パブリックアイ 第11

チャールズ・エイヤーズ(32)JR四谷駅にて

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パブリックアイ 第11回

チャールズ・エイヤーズ 会社員

今日はここで何をしているんですか?

チャールズ:確定申告の帰りです。ものすごい並んでて、5時間くらい待ちましたよ!! 四谷はオフィスの最寄り駅です。

東京に住んで長いんですか?

チャールズ:もう10年くらいになります。

最初に日本に来たのはいつですか?

チャールズ:初めて来たのは1993年です。当時は、私の生まれ故郷カンザスシティの姉妹都市だった岡山県の倉敷市に留学しに来ました。1ヶ月間ホームステイをしながら、美観地区と桃太郎のきびだんごを楽しんで、とにかくその時は、日本っておもしろい、また来たいなぁと思ってアメリカに戻りました。

東京に来たのはいつですか?

チャールズ:最初の留学は1ヶ月だけでしたが、その後何度も行ったり来たりして、東京に来たのは2000年、大学院に入学するためです。コロンビア大学を卒業して、奨学金をもらって上智大学の大学院に入りました。それからずっと東京にいます。 英語の先生をしたり、ラジオやテレビでタレント活動をしたりして、今は、チャールズ部長です(笑)。ハリウッド映画の著作権を預かっている会社で、私の仕事は、日本のコンテンツを海外で売ることです。

日本のコンテンツの評判はどうですか?

チャールズ:海外でうける日本のコンテンツは、まず日本のキャラクターたちです。日本のセンスの良さ、独特なかわいらしさを出しているキャラクターはうけています。ただ、日本よりも対象年齢は下で、14歳くらいまでですね。キティーちゃんのように長く存在しているキャラクターは、ファッションとして大人にもうけていると思います。

チャールズ部長が担当しているのは、どんなものですか?

チャールズ:私がやっているのは、『Line Drawing CHICHI』など、日本のイラストを海外で展開しています。セクシーだけど品があって、エッチ過ぎない日本の芸術は人気があります。

この先まだまだ東京に住もうと思っていますか?

チャールズ:東京での生活はとっても僕に合っていると思います。食生活も好きですし、何より芸術の発信地になりつつあると思うので、逆に今はNYとかよりも、東京の方がホットなんじゃないかと思います。世界の新しいカルチャーを牽引していると思いますよ。

それは嬉しいですね。ところで、眼鏡はどこで買ったんですか?

チャールズ:眼鏡は原宿のzoffさんで安く買いました。たぶん、6,000円くらいだったよ。普通はコンタクトレンズを使っているんだけど、杉花粉で大変です。

日本以外の場所でも花粉症ってあるんですか?

チャールズ:ありますよ(笑)。アメリカではブタクサとかかな。子供のころ、週に1回、花粉症にならないうように予防注射を受けていた記憶があります。

ブタクサって英語で何て言うんですか?

チャールズ:(笑)そのままですよ、“pigweed”です。

最近良く遊びに出かける場所はありますか?

チャールズ:『ル バロン ド パリ』は良く行きます。去年サマーソニックの後に、『ル バロン ド パリ』でビヨンセに会ったんです。ビヨンセがライブの後に行くと聞いて駆けつけましたが、本当にいて、エジプトの女神さまみたいに美しかったです。

さらに“チャールズさん”から

「今の仕事は初めてからまだ1年ですが、毎日とても楽しいです」

「まだまだ日本にいると思いますよ。本当に安全な街です」

「日本食で1番好きなのは、おそば。自分でも良く作ります。ちょっと悩んでいる時は、回転寿しに行きます。お寿司がまわっているのを見ると癒されます」

テキスト 東谷彰子
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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