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©2012TIFF
2012年10月20~28日にわたって、六本木ヒルズを中心に開催される「第25回東京国際映画祭」の記者会見が、六本木アカデミーヒルズで開かれた。
本年度は、91カ国、1,332本のエントリーの中から15本の作品がコンペティション部門に選出され、その審査委員長にはインディペンデント映画の巨匠ロジャー・コーマン氏が決定している。
記者会見では、今回のコンペに参加する松江哲明氏が登壇し、自身の作品『フラッシュバックメモリーズ 3D』について語った。同作は、追突事故で高次脳機能障害を負った、ディジュリドゥ奏者のGOMA氏を追った作品だ。
『フラッシュバックメモリーズ 3D』©SPACE SHOWER NETWORKS.inc
「この映画は本当に小さい作品で、一年かけてじっくり作ってきたものです。これまでに「日本映画・ある視点」部門で上映していただいたこともあり、今回のコンペティションで上映いただけることになって、とてもうれしく思っています。2011年の震災後にGOMAさんのライブを見て、彼の日記に勇気づけられました。私は、学生の頃から東京国際映画祭が好きで通っていたのですが、この映画祭は私にとってお客さんと出会うきっかけを作ってくれた映画祭です。今回の作品は、ある意味で未完成。映画祭でお客さんと出会うことで、この映画が完成すると思っています」と、語った。
前田敦子氏と松江哲明氏©2012TIFF
また、25回目の開催という記念すべき年のTIFFアンバサダーには前田敦子氏が就任。これから本格的に女優業に乗り出す意気込みを「素敵なスタートラインに立たせてもらっているので、どんな役も演じられる、求められる女優になりたいです」と語った。
エコロジーをテーマに掲げ、2008年より再生PET素材を使用したグリーンカーペットが象徴的に使われている。写真は、プレス用に配布された同素材でできたコースター
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