伊勢丹新宿店でするべき10のこと

新宿に誕生した"ファッションミュージアム"を遊びつくす

伊勢丹新宿店でするべき10のこと

in association with ISETAN PARK net

衣・食・住、そのすべての頂点が揃う場所として、世代を問わず支持され続ける伊勢丹新宿本店。特にファッションフロアにおいては、他の百貨店では類を見ない斬新な手法で売り場を編成し、ラグジュアリーブランドのみならず、国内外の若手デザイナーによるアイテムをいち早く取り入れるなど、日本のファッションを牽引してきた存在でもある。

そして、開業から80年を数える今年。同店は大規模なリモデルを実施し、2013年3月6日、「ファッションミュージアム」という新たなコンセプトを掲げ、内容を一新しグランドオープンを果たした。世界中から訪れる人々を出迎える正面玄関は、1933年開業当時の重厚感ある姿を取り戻し、ショーウィンドーには一流アーティスト達が手掛ける"作品"とも呼ぶべきディスプレイが施されるなど、変わりゆく新宿の街で依然として存在を築き上げた歴史、そして未来が交差するその地を象徴している。地下2階から屋上の外から中まで、刺激と発見が張り巡らされた、東京一旬なスポットでするべき10のことを、タイムアウト東京が紹介しよう。

また、今回紹介するものの他に、伊勢丹新宿店が薦める30のトピックを加えた『グランドオープンした伊勢丹新宿店でするべき40のこと』が、ロケーションメディアtab内で公開されているので、合わせてチェックして欲しい。


1. ファッションミュージアムを歩く。

観る楽しさに溢れる、ひとつの"美術館"として生まれ変わった伊勢丹新宿本店。明治通り沿いの本館正面玄関は、1933年開業当時の様子が復元され、戦時中の金属回収令により撤去された青銅製のシャンデリアも、吹き抜け天井より堂々とその姿を取り戻した。新宿の街を華やかに飾るショーウィンドーも、これまで以上にファッションとアートを融合させた"作品"へと昇華され、グランドオープン時は現代美術家・名和晃平による彫刻や、写真家・篠山紀信が撮り下ろしたイメージヴィジュアルを見ることができる。店内にも、2~3週間程度で入れ替わる、アーティストやクリエーターが手掛けるアートスペースが各階に設けられ、ギャラリーに訪れたかのような楽しみ方ができるだろう。

新宿伊勢丹本館『正面玄関』、『ショーウィンドー』、各階『アートフレーム』



2. 聖地巡礼に新宿を加える。

先駆的なスタイルで百貨店に革新をもたらした、セレクトスタイルの売り場スペース『解放区』が、「東京の価値観」を発信していくコンセプトショップとして、本館2階フロアに復活を果たした。「オタク」「カワイイ」など、世界に知られる日本のカルチャーはさまざまだが、同スペースでも、ファッション、アート、カルチャーをミックスした、枠にとらわれない東京の文化を、老舗百貨店らしからぬ(時には)奇抜な規模で展開する。その第1弾には、東京のサブカルチャーを色濃く写し出したスタイルで注目される『ジェニーファックス』を起用し、3月下旬からは、あの『6%DOKIDOKI』が出店する。秋葉原、原宿に続く、東京サブカルの新たな聖地として今後の展開に注目したい。

本館2階・センターパーク『TOKYO解放区』



3. 細胞レベルでデトックスする。

本日のスペシャルジュース 時価

買い物中、我を忘れヒートアップしてしまい、気付けばカラダはカラカラなんてこともあるのではないだろうか。そんな時におすすめしたいのが、本館2階フロア中央にオープンしたオアシスとも呼ぶべきこのジュースバーだ。ヘルスコンシャスな人達の間で話題の、青山にある”ロージュース”専門店がメニューをプロデュースする。メニューは『本日のスペシャルジュース』を含める3種類。酵素やフィトケミカルを多く含み、体内での抗酸化作用が高いとされる生(=Raw)の野菜や果物を、注文が入ってからモーターの熱が発生しにくいジューサーで水と混ぜ合わせることにより、酸化や変色しにくい高品質のジュースの提供を可能にしている。他に、氷を加えたスムージーも提供している。カフェに入るよりも手軽に、リフレッシュできるのが嬉しい。

本館2階・ウエストパーク『Ready for the Weekend Bar with Sky High』



4. 時代を着る。

「Decade=10年間」と店名を掲げ、1960年代、70年代のファッションアイコンやシグネチャーなスタイルにフォーカス。その時代の魅力を再発見するコンセプトショップが、本館2階フロアに新たに登場した。その当時に流行したブランドのアイテムはもとより、過去のトレンドから影響を受け、それを現代的なデザインに落とし込んだデザイナーズアイテム、また、時代を象徴したテキスタイルやシルエットが施されたヴィンテージアイテムは、”最先端”が並ぶその場所で、逆に新鮮な魅力を放っている。代官山 蔦屋書店のコンシェルジェが推薦する、本やDVDなども展開されているので、見逃していた名作を手にするにはいい機会だろう。内容は2週間程で入れ替わるため、いつ訪れても新しい時代に出会えるのが面白い。

本館2階・ウエストパーク『DECADE』



5. ミナ ペルホネンを香る。

フレグランスキャンドル「アンフィニ」7,875円、 ミニバッグ「choucho」2,625円

国内外の最新・最旬のデザイナーズブランドのアイテムを展開する、セレクトスタイルの売り場『リ・スタイル』のギフトショップが本館3階フロアに誕生。インテリア雑貨、テーブルウェア、ステーショナリーなど、実用的、かつデザイン性の高い、モダンなプロダクトを取り揃えている。伊勢丹新宿店と言えば「限定品」だが、同店では、ファッションとプロダクトデザインが融合した、コラボレーションアイテムを多数展開。今回のグランドオープンに合わせて、パリのフレグランスメゾン『ディプティック』と、その独自なブランドの世界観でファンを魅了し続ける『ミナ ペルホネン』がコラボレーションしたフレグランスキャンドルが先行発売された。特にギフトの入り用がなくとも、その特別な香りは”自分へのプレゼント”とかこつけて、手に入れるほかない。

本館3階・イーストパーク『リ・スタイル ギフト』



6. 待ち時間なしの特等席で頬張る。

キッシュ(伊勢丹新宿店限定)660円、ピーカンナッツクッキー 800円


パリに本店を構えるベーカリカフェ『ローズベーカリー』が、本館3階フロアにオープン。国内4店舗目となる同店では、オーガニックの食材を使ったペイストリーやプレートメニューのほか、伊勢丹新宿店限定メニューをこだわりのティーやコーヒーと共に味わうことができる。20席あまりの店内は、ランチやティータイムには満席になっていることもしばしば。だが、諦めるのはまだ早い。伊勢丹新宿店本館の屋上スペース『アイガーデン』は、昆虫や鳥類も生息する大都会にある空中庭園として一般開放されており、晴れた日には東京を一望しながら一息入れることができる穴場。人混みから離れて、テイクアウトでピクニック気分を味わうなんていうのも悪くない。

本館3階・イーストパーク『ローズベーカリー』、本館屋上『アイガーデン』



7.  伊勢丹でしか聴けない坂本龍一を聴く。

グランドオープンによりリニューアルされたのは、外観や売り場だけではない。店内を流れるBGMも、ファッションミュージアムとして生まれ変わった伊勢丹新宿店に相応しいものに一新。約30年ぶりにリニューアルされた開店音楽を手掛けたのは、音楽家・坂本龍一だ。坂本が、同店のために制作したオリジナル楽曲『Music for Fashion Museum』は、開店時にフロアで耳にすることができるが、2013年3月20日からは、本館1階正面玄関に置かれるMusicity(ミュージシティ)のリスニングポイントでの視聴、その後ダウンロードも可能となる。人が行き交う店内では聴き取りきれない曲の世界観を、存分に楽しんで欲しい。

坂本龍一『Music for Fashion Museum』



8. とっておきのアクセントに出会う。

本館5階リビングフロアを一際ポップに彩る、スツール、キャビネットやランプシェイドなど、個性豊かな小型デザイン家具が取り揃えられているコーナー。『カルテル』のプラスチック家具の隣に、『カリモクニュースタンダード』の木製スツールがあるなど、デザインや素材を問わず、単品でチョイスして使うことができるアイテムで展開されているのが特徴だ。新品に交じってディスプレイされている、青山に本店を置く『ロイズ・アンティークス』のヴィンテージ家具が、店内でモダンな家具と違和感なく並んでいるも、そのセレクトセンスの良さを裏付けている。部屋をコーディネートするというよりは、今ある空間にアクセントをプラスしたい時に訪れたい場所だ。

本館5階『アクセントファニチャー』



9. 地下2階で蘇生する。

1日中、途切れる事なく賑わいを見せる地下食品街から一転、エスカレーターでひとつ下りた本館地下2階には、アロマの香りが漂う『ビューティアポカセリー』のフロアが広がる。その一角にあるのが、癒しを求める女性がこぞって訪れる、ビューティーブランド『ウカ』によるスパコーナーだ。伊勢丹新宿店の女性従業員達の間でも評判という、新宿きっての安らぎの空間では、アポセカリー店内に並ぶナチュラルコスメを使ったヘッドスパ、ボディエステ、リフレクソロジーなどが受けられる。施術前にカウンセリングを行うことにより、身体の悩みをケアする近道となるコースをプランニング。中でもイチオシなのが、頭皮マッサージと首・肩のストレッチがセットになった『サーキュレーションスパ』(90分/12,600円)。健康的な頭皮に導くと同時に、施術後は全身をほぐしたかのようなリラックス効果が得られる。 ※来店の際は、電話予約(03-6457-4042)が必要

本館B2階『ビューティアポカセリー スパ by uka』



10. デパ地下の角打ちに集う。

本館地下1階にある、5名の選任ソムリエが選び抜いた国内外のワイン、フランス、イタリアを中心とする極上のヴィンテージワインが揃うワインセラー。トンネルを抜けてガラス戸を開くと、ヴィンテージワインたちが眠るカーヴが広がっており、カーヴ入り口にはシーズンごとのおすすめワインをグラスで気軽にテイスティングできるバー(営業:10時〜19時)も併設。また、カーヴを出て左側には、シングルモルトの品揃えが充実したテイスティングバー(営業:14時~19時)があり、伊勢丹限定銘柄なども揃うラインナップの中からハーフショットで試すことができる。日本人として初めてスコットランドのアラン蒸留所からアラン・アンバサダーに任命されたスタッフを擁していることで、同蒸留所の銘柄を多く扱っており、中には伊勢丹限定契約のカスクも。ワイン好き、モルト好きに限らず、ショッピングの合間やギフトラッピングが出来上がるまでの待ち時間に、一杯傾けながら過ごしてみるのもいいだろう。

本館B1階『グランド カーヴ』


伊勢丹新宿店に関わるヒト、モノ、コトにフォーカスした、ソーシャル・ファッションサイト『ISETAN PARK net(イセタンパークネット)』が、グランドオープンに合わせて始動。店頭では表現しきれない、さまざまな情­報が発信されているのでこちらも要チェック。
ISETAN PARK net isetanparknet.com


タイムアウト東京と伊勢丹新宿店、ロケーションメディアのtabによるコラボレーション企画がスタート。2013年3月末までプレゼントが当たるキャンペーンも実施されている。
グランドオープンした伊勢丹新宿店でするべき40のこと special.tab.do/isetan?from=tot1



By タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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