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2013年9月7日~9日の3日間、熊本県天草市内で、グリーンランド国際サンタクロース協会が公認する男女15人のサンタが参加して、日本初となる『第1回世界サンタクロース会議in天草』が開催されている。同イベントは、アジア圏唯一の公認サンタで、ミュージシャンのパラダイス山元(サンタクロースとしてのインタビュー記事はこちら)と、天草出身の脚本家でくまモンなどをプロデュースする小山薫堂によって手掛けられたもの。約450年前に天草でキリスト教の文化が根付いて以来、クリスマス(霜月祭)を欠かさず祝い続けてきた地域であることなどから、クリスマスを考えるにふさわしい場所として企画された。
初日は、デンマーク、スウェーデン、アメリカ、ノルウェー、フランス、カナダ、日本の全7カ国から天草空港に降り立ったサンタを迎えようと、サンタのコスチューム姿のくまモンや親子連れ1000人ほどが集まった。
2日目の8日には、今年11月にスウェーデン・イェリヴァーレで開催される世界一のサンタクロースを決める『第10回サンタクロース・ウインターゲーム』の参加権をかけた日本代表選考会を開催。天草市内はもちろん、全国各地から応募した男女35名が選考会に挑戦した。
1次審査は、全力疾走、煙突のぼり、ビスケットの早喰い、牛乳早飲みのタイムレース。
女性サンタ候補も大活躍。
会場には横断幕を持って駆けつけた応援団も。
2次審査はプレゼント袋の遠投。プレゼント袋には3kgの小麦粉が入っているそう。
最終審査は、体重測定(女性は任意)と『赤鼻のトナカイ』の歌唱審査。参加者は各々のパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。
3つの審査を経て、男性1名、女性2名の3名に絞られた挑戦者。3名はステージに上がり、決勝戦として、公認サンタからの質疑応答やサンタの挨拶「HoHoHo~」の発声を披露した。選考の結果、『第10回サンタクロース・ウインターゲーム』の日本代表には、若林泰子が選ばれた。
選考会後には、パラダイス山元の進行のもと、公認サンタ15名が集まって世界サンタクロース会議を開催。来年の開催の是非やクールビズ仕様のサンタ衣装の提案、さらには天草をサンタの聖地として認め、世界中の公認サンタがいつでも滞在できる『サンタ・ビレッジ』の設置することなどが話し合われた。
最終日の9日は、公認サンタクロースが、天草市内の学校や施設を訪問予定。公認サンタの極意を学んで、来年の選考大会に参加してみてはいかがだろうか。
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