東京、ベストフリーマーケット

定期開催のマーケットから年に一度の大骨董市まで

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東京、ベストフリーマーケット

衣服や雑貨など日用品から、骨董や古道具、さらには有機野菜まで、都内では毎週末、さまざまな場所でフリーマーケットや骨董市が開催されている。100円で売られる古着ジーンズ、ヨーロッパで買い付けされたアンティークアイテム、ひょっとしたら、ずっと探していたレアアイテムに出くわすかもしれないという期待。オープン時にいち早く掘り出し物を見つけるか、あえて夕方近くに出掛けて徹底的に値切り交渉に挑むか。マーケットは、買い物すること自体を楽しむ特別な場所なのだ。ここでは、東京を代表するフリーマーケットをピックアップ。年に一度しか開催されない大イベントもあるので、見逃さないように要チェックだ。


代々木 代々木公園フリーマーケット


1981年にリサイクル運動市民の会が、"Flea market=蚤の市"を"Free market"と言い換え、代々木公園でリサイクルイベントを開催したのが日本のフリーマーケットの始まりとされている。現在では、さまざまな運営会社が代々木公園でのフリーマーケットを開催。カジュアルな衣服や、アウトドア用品、ブランド商品など、800店ほどが出店している。出店者にも、来場者にも、若い人が多いため、比較的、商品の値段が安いのが特徴だ。

『代々木公園フリーマーケット(2013年1月)』の詳しい情報はこちら



千駄ヶ谷 明治公園フリーマーケット


明治公園では、古着や雑貨などを扱うフリーマーケットが、さまざまな運営会社によって頻繁に開催されている。車での出店者400店のほか、200店が集まる大きなイベント。毎回、3万人ほどの来場者が見込まれるため、自分以外の3万人が訪れる前に、誰よりも早く掘り出し物を見つけ出したい。

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飛田給 味の素スタジアムフリーマーケット


月1回のペースで開催される大規模なフリーマーケット。衣類などの日用品のほか、有機野菜の直売コーナーや、手作りの品々を揃えた店など800店が並ぶ。イベントは朝10時からだが、入場料の300円にプラスで1000円払えば、朝8時からアーリー入場することができるので、狙っている商品がある人は、いち早く来場することをおすすめする。施設1階には、1時間300円の駐車場があり、たくさん買い物をする予定の人にはとても便利。

『味の素スタジアムフリーマーケット(2013年1月)』の詳しい情報はこちら



九段下 靖国神社フリーマーケット

毎月2回、土曜日に開催。200店舗ほどが軒を連ねるが、年を重ねるごとに規模が拡大している。また、毎週日曜日に開催される骨董市『靖国神社青空骨董市』では、古美術、古本、古民具などを扱う業者が全国からおよそ60店から100店ほど集まり、価値ある逸品や掘り出し物を探す人で賑わっている。

『靖国神社フリーマーケット(2013年1月19日)』の詳しい情報はこちら



代々木 東京朝市アースデイマーケット


東京都内をはじめとした、関東エリアの農家や生産者が旬の食材を並べるマーケットが、月に1度のペースで代々木公園で開催されている。化学肥料や農薬の使用は極力控え、自然なプロセスを通じて育った元気な農産物と食材を活用した加工品・飲食品が販売されている。また、会場では、天ぷら油の回収やリサイクル、古本の回収なども行われており、資源回収への協力や会場の設営を手伝うと、『r(アール)』と呼ばれるアースデイマネーがプレゼントされる。この『r』は、マーケット内で使用することができる(代金の 10%以上)。

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丸の内 ベストフリーマーケット IN 東京国際フォーラム

基本として毎月第2日曜日に、東京国際フォーラムの中庭、地上広場で開催されている。最大200店が出店し、欧米の蚤の市をイメージした小洒落たフリーマーケットだ。アマチュア、プロ等の制限はなく、ハンドメイド商品の販売や、作品展示の場としても利用されている。東京駅と有楽町駅の間に位置することもあり、開催日は終日客足が途絶えることがない。

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三宿 世田谷公園フリーマーケット

池尻大橋と三軒茶屋の間に位置する、世田谷公園で開催されているフリーマーケットは、比較的新しい品物が、多数出品されていることで知られる。その昔は、スニーカーコレクターの集う場所としても有名な場所だった。近所の家族連れや、犬の散歩がてらに立ち寄る人なども多く、地元に定着したマーケットならではの緩やかな雰囲気に溢れる。

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大井 大井競馬場フリーマーケット


ほぼ毎週末、大井競馬場内に設けられた会場スペースで行われているフリーマーケットには、毎回600前後が出店。出店者はいわゆる"プロ"といった品揃えの店が多く、日用品からコレクターズアイテムまで、大小さまざまな商品がバランスよく一堂に会しているのが特徴だ。

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門前仲町 富岡八幡宮青空市

毎月15、18日の日の出から日没までの時間帯(8時〜21時半頃)に、富岡八幡宮境内で開かれているフリーマーケット。毎回80前後が出店し、日用雑貨、骨董品、ハンドメイドのアイテムなどが並ぶ。中には侍グッズを置く店舗や、昭和のレトロな看板などを扱う店も。外国人買い物客の姿も多く見掛けられる。

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丸の内、代々木 大江戸骨董市


毎月第1、3日曜日に開催される骨董市。和骨董、古道具のほか、西洋アンティークの専門店も出店している。東京国際フォーラムのほか、毎月第2、4水曜日に代々木公園ケヤキ並木でもイベントを開催。こちらは、アンティーク・アート・クラフトをコンセプトにしており、骨董品だけでなく、アート作品や工芸品、ハンドメイド商品を扱う店舗も出店している。

『大江戸骨董市』(2013年1月)』の詳しい情報はこちら



マーケット好きは見逃せない、毎年恒例の大イベント

世田谷 世田谷ボロ市


430年以上続く、歴史ある伝統の市。開催されれば1日に数十万人が訪れる、大規模な蚤の市だ。毎年12月15・16日1月15・16日に開催し、骨董品、日用雑貨、古本や中古ゲームソフトなど、さまざまな商品を取り扱う700以上の露天が所狭しと並ぶ。世田谷線世田谷駅を降り、代官屋敷のあるボロ市通りを歩いて、隣の上町駅から帰るコースがおすすめ。ボロ市だけで販売される名物『代官餅』に並ぶ長蛇の列も、毎年恒例となっている。

『世田谷ボロ市(2013年1月)』の詳しい情報はこちら



池袋 池袋CD&レコードフェア


中古CD、DVD、レコードの買い取り・販売をする、だるまやが毎年開催しているイベント。次回は2013年2月8~10日の3日間に、池袋東口の豊島公会堂となりにある、豊島区民センターで行われる。東京、大阪、岩手、宮城、埼玉など、日本各地からCDやレコードを扱う有名店が出店。かなりの人出が予想されるため、身軽な格好で出かけることをおすすめする。入場に関して、開催前日にだるまや店頭にて整理券が配布されるが、持っていなくても順次入場することも可能だ。音楽ファンはぜひ注目したい。

『池袋CD&レコードフェア 2013』の詳しい情報はこちら



有明 骨董ジャンボリー


骨董やおもちゃなど、雑然と並んだ珍品が好きな人にはたまらない、東京ビックサイトで毎年開催されている国内最大級の骨董イベント。2013年は1月8~10日の間に開催される。全国の骨董商、約500のディーラーが、日本やヨーロッパ、アメリカの工芸品やお宝を持ち寄る。特にヴィンテージのおもちゃなどには、コレタクター達の熱い視線が注がれる。しかしコレクターだけでなく、漫然と商品を見ているだけの人も十分に楽しめるのがポイントだ。

『骨董ジャンボリー 2013』の詳しい情報はこちら



By ジョン・ウィルクス
翻訳 タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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