2014年07月31日 (木) 掲載
この秋、タイムアウトが推薦するのは、東京クリエイティブ・ウィークス。芸術の秋にふさわしく、9月から11月の7週間、都内各所の美術館や博物館、劇場、商店街や魚市場におよぶ街なかのさまざまなスペースで、伝統文化から現代アートまで、バラエティ豊かな催しが開催される。
タイムアウトでは、東京クリエイティブ・ウィークスの特設サイトを設置し、特に見逃せないイベントをピックアップ。この秋観るべきアートイベントを、厳選して紹介する。各イベントの詳細情報、アーティストインタビューなど、タイムアウトでしか得られないスペシャルコンテンツを、続々アップする予定だ。
色づく木々と共に、東京が芸術一色に染まるこの季節は、街を歩くだけで多様なアートに触れられる絶好の機会だ。普段はアートに距離を置いている人も、散歩感覚で足を運んでみてはどうだろう。きっと新たな発見と、感動が得られるはずだ。
今後の最新情報に期待してもらいたい。
期間:2014年9月27日(土)
会場:Spiral Hall
アメリカで生まれたストリートダンスと、日本の伝統芸能の融合に挑戦するダンスイベント。公演は、高校のダンス部や10代のストリート系ダンスグループが歌舞伎の所作を取り入れたパフォーマンスを披露する第1部と、歴史的な文脈をふまえつつ、新たな切り口で歌舞伎演目を上演するという、木ノ下歌舞伎による『三番叟』(さんばそう)で構成される。
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期間:2014年10月5日(日)
会場:東京国際フォーラム ホールC
落語や、芸者衆の踊りと演奏などを楽しめる、大好評の伝統芸能のエンターテインメント。第1部では、林家正蔵による大江戸寄席『百川(ももかわ)』 、 柳家権太楼による『一人酒盛』の公演。 第2部では、東京六花街から集まった芸者衆による踊り、新橋、赤坂、浅草三花街合同演奏で、清元『四季三葉草』、長唄『秋の色種』など、花街の粋なパフォーマンスが堪能できる。
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期間:2014年10月13日(月)
会場: 十四世喜多六平太記念能楽堂 (喜多能楽堂)
1日の能体験を通して、伝統が持つ力を再認識するイベントを開催。第1部は能楽喜多流の若手能楽師と囃子方講師によるワークショップで、能の「仕舞」、「謡」、「囃子」を参加者が体験。第2部では解説を交えながら、能公演『船弁慶』(香川靖嗣ほか)と仕舞『羽衣』(友枝昭世)を鑑賞する。第2部のみの参加も可能だ。
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期間:2014年7月26日(土)~10月8日(水)
会場:東京都美術館 ギャラリーA、B、C
ダウン症などの障害を持つ人たちによる絵画や立体、刺繍などの作品展。知る人ぞ知る『アトリエ・エレマン・プレザン』(三重、東京)と『しょうぶ学園』(鹿児島)という2つのアトリエで制作された作品が並ぶ。『アール イマキュレ(無垢の芸術)』とも呼ばれる、歓びに溢れた作品世界を体感したい。
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期間:2014年9月25日(木)、9月27日(土)、9月28日(日)、10月4日(土)、10月5日(日)、10月11日(土)、10月18日(土)、10月19日(日)、11月1日(土)、11月2日(日)
会場:東京都美術館、江戸東京たてもの園、ほか
上野公園および近隣にある様々な文化施設と、都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園で、無料コンサートが開催される。出演は東京音楽コンクール入賞者をはじめとした、実力ある若手音楽家たち。コンサートホールとはまたひと味違う趣ある空間で、心地よいメロディに耳を傾けよう。
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