パブリックアイ 第4

ケイト・シコラ(29) 恵比寿にて

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パブリックアイ 第4回

ケイト・シコラ シンガーソングライター

今日はここで何をしているんですか?

ケイト:仕事前に寄りました。

荷物が重そうですね?何が入っているんですか?

ケイト:インターナショナルスクールで英語を教えているので、教材がたくさん入っています。

恵比寿は良く来るんですか?

ケイト:恵比寿は大好きで、ガーデンプレイスにもちょくちょく行ってタダでビールを飲んでいます。タダのものが大好きなんです(笑)。

他に、都内でタダで遊べるところを知っていますか?

ケイト:公園に良く行きますよ。石神井公園と代々木公園が好きです。それから、荻窪にある中野図書館も良く行く場所です。

東京に来てどれくらいですか?

ケイト:2005年に初めて東京に来て、それからアメリカと行ったり来たり、3年半くらい住んでいます。

どうして東京に来たんですか?

ケイト:東京には“チャンス”があると思ったからです。当時、どんな方向に進んでいこうか、何をやりたいかが全然決まってなくて、でも、どこかへ行きたかった。たまたま出かけたパーティに、日本から戻ったばかりの友人がいて、写真を見せてもらいながらいろんな話を聞きました。それがきっかけで東京に行ってみたいと思いました。

東京にはチャンスがありましたか?

ケイト:ありましたよ!去年の夏はフジロックフェスティバルのルーキー・ア・ゴーゴーのステージに立つことができました!!

ケイトさんがフジロックに出たんですか?

ケイト:実は私はシンガーソングライターで、2005年にアメリカでアルバムをリリースしているんです。そのアルバムは、2009年の11月に日本でもリリースできました。2010年1月20日には、私のバンド『The Loyal We』のニューアルバム『Homes』も日本で発売しました。

どうして東京で音楽をやるんですか?

ケイト:どうして東京で音楽をやるのか、ということについては良く考えるんですが、東京の人たちは、音楽にとてもオープンなんですよね。それから、私は外国人だから、ほかのインディーミュージシャンたちより目立つこともあるし、ラッキーなこともある。だけど、その好機をちゃんと得るために、いつもオープンマインドでいるようにしています。

邦楽で好きなアーティストはいますか?

ケイト:インディーだったら、トクマルシューゴに、4 bonjour’s parties、それからMamimi Fouksong。メジャーだったら、OCEAN LANEとか、POLYSICSもクールです。

さらに“ケイトさん”から

「私はニュージャージーから来て、地元も大好きですが、思っていることをダイレクトに言うので、時に厳しく感じることもありますね。日本人はとても優しいです。だから、アメリカに帰っても、日本に戻って来てしまう」

「好きな日本語は、“なつかしい”、“ホント!?”、それから……“あ、そっか!”(笑)」

「日本人の男性と恋に落ちるとは思わなかったけど、私の彼は日本人なの。最初は言語の問題があって意思の疎通も難しかったけど、お互いにいろんなことを学んだし、とても辛抱強くなった」

ケイトさんの曲をウェブでチェック
www.myspace.com/katesikora
www.myspace.com/theloyalwe
www.contrarede.com

テキスト 東谷彰子
撮影 道辻麻依
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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