週末しかできない25のこと

9月21日(日)

週末しかできない25のこと

アンリ・マティス 《イカロス》『ジャズ』 1947年刊 ポーラ美術館蔵




紙片の宇宙 シャガール、マティス、ミロ、ダリの挿絵本

アート
2014年9月21日(日)~2015年3月29日(日)
会場:ポーラ美術館
20世紀を代表する画家たちの、挿絵本の制作への取り組みを紹介する展覧会。シャガール、マティス、ミロ、ダリをはじめとする画家たちは、パリを中心に成熟を極めた挿絵本文化を土壌として、物語や詩、もしくは言葉の断片と響き合うように、豪華な挿絵本の数々を生み出した。本展では、ポーラ美術館のコレクションの中から、初公開の挿絵を含む約50点の挿絵本と、関連する絵画作品が紹介される。
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ラストミニッツ


二人のホドロフスキー 愛の結晶

アート
2014年9月21日(日)まで
会場:アツコバルー arts drinks talk
映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーの新作映画が公開されることを記念し、日本での展覧会が決定した。アレハンドロ・ホドロフスキーと妻パスカル・モンタンドン・ホドロフスキー共作ドローイング展だ。アレハンドロは「私たちは子供ができないからこれらの絵が自分たちの子供なんだ」と作品への思い入れの強さを語っている。2012年11月にパリ市現代美術館で発表された作品が中心に展示され、作品は購入することも可能。2人の愛に溢れる作品を間近で見られる貴重な機会に、ぜひ足を運んでおこう。
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あしたのジョー、の時代展

アート
博物館/娯楽施設
2014年9月21日(日)まで
会場:練馬区立美術館
社会現象ともなった漫画『あしたのジョー』をキーワードに時代を振り返る展覧会。『あしたのジョー』の作品世界が、ちばてつやによる100点以上におよぶ原画や関連資料から紹介されるほか、ボクシングをこよなく愛し『あしたのジョー』に深く関わった寺山修司をはじめ、土方巽や秋山祐徳太子ら、同じ時代の空気を共有した芸術家たちの活動が展観される。元『劇団 天井桟敷』団員によるパフォーマンスやトークイベントも開催予定。
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能面と能装束 ーみる しる くらべるー

アート
2014年9月21日(日)まで
会場:三井記念美術館
日本の美意識が集約した能の世界を、能面と能装束に注目して紹介する展覧会。能面と聞くと多くの人が無表情な女性の面のみをイメージしがちだが、実は200種類を超えるバリエーションがあるほか、見る角度によっても様々に表情を変える特徴を持つ。バラエティーに富んだ能面を見比べ、その違いから能の奥深い特質に迫る。能装束についても、着用する役柄の性格を表す文様に焦点を当てた展示を楽しめる。
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herman de vries:earth 展

ショップ
アート
2014年9月21日(日)まで
会場:RED CLOVER nakameguro
植物や環境、自然をモチーフとした作品を発表するオランダ人アーティスト、ヘルマン・デ・フリースによる個展。本展は、世界各国から採取した土で描かれたドローイングシリーズから構成される。土を紙に擦りつけるというシンプルな方法で制作されたこの作品群には、鮮やかな色のバリエーションによって、環境の違いが生みだす多様性が表現されている。また会場のRED CLOVERでは、彼の作品をインスピレーションに制作した、シャツとシャツワンピースも販売される。ボタニカル ダイと呼ばれる草木染めの手法で、1着ずつ手で染められている。煮込み料理にも使われるローレル、秋に黄色い実がなるクチナシ、そしてワインやジャムに使うヤマブドウの3種類を展開。もう1つの会場となる、恵比寿のPOSTでは、シャツの販売はないが、異なる作品が展示されている。営業時間も、POSTのみ月曜日が定休日なので注意したい。
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マシュー・ボーンの白鳥の湖

ステージ
2014年9月21日(日)まで
会場:東急シアターオーブ
男性が白鳥を踊るという演出が話題を呼んだ、驚異のバレエが再来日。1995年にロンドンで初演されると、バレエ史上初の4ヶ月公演というロングラン記録を達成し、ブロードウェイに進出した。また、映画『リトル・ダンサー』のラストシーンでアダム・クーパーが踊り、強い印象を残した演目だ。本作の演出、振り付けを手がけるのはマシュー・ボーン。日本公演のみ、アメリカン・バレエ・シアタープリンシパルのマルセロ・ゴメスが特別に主役として登場する。リバイバルされる度にパワーアップされる公演に注目したい。
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旅する映像詩人 ヴィンセント・ムーンの世界

映画
2014年9月21日(日)まで
会場:下高井戸シネマ
ミュージシャンを連れ出して演奏を記録する『Take Away Shows』シリーズで脚光を浴び、日本では2010年に公開された『友川カズキ 花々の過失』の監督として知られる映像作家ヴィンセント・ムーン。彼が遊牧民のごとく世界を旅して撮りためた短編音楽ドキュメンタリーを、地域ごとに辿る特集上映が開催される。彼にしか成し得ない臨場感あふれる独特のカメラワークによって演出される音楽たちは、ライブとはまた異なる強烈な感動を与える。コーカサスの山村に人知れず存在する合唱団から、『All Tomorrow's Parties』の記録フィルムと『Take Away Shows』の傑作選まで、バラエティに富んだ作品が日替りで連日上映される。
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東京ミッド ワインフェス 2014

バー
アラウンドタウン
2014年9月21日(日)まで
会場:東京ミッドタウン
世界のワインを無料で飲み比べられるイベント。世界中のワイナリーから厳選された80種のワインを試飲することができる。2,000円から 5,000円ほどの銘柄が主流だが、一般店頭では入手できない限定品も多数揃う。気に入ったワインが見つかれば、その場で予約することもできる。試飲のほかにも、会場には特設ワインバーがオープンし、こちらは有料だが『オーパス・ワン』や『ラヴァンチュール』など、定番の高級ワインがグラス1杯から気軽に楽しめる。ほかにも、参加無料のワインセミナーも開催されるなど、海外の生産者と直接交流できる貴重な機会となっている。
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廻航 -8人の作家による写真展- 萩原朔美展 名瀑跡

アート
2014年9月21日(日)まで
会場:Studio Sori
『廻航』は、半年以上に渡り8人の作家が展示を行う写真展。その幕開けとなる1人目の展示として、萩原朔美の個展『名瀑跡』が開催される。萩原は、映像作家、演出家、エッセイストであり、寺山修司主宰の演劇実験室『天井桟敷』の立ち上げに参加したことでも知られる作家だ。今回の『名瀑跡』では、萩原が塀に名瀑を見た写真を展示。写真の原点である、他者と己の「視点」を楽しめる写真展となっている。
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テキスト タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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