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今や、美容室をもしのぐ勢いで増え続けているネイルサロン。「フレンチ」や「グラデーション」など、シンプルなデザインが主流のネイル市場だが、最近、ネットを中心に密かな注目を集めている、ある特異なジャンルが存在する。車のボディにアニメやゲームのキャラクターを描いた"痛車(イタシャ)"ならぬ、ツメにキャラクターを描いた"痛ネイル"というものをご存知だろうか。世界のオタクの聖地・秋葉原に、2012年12月、そんな痛ネイルを専門にするサロン『痛color's Yellow』がオープンしたとのことで、さっそくその真意を確かめに訪れた。
もともとcolor'sは、渋谷、埼玉、和歌山に店舗を展開するネイルサロンだが、客からの要望でアニメのキャラクターや似顔絵などを描いた緻密なアートが評判を呼び、今回痛ネイルを主体とした店舗をオープンするに至ったという。ドン・キホーテ秋葉原店の1階にある同店には、他店でも評判の絵の腕前を持つスタッフ、また、美大出身の画力を誇る2名のネイリストが常駐し、10分/1,000円の価格で、1本から施術してくれる。すでに施されているネイルの上から、希望のアートを描くことも可能だ。取材前日から何を描いてもらおうかと考えた末、この日は『Dr.スランプ アラレちゃん』をモチーフにネイルを施していただくことにした。まず、アートを始める前のケアを、素早く、しかしながら丁寧に行ってくれたことが印象に残る。一度付けると約4週間前後持続する特殊なジェルカラーをベースに引き、その上からアクリル絵の具でアートを描いていく。始めこそ半信半疑で眺めていたものの、筆先から次第に浮かび上がるガッちゃんの姿に、思わず感嘆の声が出た。施術中、スタッフの方に話を聞いていくと、店頭にディスプレイしてある過去の作品例を見て、飛び込みで来店する外国人客も多いそう。また、取り外し可能なネイルチップもその場で作成してくれ、子どもや休日だけアートを楽しみたいという人から多くオーダーが入るそうだ。
着席から約2時間半、完成した"アラレちゃんネイル”の出来栄えと共に、痛color's Yellowがこれまで提供した施術例を紹介しよう。
「んちゃ」
『Dr.スランプ アラレちゃん』のポップな色の世界をイメージ
アラレちゃんの帽子に描かれたロゴをイメージ
徐々に浮かび上がるガッちゃんの輪郭
細かな筆遣いで豊かな表情を生み出す
文字ひとつにも職人技が光る
痛color's Yellow 過去施術例 - 『ジョジョの奇妙な冒険』モチーフ
痛color's Yellow 過去施術例 - 『グラップラー刃牙』モチーフ
痛color's Yellow 過去施術例 - 『幽遊白書』モチーフ
痛color's Yellow 過去施術例 - 『新世紀エヴァンゲリオン』モチーフ
痛color's Yellow 過去施術例 - 『新世紀エヴァンゲリオン』モチーフ
痛color's Yellow 過去施術例 - 『新世紀エヴァンゲリオン』モチーフ(メンズネイル)
痛color's Yellow 過去施術例 - 『風の谷のナウシカ』王蟲のモチーフ
痛color's Yellow 過去施術例 - 『ドラゴンクエスト』スライムのモチーフ
『痛color's Yellow』の詳細はこちら
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