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ディスクユニオンの出版部門であるDU BOOKSから、アジアを旅して見つけたレコードのジャケットデザインを紹介する書籍『アジアのレコード デザイン集 レコード図案コレクション1』が、2013年7月12日に出版される。著者は、『いつもレコードのことばかり考えている人のために。』(小西康陽との共著)など、レコード関係の執筆も多い写真家の常磐響と、日本とアジアを旅しながらレコードを掘る“渉猟家”で、池袋2丁目スナック『馬場』の店主でもある馬場正道。ブックデザインは、ASA-CHANG、ピエール瀧、SAKEROCK、星野源など多くのアーティストのアートディレクションを手掛けている、大原大次郎が担当。近年展開している、独自のタイポグラフィが施された表紙も見どころとなっている。
インドネシア、タイ、ベトナム、中国、韓国で集めたレコードの図案300点を、タイポグラフィ、少色刷り、構図、女性、グループ、中国式簡楽譜、タイのレーベルなどのテーマ別に編集し、128ページをオールカラーで紹介。また、“アジアの街はまるでレコードジャケットのようだった”と題する常磐響によるコラム、馬場正道のコラム“はじめての中国”も交え、充実した内容となっている。奇抜なアイディアの宝庫ともいえるアジアのレコードデザイン。洗練され切ったモダン・デザインに飽き飽きしている人には是非おすすめしたい一冊だ。
『アジアのレコード デザイン集 レコード図案コレクション1』
著者:常盤響、馬場正道
定価:2,100円(税込)
発行:DU BOOKS
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