2010年01月04日 (月) 掲載
2010年、新たな年を爽快にスタートさせ、今年一年を良い年にしたいという思いに応えて、神社仏閣ヴェニューを組み込んだ新春開運ランニングルートを紹介しよう。開運の原点は悪いものを流し出すこと。健康こそは、開運を呼び込むための最も大切な要素のひとつだ。ランニングでたっぷりと汗を流し、しっかりとデトックスした後は、リフレッシュした心と体でこの一年の健康と幸せを願おう。きっと願いは届き、道は開けるはずだ。
青山熊野神社、外苑、清水湯コース
表参道交差点から2分の場所にある『清水湯』を基点にランニングスタート。『清水湯』は、荷物を置いたまま走りに行ける”ランナー制度”のある銭湯で、とても便利。着替えを済ませたら、青山通りを外苑方面にジョグ開始。青山ベルコモンズのある青山3丁目交差点を左折、外苑西通りを進む。神宮前3丁目交差点にたどり着いたら、右へ曲がり、緑豊かな癒しのパワースポット、『青山熊野神社』を目指そう。『青山熊野神社』は、植林、樹林の神様として建築関係の仕事をしている人たちにとってはありがたい神社。鳥居をくぐった先に2体の狛犬が配置されているが、これが実に興味深い姿をしている。向かって左に佇む狛犬は口を閉じていて、頭には角がある。右の方は口を開けて、頭に宝玉をのせている。とても珍しいので是非チェックして欲しい。この辺りは、龍厳禅寺、妙円寺、長安寺、持法寺、高徳寺など寺院が多いエリア。その時々に気になるお寺に立ち寄ってみるのもおすすめだ。しっかりとお参りできたら、ランニングを再開。今度は、秩父宮ラグビー場方向へ向う。1周およそ1.35キロの明治神宮外苑をぐるりと回ったら、いちょう並木を抜けて、青山通りへ。ここで、まだ体力が残っているようなら、そのまま赤坂御用地の外周を1周するのも良い。明治神宮外苑外周と赤坂御用地外周を合わせれば、およそ5キロになる。十分に汗を流し、ランニングに満足したら、『清水湯』に戻って、リフレッシュ。『清水湯』は、2009年4月にリニューアルし、炭酸ガスや微細粒気泡がお湯にたっぷりと含まれた高濃度炭酸泉&シルク風呂を完備した。ジェットバスやサウナもある。疲れた体を湯船に沈め、ゆったりと過ごせば、ランニング後の体力回復効果を期待できる。
明治神宮、代々木八幡宮、代々木公園、八幡湯コース
代々木公園の西門からすぐの場所にある『八幡湯』を基点にランニングスタート。代々木公園は、23区内の都市公園の中で4番目に広く、54ヘクタールの敷地内には、およそ1.2キロ、1.9キロ、そして2.4キロの3つのランニングコースがある。コースには、距離が表示がされているので、ランナーのレベルに合わせて走ることができる。公園の管理事務所ではコース図も配布されている。『八幡湯』からスタートしたら、西門から原宿門へジョグ。原宿門から1度、代々木公園の外に出て、お隣の『明治神宮』へ。『明治神宮』は、例年、お正月に日本一の初詣参拝者が集う神社。しっかりとお参りしたい。ここでは、境内は走らず、敷地内の22万本の木々が吐き出す新鮮な酸素をたっぷりと吸い込み深呼吸。神聖で新鮮な空気で、気分をリフレッシュ&リラックスさせよう。お参りの後は、代々木公園に戻ってジョグ再開。バードサンクチュアリを抜け、参宮橋門を走り抜ければ、スタート地点の西門に戻る。公園内のコースを何周するかは自分の体力と相談しながら。アフターランは『八幡湯』で足をほぐそう。オープンして半世紀以上という歴史を感じさせるこの銭湯には、富士山の絵が飾られ、大きな湯船はゆったりとしていて落ち着ける。ひとっ風呂あびてさっぱりしたら、『厄除開運』の神として知られる代々木八幡宮へ立ち寄ってみるのも良い。
湯島天神、上野恩賜公園、六龍鉱泉コース
上野動物園の裏手にある『六龍鉱泉』を基点にランニングスタート。上野恩賜公園には、特に決まったランニングコースはないが、お勧めは、東京都美術館、東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、上野の森美術館と、順々に美術館や博物館の周りを走り、不忍池を周回するコースだ。不忍池から少し足をのばせば、学問の神様である菅原道真公を祀った『湯島天満宮(湯島神社)』がある。受験生ランナー、受験生を家族にもつランナーは是非ともここをルートに加えて合格を祈願したい。境内には、およそ300本の梅の木があり、春には大変な賑わいをみせる。ランニングの後は、再び『六龍鉱泉』へ。『六龍鉱泉』は、壁に、昭和6年の温泉成分分析表が残っているなど、レトロな風情をたたえた銭湯だ。お湯は、冷え性、関節症などに効果があるので、ゆっくり浸かって体の隅々まで暖めたい。入浴料にプラス100円で、タオル、ボディーソープ、シャンプーなどが入った『手ぶらセット』がある。
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