マイア・バルーが伝えたい5

世界に伝えたい日本の名曲100

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マイア・バルーが伝えたい5曲

マイア・バルー

ミュージシャン。フランスのプロデューサー、歌手で詩人のピエール・バルーと、江戸っ子の母の間に生まれ、音楽に囲まれた生活を送ってきた。フルート片手に歌う姿が印象的だが、ギター、ピアノ、パーカッション、メガホン、サックスなどのプレイも素晴らしい。

奄美大島民謡『祝い付け』
奄美大島の島唄。お祭りが始まる時に必ず歌われる。これまで出会った中で一番衝撃を受けた歌のひとつ。 独特のこぶしや裏声、旋律はとても根付いていながら日本で最も“大陸”を感じるさせる普遍的な歌だと思う。アフリカやアラブの歌に近いものも感じさせる。

かぼちゃ商会『美しき天然』
1906年、日本で最初に書かれたワルツ。もともと海軍で歌われていた歌で、その後一般市民に広がり町中を練り歩くちんどん屋さんも演奏するようになった。18才の時にネオ・ちんどん『かぼちゃ商会』のメンバーになって初めて聴いて感動した。メロディがすごい日本的でありながら3拍子なのは日仏ハーフの私にはかなりツボ!

日比谷カタン『対話の可能性』
ジプシーギターを弾きまくりながら、いろんな声を出す、ひとりオペラ、いや、琵琶法師のような、日比谷カタンさんの名曲。この人はスゴイです。みんなで見て欲しい。

シアターブルック『裏切りの夕焼け』
日本にも格好いいロックバンドあるんだぜー!

アイヌ民謡『KANE REN REN』
アイヌ民族の歌。熊おくりの時に輪になって歌われていたらしい。それをトンコリ奏者のOKIさんがアレンジした作品。リズムと繰り返される歌のフレーズがかなりトランスチックです。 


※掲載されている情報は公開当時のものです。

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