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2013年11月27日、第42回ベストドレッサー賞発表・授賞式が渋谷、セルリアンタワー東急で行われた。
会場となったセルリアンタワーボールルームは、身動きが取れない程多くの報道陣、観客で溢れ、毎年今年の顔とも言える面々が受賞する同賞への注目の高さが伺われた。
プレス席脇には、受賞者に送られるトロフィーと賞状が飾られていた。
今年は、政治部門に内閣総理大臣安倍晋三(本人欠席のため、昭恵夫人が代理出席)、経済部門をアメリカンホーム保険会社・社長兼CEOに橋谷有造、学術・文化部門に著作『永遠の0』の映画公開を控える小説家の百田尚樹、芸能部門に夏木マリ、堀北真希、綾野剛、スポーツ部門にインディカー・シリーズで日本人初優勝を果たしたレーシングドライバーの佐藤琢磨、インターナショナル部門に草間彌生、特別賞にフリーアナウンサーの滝川クリステルがそれぞれ選ばれた。
受賞者は、ひとりずつ会場の中央に設けられたレッドカーペッドを通り、ステージへ、
女優、歌手など、マルチに活躍する夏木マリは、たてがみまで付いたド派手なゼブラ柄のドレスで登場。会場を大いに湧かせた。中途半端なファッションを嫌い、普段着はデニムにTシャツ、決める時は思い切りラグジュアリーなドレスというファッションに対するポリシーを語った。
真っ赤な髪とドレスで異彩を放っていた草間彌生は、「日本の方々が芸術やファッションに正しく清らかに向かい合っていることに対して深く感激している。」と、インタビューではなくスピーチで、自身の生涯、創作に対する姿勢や、若い世代への思いを語り「これから一生懸命働き、命の限り生きてゆきましょう」と熱いメッセージで締めくくった。
東京オリンピック招致プレゼンテーションでのスピーチで注目をあつめた滝川クリステルは、背中が大きく開いた大胆なデザインのパンツスタイルで登場。「お・も・て・な・し」スピーチが生まれた経緯や、マニッシュなスタイルを好む、自身のファッション観について語った。
それぞれの分野の第一線で活躍する面々が集まるベストドレッサー賞、来年はどんな顔ぶれが揃うか注目したい。
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