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渋谷駅前のシンボル、モヤイ像がパンになって登場

渋谷駅南口の駅前に鎮座し、渋谷駅前のシンボルとして知られるモヤイ像。このモヤイ像を象ったフルーツパンが、東急百貨店の地下1階にあるブーランジェリー『ヴァン・ドゥ・リュド 渋谷店』で販売されている。

『モヤイのフルーツパン』(1,050円)は、同渋谷店のみの限定販売。購入すべく足を運んだ店内では、フランスのブーランジェリーを思わせる洒落た雰囲気の中、モヤイの群れがひときわ存在感を放っていた。

思わず引き込まれるモヤイの顔は、パン職人が魂を込め、コーヒー粉糖で描いたもの。見た目のインパクトも大きいが、実際に食べようと手に取って驚くのが、その重量感だ。見かけで予想したよりもずっしりと重いのは、ナッツとドライフルーツがたっぷりと入っているため。スライスして断面を見ると、キャラメリゼしたクルミやアーモンド、ヘーゼルナッツといったナッツ類と、ドライクランベリー、レーズン、りんごシロップ漬けなどが、ぎっしりと詰まっているのが分かる。自家製の天然酵母で発酵させた生地は、ハード過ぎずソフト過ぎず。ほのかに香るシナモンがナッツやフルーツの風味をより引き立てており、フランスのMOF(国家最優秀職人章)保有者の製パン講師、リュドヴィック・リシャールより受け継いだ、職人のこだわりが感じられる。


ナッツやフルーツがどっさりと練り込まれている


右が実物のモヤイ。よく似ている

渋谷でしか買えない、見ても食べても味わい深いモヤイパンを、ぜひ一度賞味してみてはいかがだろう。

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