2009年12月18日 (金) 掲載
2008年頃からにわかに始まった、東京のドーナツ屋オープンラッシュ。ドーナツを買うのに、2時間以上並ぶ店もあったが、最近ではだいぶ落ち着きをみせている。東京では、国内はもちろん、世界各国にある人気店の味を楽しめるから驚きだ。最近の人気ドーナツ屋の商品を見てみると、小麦粉、卵、砂糖などの素材で作られた、シンプルで懐かしい味のものが多い。それらは、国産小麦粉のみで作られたものであったり、豆腐屋の豆乳やおからを使っていたり、焼きドーナツであったり、地元小学生とのコラボレーションであったり、素材や製法に特別にこだわって作られているのが特徴だ。母親の手作りおやつの定番ともいえる味だからこそ、おいしさや安心へのこだわりが必要なのかもしれない。子供から大人までと、とにかく日本人には大人気のおやつ、ドーナツ。競合ひしめくなかで、各店が作り出したこだわりの味を堪能したい。
移動式カフェからスタートし、代々木上原の細い路地の奥にひっそりとオープンした。店主は姉妹。2人でおいしいドーナツとコーヒーを研究したのだそう。店は、まるで民家のようたたずまいで、知らなければ通り過ぎてしまうかもしれないほど。ふんわりと柔らかいドーナツは評判を呼び、早い時間に買いに行かないと売り切れることもしばしばだ。店内にはイートインスペースもあり、のんびりとお茶を楽しめる。
住所:東京都渋谷区上原1-34-2
電話:03-3466-0600
営業時間:8時00分から19時00分まで(土日祝は11時00分から18時00分まで) 月、第1・3・5日曜定休
ウェブ:www.haritts.com/
神戸の老舗豆腐店『原とうふ店』のおからと豆乳を使った、素朴な味が人気のドーナツ屋。東京とその近郊には9店舗を展開している。元町商店街のすぐそばにある横浜元町店では、元街小学校5年1組の職業体験から生まれた、夢いっぱいのドーナツを2009年12月31日まで限定販売している。毎日1種類、日替わりで『チョコバナーナ』、『雪味チョコと森の抹茶』、『もちもちカレー』が登場する。店内には、イートインスペースもある。
住所:神奈川県横浜市中区元町5-196
電話:045-651-7858
営業時間:10時00分から19時00分頃まで(ドーナッツが売り切れ次第終了)
ウェブ:haradonuts.jp/
ドーナツを作る過程を見ることができ、いまだに行列のできることもある人気ドーナツ屋。2009年12月21日(月)10時00分に、玉川高島屋S・C店の南館地下1階に『玉川高島屋S・C店』がオープンする。この店では、カフェスペースを広く取り、ゆったりとくつろげるように工夫されている。また、実際にドーナツつくり体験を楽しめる『プロセッシングシアター』があり、子供向けのドーナツデコレーション体験などのイベントも企画される予定だ。
住所:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川高島屋S・C店 南館地下1階
問合せ:お客様サービス室 0120-1072-89(平日9時30分から17時30分まで)
営業時間:10時00分から21時00分まで
ウェブ:krispykreme.jp/
ハワイ・オアフ島で人気のレナーズのマサラダが世界初上陸。マサラダは、日本の甘い揚げパンに似たお菓子だ。2009年に公開された邦画『ホノカアボーイ』に登場し、人気に火がついた。揚げたてのあつあつをその場ですぐに食べられるのもうれしい。
住所:神奈川県横浜市中区新港2-2-1 横浜ワールドポーターズ1階
電話:045-222-2172
営業時間:10時30分から21時00分まで
ウェブ:www.yim.co.jp/shop/1f037r.html
パティシエが考えた、焼きドーナツ専門店。油で揚げず、オーブンで焼いているので、ふんわりとした軽い食感が人気だ。また店名にもなっている『ミエル(フランス語ではちみつの意味)』にちなみ、瓶入りのはちみつやジャムを買うこともできる。ドーナツの味は、プレーンのほか、きなこ、シナモン、ラムレーズンなどさまざまで、素材にもこだわりがある。カフェスペースも併設されている。
住所:東京都中央区銀座6-12-1
電話:03-6218-0112
営業時間:11時00分から20時00分まで 不定休
ウェブ:www.miel-donut.com/
体にやさしくおいしいネイチャードーナツを販売する。本店は奈良にあり、オーナーの前田夫妻の「子供に安心して食べさせられるおやつを作りたい」という思いから生まれた。小麦粉、卵、塩、砂糖などの素材は基本国産、有機のものを使用している。作り置きはなるべくせずに作り、器具を洗う洗剤にもこだわるなど、地球環境にも食べる人にも優しいドーナツだ。
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ヨーロッパ菓子の素材や手法で、今までのものとは全く異なる繊細な味のドーナツを手作りしている。フランス菓子店やブーランジュリーで使われている高級な小麦粉を使用するなど、新感覚さが受けている。小麦粉を生のイーストで発酵させることによって、ドーナツにもちもちとした食感を生み出した。白を基調としたおしゃれな内装で、テーブルの上のドーナツにはケーキカバーがかけられて並んでいる。イートインスペースもある。
(ヴェニュー情報はこちら)
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