東京のスポーツバー6選

テレビを持っていれば、東京（最低でも東京のメディア）が2年に1度、オリンピックの熱気に溢れ返ることが分かるはずだ。夏季、冬季に関わらず、オリンピックの開催が近付くと、ニュースやバラエティー番組は代表選手の直近の試合結果を報道する。彼らは一躍国民の顔となる。

現在行われているバンクーバーオリンピックの状況も、続々と放送されている。女子モーグルの上村愛子は、4度目の雪辱も虚しくメダルに届かなかった。また、男子ハーフパイプの國母和宏は、日本選手団公式スーツを崩して着用したことでメディアを大きく騒がせた。

日本国民の期待を大きく背負っている選手は、女子フィギュアスケートの浅田真央と女子カーリングのチーム青森だ。どちらもメダル最有力候補と予想されており、東京は彼女たちを応援する人々で溢れるだろう（フィギュアスケート女子ショートプログラムは23日に行われる）。

冬季オリンピック期間中は、各局が番組編成を変更して意欲的に試合を報道する。従って期間中、居酒屋や小さなレストランは観戦をするにはもってこいの場所となる。しかし、もしより多くの人たちと、大きなスクリーンで熱狂的に観戦したいのであれば、スポーツバーに行くのが良い。

レジェンズ

六本木は東京の中で最も外国人のナンパが多い場所として名高い。しかし23時前に訪れれば、健全な新たな出会いや美味しい食事を楽しむことができるということを忘れないで欲しい。レジェンズはその六本木の中でも、英国プレミアリーグや米国フットボールの試合を見られるスポーツバーとして有名だ。そしてこの時期はオリンピックの放送にチャンネルが切り替わる。

バーにはあらゆる試合を視聴する設備が整っており、映像は複数の液晶テレビに映し出される。どのようなスポーツであっても、注目の試合の日には客足が増え、店内は盛り上がる。フードメニューはアメリカンで、ピザ、バッファローウィングス、チップス&チリコンカルネなどがある。ビールは1杯1000円程度。

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フットニック大崎店

フットニックは主にサッカーが楽しめるスポーツバーだが、バンクーバーオリンピックの期間中は、注目の試合を放送するとオーナーが約束している。試合の中継や結果は、店内のプロジェクターと液晶テレビに映し出される。

大崎店と本店の恵比寿店の違いは客層だ。2001年のオープン以来、恵比寿店には日本人よりも外国人客が多く訪れている。一方で、2007年にオープンした大崎店は、大崎の開発で新たに大崎に移り住んだ日本人と、このエリアで働く日本人ビジネスマンが主な客だ。

フードメニューはイングリッシュとメキシカンの週替わりスペシャルを初め、一般的なイングリッシュパブに置かれているものが多く、中でもフィッシュアンドチップスの人気が高い（フードの価格は全て1000円程度)。ビールは1杯900円から1300円で飲めるが、15時から19時のハッピーアワーに行けば、200円でほとんどの飲み物が飲める。

住所：東京都品川区大崎2-1-1　Think Park　1階
電話番号：03-5759-1044
営業時間：月曜日から日曜日　11時00分から深夜1時00分
ウェブ：www.footnik.net

ホブゴブリン赤坂店

都内に3店舗あるホブゴブリンは、イギリスでオーガニックビールを製造しているウィッチウッド・ブルワリーとの協力で経営されており、東京で最も“パブ”らしい店のひとつだ。バーの至る所に液晶テレビが置かれていて、リクエストすれば喜んでオリンピックの試合にチャンネルを合わせてくれる。またホブゴブリンでは、全世界のスポーツを1日中放送できる設備をもっている。店内には無料でできるダーツも設置されている。

日本での1号店としてオープンした赤坂店の家具は、イギリスからの輸入家具だ。フードメニューには、1600円で楽しめるフルイングリッシュブレックファスト（終日提供）やイングリッシュパイがあり、どれも一般的なブリティッシュパブの価格帯となっている。スタッフは全員英語が話せる。ホブゴブリンエールを含むビールは1杯500mlが900円から1000円。17時から19時のハッピーアワーでは350mlのビールが500円で飲める。

住所：東京都港区赤坂2-13-19　多聞堂ビル 地下1階
電話番号：03-6229-2636
営業時間：月曜日から金曜日 ランチ11時00分から15時00分、ディナー17時00分から深夜、土曜日・祝日 17時00分から深夜
定休日：日曜日
ウェブ：www.hobgoblin.jp

ザ・ブラックシープ

ザ・ブラックシープは、1998年のオープン以来、池袋のバーの中でも外国人に愛されているバーの1つだ。そしてこのバーでも、オリンピック期間中は、海外のサッカーやラグビーの試合の合間にオリンピックの試合が放送される。 店内は居心地のいい雰囲気で、立食も含めて50人ほど入ることができる。

フードメニューの中でのお勧めは、1000円で食べられるステーキ&チップスだ。ビールは1杯700円から900円だが、18時から20時までのハッピーアワーに行けば、カクテルは全て500円、ビールも1杯500円から700円で飲むことができる。

住所：東京都豊島区東池袋1-7-12
電話番号：03-3987-2289
営業時間：日曜日から火曜日 18時00分から深夜1時00分、金曜日・土曜日 18時00分から深夜2時00分
ウェブ:theblacksheep.jp

目黒タバーン

目黒タバーンには、60インチの大型液晶テレビと複数の小型液晶テレビに加え、プロジェクタースクリーンが揃っている。そのため見たいスポーツ番組は“完璧”に見ることができる。オーナーのガースは1998年にこの店をオープン。気さくなオーナーなので、話しかければ1980年代に写真家として活動していた頃の冒険話や、一風変わったパトロンの話などを聞かせてくれる。

店の名物は1950円で楽しめるビュッフェのオールユーキャンイートサンデーローストだ。肉、ローストポテトとマッシュポテト、野菜に加え、アジア一とも言えるヨークシャープディングなどがあるが、料理がなくなるのも早いので注意しよう。ビールは1杯950円から1000円。ひとり一品オーダーが必須だが、1皿以上注文する客が殆どだ。

住所：東京都目黒区下目黒1-3-28　サンウッド目黒2階
電話番号：03-3779-0280
営業時間：月曜日から金曜日18時00分から深夜1時00分、土曜日 17時00分から深夜1時00分、日曜日12時00分から23時00分
ウェブ：www.themegurotavern.com

和顔

恵比寿駅西口からほど近い和顔は、決して大きな店ではない。安くて楽しいこの居酒屋の特徴はひとつの大きなテレビだ。店内のベストポジションに設置されているこのテレビは、客の要望に合わせて気軽にチャンネルを変えられる。ビールは1杯450円。しかし17時30分から19時のハッピーアワーは300円で飲める。料理は大体のものが500円以下という低価格。地元ならではの雰囲気に加え、フードメニューも居酒屋のものと大差はないが、料理の味には定評がある。スタッフは多少の英語が話せるが、メニューは日本語のみ。

住所：東京都渋谷区南恵比寿1-2-12　1階
電話番号：03-3715-5554
営業時間：ランチ11時30分から15時00分、ディナー17時30分から深夜3時00分
ウェブ：www.ebisuwagan.com/