2012年12月13日 (木) 掲載
紅茶には癒しの効果があるといわれ、紅茶の文化が深く根付くイギリスでは、眠る前に"ナイトキャップティー"と呼ばれる紅茶を飲む習慣があるほど。もし、東京でおいしい紅茶を探すなら、専門店へ訪れてみるといいだろう。とはいえ、コーヒー専門店は数多くあれど、紅茶専門店はまだまだ少ない。ここでは、紅茶専門の看板を掲げた草分け的存在の店から、自宅でくつろぐように過ごせる家庭的な店、イギリスの老舗がオープンさせたティー・バーまでを紹介。それぞれの店で店主おすすめの茶葉が揃い、飲み方もアイスティー、ミルクティー、ブレンドティーとお店によってさまざま。季節やスイーツ、料理に合わせた紅茶もあるので、スタッフに相談しながら注文するのもいいだろう。また、茶葉の量り売りやティーバッグを販売している店も多いので、気に入った銘柄を家に持ち帰って楽しみたい。
JR山手線駒込駅から歩いて10分ほど、霜降銀座商店街の一角にある紅茶専門店。誰かの家に訪れたかのような家庭的な雰囲気の店内は、カウンター席とテーブル4席のみとこじんまりとした作りだが、季節の紅茶、ダージリン、アッサム、ウバ、さらにハーブティーまで種類豊富に品揃える。店内には手作りクッキーやアロマセラピーグッズなども置かれ、リラックスした空間でゆっくりとお茶が楽しめるのが魅力だ。注文に迷ったら、是非スタッフに聞いてみて欲しい。紅茶とハーブティーをこよなく愛するオーナー2人が、紅茶の魅力を存分に伝えてくれるだろう。
若者で賑わう、原宿・竹下通りから一本脇道に逸れた通称『ブラームスの小径』にある店。1980年のオープン当時からイギリススタイルで紅茶とスコーンを提供し、30年以上経つ今でも愛され続けている。紅茶の種類は約40種類。店のレトロな雰囲気は、古くからの常連客、そして海外からの観光客をも魅了している。
渋谷区役所近く、オープンから30年以上を数える店。「紅茶はミルクで飲むもの」と言い切るこの店は、ミルクを入れる紅茶を得意とする。オリジナルのブレンドティーのほか、6種類の茶葉はテイクアウトが可能なのだが、店の看板メニューである『アイミティー』の茶葉は購入することができない。この濃厚なアイスミルクティーは、訪れたら味わない手はない。
演劇と若者の街、下北沢にある老舗の紅茶専門店。下北沢駅そばの人であふれる通りに面した2階にあるが、店内は静かで落ち着いた雰囲気が流れる。紅茶は幅広く種類を取り揃えており、『ミントティー』などのハーバルティーもおすすめだ。手作りのサンドウィッチやケーキがおいしいことでも知られている同店。人気の『ポークサンド』はボリュームがあり、ランチタイムにもおすすめの一品。
小田急線千歳船橋駅から歩いて5分ほど、商店街の外れにある店。1974年にオープンした同店は、紅茶専門店の草分け的存在とも呼ばれている。オーナーがスリランカとインドの茶園に訪れた際に、新鮮な茶葉の香りと味に感動し、その魅力を伝えるために開いたという。『青い空ミルクティー』や『チョコミントミルクティー』など、ユニークなネーミングの10種類ほどあるオリジナルのミルクティーもラインアップ。カレー味のじゃがいもとグリーンピース、パイナップルにヨーグルトソースをかけた『インド風焼きサンド』も絶妙な味わいだ。
ドイツ語で猫を意味する店名の通り、ペルシャ系長毛猫のケーニッヒが店長を務める、紅茶好きのみならず猫好きにも知られる店。紅茶は30種類ほどあり、スコーンならぬ『ネコーン』や『ブラウニー』など焼き菓子のほか、紅茶付きのランチメニューも充実している。新宿御苑駅のそばにあり、天気のいい日は散歩がてら訪れるのにもちょうどいい。
都営新宿線曙橋駅そばにあり、紅茶通が通う店としても有名。160種類ほどある紅茶は、オーナーが師事した『名古屋のえいこく屋』から仕入れているこだわりの品々。紅茶初心者は是非、自分の好みをオーナーに伝えてみて欲しい。数ある茶葉の中からその日の気分にぴったりのひとつを選んでくれるだろう。紅茶に合うスコーンやパウンドケーキは、手作りの焼きたてを提供。丁寧に淹れた紅茶は、慌しい毎日にほっと一息つく時間を与えてくれる。
イギリスの老舗高級百貨店『ハロッズ』が、新業態として世界に先駆けて日本で展開したセルフスタイルのティーカフェの1号店。同ブランドの定番『ブレンドNo.14』を使ったソフトクリームや、ロイヤルミルクティーにソフトクリーム、ティーゼリーを浮かべた『ソフトティークリームフロート』などのメニューも揃える。ハロッズならではのオリジナルブレンドの紅茶や、フレッシュフルーツと合わせたアレンジティーが気軽に味わえるのが嬉しい。
東急東横線自由が丘駅から歩いて10分ほど、閑静な住宅街の一角にある英国風紅茶と菓子を提供する店。イギリス在住経験のあるオーナー夫妻が、リタイアをきっかけにオープンしたアットホームな空間だ。紅茶や手作りのスコーンやケーキのほか、本格的なアフタヌーンティー(注文は2名より、14〜17時の間)も楽しめる。イギリスの家庭料理を味わえるランチタイムメニューも見逃せない。また、店内ではアロマテラピーやイギリス文学、イングリッシュキルトなど、さまざまなワークショップなども開催。毎月第2、3週目(月曜を除く)に営業しているが、訪れる際は予め電話で確認したほうがいいだろう。
青山通りの一角にある紅茶専門店。スリランカ産の紅茶、セイロンティーのみこだわり、時期に応じた旬の茶葉で入れた紅茶を提供している。ストレートティーのほか、本物のフルーツやスパイスを使った『アレンジティー』や、ミルクをポットの中で合わせる『ロイヤルタイプ』のミルクティーなど種類豊富にラインアップ。また、お茶と一緒に注文したいのがシンプルな『ティーワッフル』。生地自体に甘みはほとんどなく、さっくりと軽い食感。紅茶との相性も抜群だ。
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いろいろ、紹介ありがとうございます。 自分はちょうど紅茶のおいしい店を探してたところに、これをみつけました、いろいろ書いてあるし とても参考になりました、でも、人通りのないすごく静かでジャズがかかった紅茶の美味しい店はないでしょうかもしよかったら教えてください!! ぜいたく行ってすいません、お願いします。
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