

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西巣鴨 華興

水餃子(5個) ¥600

西巣鴨駅から歩いて5分ほどのところにある、昭和23年創業の老舗。あっさりしたとんこつのスープに入った水餃子の餡は、ニンニクは入っておらず、使用する豚肉も、脂質が少ないカシラの肉を一部練り込んである。小麦粉と塩だけで、つなぎを使わない肉厚でモチモチの皮は、専属の工場で職人が作っている。通常のラー油とは別に、自家製のラー油も置かれているので是非試してみて欲しい。夜のセットメニューやデザート類もあり、家族連れにもオススメしたい店だ。

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池袋 永利本店

白菜・豚肉入り水餃子(6個)480円

JR池袋駅北口から徒歩3分、閑静な通りにある同店。入口がマンションの半地下ということもあり一見すると入りづらい印象ではあるのだが、扉を開けるとそんな不安も一蹴する威勢の良い声が聞こえてくる。水餃子は2種類『海鮮入り』と『白菜・豚肉入り』がある。調味料は醤油、酢、ラー油とシンプルだが餡自体にしっかり味が付いているのでそのままでも美味しく食べれる。食べきれない分は、持ち帰り用に包んでくれるのも嬉しい。

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八重洲 博雅

水餃子(6個)945円

東京駅八重洲中央口を出てすぐの場所にあり、スーツ姿の客で店内はいつも賑わっている。この店の水餃子の特徴は、ラーメンと見間違える程の大きなどんぶりに、てんこ盛りの野菜がのっていることに尽きるだろう。大粒の餃子は6個入りで食べごたえもあり、大人4人で食べても十分なボリュームだ。他にも『ホルモンとネギ和え』、『干し豆腐サラダ』が人気メニューとなっている。店内には1人で来るサラリーマンも多く、仕事帰りにも気軽に立ち寄れる店だ。

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神田 味坊

ラム肉の水餃子(6個)530

JR神田駅から徒歩3分、高架下の通り沿いにある中華料理店。隣接している羊肉料理店が姉妹店として営業していることもあり、同店の水餃子には羊肉がふんだんに使われている。小ぶりな餡を厚手の皮で贅沢に包んだ餃子は、羊肉のうまみをがっちりと包み込み、旨味が凝縮されている。調味料は一通り揃っているものの、ここは酸味の効いた香酢をオススメしたい。店内では提供されていないが、ワインと相性の良い餃子なので、持ち帰りした際は一度試していて欲しい、

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三田 りょう華

上海水餃子(6個)380円

三田駅近くにある中華料理店。上海家庭料理をメインに提供しており、その中でも餃子は店一押しの人気メニューだ。焼餃子もあるが、やや厚めの皮の同店の餃子は、水餃子で食べるのがおすすめだ。運ばれて来る時、「汁がとても熱いので気を付けて」と、店員が一言添えるほど、豚肉がたっぷりの餡はとてもジューシー。味付けもしっかりとされているため、お酢のみをつけて食べるのが店のおすすめだ。(テーブルに醤油の用意はない)好みで豆板醤を加えてもいい。

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三田 大連

水餃子(豚肉・10個)530円

三田駅からほど近い場所にある、この界隈では知られた中華料理店。近くにあるりょう華と並び、水餃子で有名だ。近隣に大学や専門学校が立ち並ぶこともあり、店内には学生の姿も見受けられる。ひとつひとつ丁寧に作られた餃子は、もちもちした皮にタレが良く染み込み肉の旨味を際立たせる。水餃子はほかに『鮭』、『牛肉』、『エビ』があり、端正と言う言葉がぴったり合う、小ぶりで形が良い。羽根つきの焼き餃子もおすすめだ。しっかりとしたボリュームを保ちながら、10個で530円という値段も嬉しい。

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飯田橋 白龍(パイロン)

パイロン餃子(4個)390円 ※写真はランチ時の『水餃子定食』700円

飯田橋駅近く、目白通りから少し入った場所にある餃子店。もちろん焼餃子もいいのだが、モチモチの厚い皮が特徴の同店の餃子を、是非水餃子でも味わってみて欲しい。ひだも作らずに包んだ『白龍餃子』は、まるで饅頭かのような食べごたえがある。生地にニラが練りこんだ『青龍餃子』は、ニンニクを使用しない同店の餃子に豊かな風味を与えている。よく味付けされた餃子はそのままでも美味しいが、オリジナルの豚醤油をつけて食べるのもいい。餃子以外にもつまみの種類が豊富。

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立石 蘭洲

水餃子(10個)350円

京成立石駅からすぐ近くにある、言わずと知れた下町の人気店。注文を受けてから作るこだわりの水餃子は、厚手の皮につるりとした食感がたまらない。好みでパクチーをトッピングする事も可能だ。ビールのつまみとしても最適で、来店したらまず頼みたい一皿。人気メニューの『にんにくの芽ラーメン(季節限定)』と一緒に食べれば、スタミナ満点。

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堀切菖蒲 哈爾濱餃子(ハルピンギョウザ)

三鮮水餃子(5個)480円

堀切菖蒲園駅南口から徒歩1分のところにある餃子店。餃子のほか、中国のハルピン地方の家庭料理を提供する。カウンター5席のこじんまりとした店は、優しい笑顔の夫婦が切り盛りしている。タレははじめから、少量のニンニクが入った状態で出されるのが特徴。丁寧に作られた餃子は皮が厚く、餡は小ぶりだが肉汁は十分すぎるほど頬張った瞬間に溢れ出す。また訪れたくなるような、どこか素朴な味が後を引く。変わり種で『トマト水餃子』もおすすめだ。

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葛西 独一処餃子(トクイッショギョウザ)葛西店

白菜水餃子(肉と白菜入・6個)420円

葛西駅中央口から徒歩3分、重厚な看板が目印の餃子店。行徳にも支店を置いている。隅々まで手入れが行き届いた清潔感ある店内は、作る料理に対する誠実ささえも感じさせる。水餃子だけでも10種類を用意し、定番の『白菜水餃子』をはじめ、『キムチ水餃子(キムチと肉入)』、『青椒水餃子(ピーマン・肉入り)』などユニークものも。餡はすべてニンニク抜き。比較的一個のサイズが小振りなので、餃子すkなら2皿は余裕で平らげられるであろう。水餃子の他に、焼餃子、蒸餃子、揚餃子揃っており、一品料理など200種類以上ある豊富なメニューも魅力だ。

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蒲田 金春(コンパル)新館

水餃子(8個)500円

中華料理店が多くある、蒲田の商店街の一角にある一軒。落ち着いた店内は居心地が良く、夜紹興酒を傾けながら、ゆっくり食事をしたい時にももってこい。しっかりとした食感の皮が売りの同店の餃子は、味もしつこくなく飽きがこない味わい。あつあつジューシーな『焼餃子』もいいが、モチモチとした皮の食感とたっぷりと詰まった餡が存分に楽しめる水餃子は、店に訪れた人の多くが注文する一皿。そのほかにも、『ナマコ入り蒸し餃子』など変わり種もあり、酒の肴も充実している。

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蒲田 歓迎(ホアンヨン)本店

鮮肉水餃(豚肉入り・8個)480円

大田区役所近くにある中華料理店。リーズナブルな料金と飾らない家庭的な料理が人を呼び、ディナー時のピークを過ぎても、順番待ち列を作るほど賑いを見せている。水餃子のメニューは、『エビニラ玉子入り』、『豚肉入り』、『スープ掛け』とあり、控えめな味付けがされた肉汁たっぷりの餡は、もっちりとした皮で包まれている。量も多く原持ちもするが、大勢で訪れて円卓を囲みながら、いろいろな種類を味わうのもいいだろう。広々とした店内は賑やかさを一層引き立たせ、笑い声につられ食欲も進む。

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By カゲウラジュンイチ
By タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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