東京、和栗のモンブラン

秋に味わいたい癒しの味

東京、和栗のモンブラン

ソルレヴァンテ『モンテビアンコジャポネーゼ』

秋になると食べたくなるケーキはなんといってもモンブラン。その中でも幅広い年齢層に人気が高く、ファンが多いのが日本産の栗を使った和栗のモンブランだ。毎年9月から販売を開始するショップや新栗を使用するショップも多く、この時期は和栗のモンブランが見逃せない。和菓子を思わせるどこか心やすらぐモンブランで、日本の秋を味わおう。

谷中:和栗や『栗薫モンブラン』

栗薫モンブラン 650円(税込)


その名の通り栗が薫る、和栗専門店の自信作。茨城県笠間市産の和栗を100%使用、繊細な風味を守るため店内でのみ販売し、ペーストは注文を受けた後でしぼり出す。香料、酒類を一切加えず、「渋皮ペースト」「むき栗ペースト」の2層に生クリーム、サクッとしたビスキュイを組み合わせている。和栗本来の風味を丁寧な作業で最大限に引き出した、まさに栗好きのためのモンブランといえるだろう。

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表参道:ソルレヴァンテ『モンテビアンコジャポネーゼ』

モンテビアンコジャポネーゼ 546円(税込)


白い雪山のような生クリームが美しい和栗のモンブラン(写真左)。愛媛県中山産の栗を使用、中には栗粉と粉乳で作ったメレンゲが入り、米で作ったリキュール「アラック」がほのかに香り立つ。今年の栗は風味が昨年以上と評価が高い。販売期間は毎年9月中旬~年末か1月中旬頃まで。この期間は通年販売のイタリア産の栗を使った「モンテビアンコ」(写真右)との食べ比べを楽しむファンも多い。

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広尾:ラ・プレシューズ『モンブラン』

モンブラン 520円(税込)


毎年9月1日から1月末まで限定販売される人気のモンブラン。広尾本店では注文を受けてから栗のペーストがしぼられる。無糖の生クリーム、サクサクのメレンゲ、栗のペーストの対比はシンプルながらも何度でも食べたくなる美味しさだ。時期ごとに栗を厳選するため購入時期によって違う味を楽しめるのも魅力。今年は宮崎県産の日之影から始まり、10月から兵庫県三田産の人丸栗へ変わる。

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六本木:フィオレンティーナ ペストリーブティック『モンテビアンコフレスコ』

モンテビアンコフレスコ 650円(税込)


9月を過ぎてグランドハイアット東京を訪れたら、ぜひこのモンブランをチェックしよう。「今年はいつ入るの?」という問い合わせとともにリピーターが多い、美味しい和栗のモンブランに出会える。フレッシュな和栗から作られたマロンクリームに、ヘーゼルナッツプードル入りのメレンゲが絶妙にマッチ。サクッと香ばしくクセになる美味しさだ。刻んだ栗入りの無糖生クリームもまろやか。存在感がある大粒の栗もうれしい。

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銀座:銀座みゆき館 銀座本店『和栗のモンブラン』

和栗のモンブラン 630円(税込)


ボリュームあるモンブランを堪能したい方にはこちらをおすすめしたい。みゆき館全店で1年に約20万個も販売されている和栗のモンブランだ。美味しい栗を探求した結果たどり着いたという熊本県球磨産の栗を100%使用。たっぷりの生クリームにマロンペーストが巻かれ、カラッと焼きあげられたメレンゲをあわせている。9月から新栗に切り替わっているので、見逃さないようにしよう。

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代沢:パティスリー・プレジール『モンブラン』

モンブラン 480円(税込)


9月をすぎると、客の2人に1人が買っていくという人気のモンブラン。シェフが厳選した愛媛県産の和栗のペースト、徳島産の和三盆を加えた生クリーム、長時間かけてじっくり焼き上げた底のメレンゲは縁の下の力持ち的存在だ。和栗の風味が失われないよう、必ず注文を受けてから絞り出す。ふわりとやわらかな口当たりが魅力なので、持ち帰りもできるが、ぜひ一度は店内で作りたてを味わってほしい。

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テキスト 市川歩美
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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