2011年08月09日 (火) 掲載
8月11日 午前20時00分:暴動で傷ついたレーベルを救うレーベル『LabelLove』が設立!
8月11日 午前20時00分:ロンドンオリンピックの新しいロゴ?
8月11日 午前19時00分:イギリスの新聞紙『ガーディアン』がとってもクールな地図を作成
8月11日 午前15時00分:助けるようなフリをして実は盗みを働く若者の軽蔑すべき姿
8月11日 午前13時20分:裁判にかけられている略奪者と暴動者たち
8月11日 午前11時35分:タリック・ジャハーンが息子さんの写真を持つ姿
8月11日 午前11時00分:タリック・ジャハーンさんからのメッセージ
8月11日 午前10時30分:「平和と敬いの気持ち」の大切さについて訴える父親、他
8月10日 午後11時55分:今夜のバーミンガム市には重苦しく緊張した空気が張りつめている
8月10日 午後10時30分:轢き逃げされたムスリム男性の父親の言葉、その重み…
8月10日 午後10時10分:警察の戦略が、社会を悩ませる大きな問題となった」の意味
8月10日 午後9時45分:ロンドンに住む読者の一人@Dan_Tsukasaからメッセージ
8月10日 午後9時30分:『マンゴー・ボディ・バター』を手に入れた略奪者?
8月10日 午後9時15分:1981年のブリクストンでの暴動を写したタイムアウトの表紙
8月10日 午後9時00分:略奪者のひとりが店内に閉じ込められてしまったという話…
8月10日 午後8時40分:エルタム(南ロンドン)の街角に昨夜現れた自警団(映像)
8月10日 午後8時10分:警察は暴徒に対して、どんな手段をとるべきでしょうか?」というリサーチ
8月10日 午後7時45分:、リビア外務省のスポークスマンの過激な発言
8月10日 午後7時15分:ひき逃げされたムスリム三名に関する悪いニュースが…
8月10日 午後6時35分:日本時間午後6時における逮捕者数
8月10日 午後6時15分:『破壊されたPIASビル』のレーベルたちを救う方法
8月10日 午後5時50分:ムスリムひき逃げされた事件について警察は原因究明をいそぐ
8月10日 午後5時30分:ロンドン市長ボリス・ジョンソン『警察予算の削減にNO』
8月10日 午後4時15分:144年の歴史を誇るクロイドンの家具屋も焼け落ちて…(画像)
8月10日 午後4時00分:バーミンガムでひき逃げ発生、3人のムスリム男性が死亡(動画)
8月10日 午後3時30分:オンラインオークションの大手であるeBayから出された警告文(画像)
8月10日 午後2時55分:ソニービルは、完全に焼け落ちてしまった(画像)
8月10日 午後2時30分:'PrayForLondon"というtwitterのハッシュタグはある意味素晴らしい
8月10日 午後2時00分:ブリクストンの元ブラックパンサー、ダーカス・ハウが語る(動画)
8月10日 午前12時00分:ミス・セルフリッジへの襲撃ほか(動画)
8月10日 午前11時30分:マーク・ダガン殺害の調査結果(画像)
8月10日 午前10時55分:パンツ泥棒現れる!!(画像)
8月10日 午前10時15分:『自分たちの誇り』を張ってゆくポストイット(画像)
8月10日 午前10時00分:マンチェスターにあるリアム・ギャラガーのお店も被害に…(画像)
8月10日 午前9時50分:ロンドンは昨夜のマンチェスターほど激しく襲撃されてはいないようだが…
8月10日 午前9時20分:リヴァプール、ノッティンガム、バーミンガムの現状
8月10日 午前9時00分:今夜の暴動の中心的な場所になるのは、どうやらマンチェスターのようだ…
8月10日 午前3時00分:在英国日本大使館からの、ロンドンにおける暴動の発生に伴う注意喚起
8月10日 午前2時00分:クロイドンの市街で昨夜、一人の男性が射殺
8月10日 午前1時40分:ロンドンとバーミンガム中のお店はかなり早くから店じまい、ほか。
8月10日 午前0時20分:暴動鎮圧用にプラスチック弾が使われるのかどうか
8月10日 午前0時10分:オーストラリアのニュース番組『チャンネル9』のジュリア・ティムスより
8月9日 午後11時30分:BBCレポーターと二人の少女のインタビュー
8月9日 午後10時45分:クラパム・ジャンクションでも清掃活動(写真)
8月9日 午後10時30分:トラファルガー公園で開催される「沈黙の瞑想」
8月9日 午後10時15分:西ロンドン・イーリング地区からの報告(動画)
8月9日 午後9時40分:セレブ料理人ジェイミー・オリヴァーの店も暴徒に…
8月9日 午後8時55分:クラパム・ジャンクションをキレイにするロンドナー(動画)
8月9日 午後8時45分:タイムアウトロンドンのエディター、ダン・ジョーンズからの報告(動画)
8月9日 午後8時20分:カムデンの街角で女性達が集まって清掃している姿(写真)
8月9日 午後8時05分:首相が『より強力な方法を使う』と語ったことについて
8月9日 午後7時45分:デーヴィッド・キャメロン首相によるスピーチ(動画)
8月9日 午後7時05分:チョーク・ファーム在住、福岡出身の女性より
8月9日 午後6時55分:警視庁長官ティム・ゴドウィンより(写真)
8月9日 午後6時45分:警察署に花火を放つ暴徒たち(写真)
8月9日 午後6時30分:イギリス対オランダのサッカーの試合はキャンセル、その他
8月9日 午後6時20分:タイムアウトロンドンの同僚、ポール・バートンから(画像)
8月9日 午後6時10分:44名の警察官が負傷。警察署には20,800,999回の電話が鳴り響く
8月9日 午後6時00分:暴徒と化した若者たちの蛮行を撮影する:catchalooter(サイト)
8月9日 午後5時55分:タイムアウトロンドンから暴動に対抗するサイト「Clearing Up London」
8月9日 午後5時45分:イギリスのメディアから、また新たな統計データ
8月9日 午後5時30分:暴動で家を失った人たちのために、寝具や衣服を
8月9日 午後5時20分:バーミンガムで暴動が起こった場所をマークした地図
8月9日 午後5時10分:ハックニー在住の女性が、暴徒に対して怒りの抗議(動画)
8月9日 午後4時40分:昨夜マンチェスターでも、4・5台の車が襲撃
8月9日 午後4時30分:ロンドン警察の全ての牢屋などの収容施設が一杯に
8月9日 午後4時20分:タイムアウトロンドンからタイムアウト東京の読者の皆様へ
8月9日 午後4時15分:ツイッターに気になる投稿があったので掲載
8月9日 午後4時00分:昨夜のイギリスでの統計(英国紙ガーディアンより)から
8月9日 午後3時25分:ザ・スミスの元フロントマンであるモリッシーからも…(画像)
8月9日 午後3時05分:昨夜の暴動に関して、イギリスの報道機関から反応
8月9日 午後2時45分:警察からマーク・デュガンに対する法医学的分析についての発表がある予定
8月9日 午後2時15分:コードネーム『コブラ作戦』と首相デーヴィッド・キャメロンについて
8月9日 午後1時47分:Facebookページより、あるリーダーからのコメント
8月9日 午後1時30分:『Skyニュース』のレポーター、マーク・ストーンのレポート
8月9日 午後1時15分:BBCによると、暴徒はグループ単位で物凄いスピードで移動
8月9日 午後1時05分:クラパムジャンクションとクロイドンの住民に避難指示『テレグラフ』
8月9日 午前12時45分:『暴動の原因』について
8月9日 午前12時40分:エリック・クラプトンやローリングストーンズの誕生の地も…。
8月9日 午前12時30分:イギリスの新聞『ガーディアン』からの報告
8月9日 午前12時15分:ロンドン北部のエンフィールドにあるソニーセンターの最新の映像(動画)
8月9日 午前12時13分:祖父が住んでいる街でも…(画像)
8月9日 午前12時10分:どこで暴動が起こっているかが分かるマップ(画像/サイト)
8月9日 午前12時00分:ケガを負った男性を助けるのかと思ったら…
8月9日 午前11時46分:『ガーディアン』のサイトに大量の画像が(画像)
8月9日 午前11時15分:『Post riot clean-up: let's help London』というフェイスブックページ
8月9日 午前10時50分:僕の故郷イギリスが燃え上がっているというトンデモない映像が…(画像/動画)
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英国時間の午前9時半(日本時間午後5時半)、BBCレポーターと二人の少女の間で、昨夜の暴動についてのインタビューが行われた。彼女たちは赤ワインで酔っぱらった状態だったようだ。このインタビューは聞いてると悲しい気持ちになるかもしれないし、全然意味が分からないかもしれないけれど、それはおそらく彼女達自身、自分達が何を言っているのか分かってないからだと思う。
インタビューの内容を書き起こしたので読んでみて欲しい。
少女1:本当にクレイジーだわ!モノを投げちゃったり、ボトルを投げたり。お店を壊しちゃったりして…。
少女2:だけどそれは良かったわ!とっても楽しかったから。
少女1:そうね!もちろんそうだけど!
記者:だから今、赤ワインをボトルで飲んでいる訳ですね…。
少女2:(自分に誇りを感じているという素振りで)朝9時半から!タダ酒なのよ!
記者:一晩中お酒を飲んでいたのでしょうか?
少女二人:もちろん!
記者:ということは、何かのお祝いですか?
少女1:そうね。他にもタダでいろいろ手に入れたしね(少女二人が笑う)。
記者:お二人はおいくつですか?
少女1:18歳。
少女2:今は17歳だけどもうすぐ18歳になるわ。
記者:学校やカレッジには通っていますか?
少女二人:いいえ。二人とも働いているの。
少女2:だけど私は何も盗んでいないわよ。
少女1:それは政府の失敗が原因なのよ、よくわからないけど…。
少女2:あの保守派がね!
少女1:そうよそうよ、名前はさっぱり思い出せないけど…。よくわからないけど!
少女2:あれって暴動なんかではないわ。ただ警察の人達に、自分達がしたいことを出来るんだって示しただけよ。
少女1:そう。ただやりたいことはできるって示しただけで、今それを私達は手にしたのよ(彼女たちが手にしたモノを見せてくれる)。
記者:今夜も続くと思いますか?
少女1:間違いないわ。
少女2:そう願ってるわ!
記者:それはどこの街で起きると思います?クロイドン?
少女1:まあ!それはすべての場所でよ!
少女2:サットン。北の、上の方も…バーミンガムとか。
記者:次にどこで起きるというのはどのように分かるんですか?
少女1:私たちは、ブラックベリーの携帯でソーシャルネットワークを使うことと同じように、ブラックベリー・ブロードキャストを使うの。
記者:ですが、どうして地元の人たちを(攻撃の)対象にするんでしょうか?
少女2:私たちは、富裕層をターゲットにしているの。仕事を持っている、リッチな人たちを。それだけが理由で、こんなことが広がっているのよ。私たちは、裕福な人たちに、自分たちはやりたいと思っていることを出来るんだって示しているだけなのよ。
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今現在、クラパムジャンクションでも清掃活動が行われているという報告が。人々は本当に活動を楽しんでいて、実際に清掃が終わった後でも家に帰ろうとはしないんだ!この写真は@Lawcol888から送られてきたもので、人々が集まって「ほうきのウェーブ」を作っているところらしい!
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もしもあなたが今夜ロンドンにいるとしたら、平和の為に何かをしたいと思っている可能性もあるだろう。そういう人達は、トラファルガー公園で開催される「沈黙の瞑想」に参加してみたらどうだろうか。ロンドンの中心部としてよく知られているランドマークとしてのこの公園で数百の人達が集まり、静かに平和の為に瞑想を行う。興味のある人はフェイスブックのページに詳しい情報があるので要チェック。本当に行ってみようと思っている人は、くれぐれも気を付けて!
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タイムアウト東京のジョン・ウィルクスの言葉を直接掲載。「西ロンドン・イーリング地区から届けられたこの報告では、現在住民が清掃活動に取り組んでいるところだという。イーリングの大学に1年ほど僕は通っていたので、僕の記憶にあるイメージとはかけ離れた街の姿に、信じられなかったよ」。
このビデオの中で女性が語っているのは、次の通り。「イーリングの裏通りを通って車で家に帰っていると、ドブネズミのようだとしか表現しようのない若者達が、ウロウロしていたの。14から16歳の若者達が辺り一面にいた。すぐに安全ではないって身の危険を感じたので、車をUターンしてその場を立ち去ったわ」。
男性は次のように語っている。「説明は難しいよね。なぜ彼らがこんな行動に出たのか理解できない。おそらく暴徒たち自身も、何がなんだか分からないんじゃないかな。ただ単純に破壊するチャンスを求めていただけだし、その機会が訪れたからそうしただけなのだと。家も仕事もなにもかも…。本当にバカげているよ」。
地主達は次のように語っていた。「ポールから朝早くから電話があって、自分たちのビルに火が放たれたと言っていました。ビルの借り主たちは既に移動していたので火に巻き込まれることはありませんでした。借り主は消防隊にアパートを離れるようにと忠告されたので、掴めるものだけを掴んでその場を離れたと言っていました」。さらに別の男性は続ける。「心配なことは、同じような暴動が今夜も起きるとは思えないですが、きっとロンドンのどこか、別の街で起きるとかもしれないと思うと…。だから、警察の方が装甲車を出動させている姿を見ると安心しますね。どう見ても警察の数が足りていないようなので…」。
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イギリスのセレブ料理人ジェイミー・オリヴァー@JamieOliverが、自身のツイッターでバーミンガムの店が破壊されたというつぶやきを。「悲しいことに、バーミンガムにある僕の店も破壊されてしまった。窓が全部割られてしまったんだ。地域一帯が閉鎖状態。営業再開も出来ないよ…。ただ、スタッフもお客様もみんな安全だったから良かったよ」。
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昨夜の暴動で最も酷い被害を受けたエリアのひとつ、クラパムジャンクションをキレイにしているロンドナー達を映したビデオ。警察が(暴動を抑えるのを)失敗したと報道されているが、実際には多くの人達が警察はやれるだけのことはやったと思っており、このビデオからもそういう気持ちが伝わってくる。今日のロンドナー達の清掃活動でキレイになった街が、今夜起きるだろう新たな暴動によって滅茶苦茶にされないことを祈っている。ただ、それが願っても叶わないこともあるのだが、どうなるのだろうか…。
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タイムアウトロンドンのショッピング&スタイルエディターであるダン・ジョーンズ@jonessecretから、タイムアウト東京の読者宛にメッセージが送られてきた。
「ここに、昨日の午後に起きたクラランス通りの外れにあるハックニーでの暴動を映したビデオがあります。私はハックニーのクラプトン・スクエアに住んでいますが、ここはクラランス通りに隣接しています。警察によって道が塞がれてしまっていたので、昨夜は家に帰れませんでしたが、今朝になってやっと戻れました。そこの風景は、不思議なほど平和に感じられました。太陽の光、燃え上がった5台の車、割られた窓ガラス、道をキレイにしている清掃チームの人達、何人かの見物者達、学校に子どもを連れていく人達、そして、公園の芝刈りに精を出す地元議会の人達の姿。ほんの少し道を下ったところには、窓ガラスが割られた店が並び、2、3軒の店はかなり深刻に破壊されていました。それ以外については生活は平静を取り戻しましたが、今夜また同じことが起きるのかどうかは、わかりません」。
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イギリスの街角で人々が協力し合い街をキレイにしている沢山の写真がアップされ始めている。特にいつもは皆で助け合って何かをするということがあまり上手ではないイギリス人としては、こういった写真からは勇気をもらうことができる。カムデンの街角で女性達が集まって清掃している姿を映した写真が@scosteloeから送られてきた。
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タイムアウト東京のジョン・ウィルクスより。「首相が『より強力な方法を使う』と言ったが、この意味深な言葉に多くの人がなんだろう?と思ってるハズ。現時点で言えることは、ウォーターキャノンを使うといった方法なのではと言うこと。既に北アイルランド紛争でも使われたことのある技術でありヨーロッパの本土でも何度か使われているようだが、イギリス警察の精神性から、いまだそれを手に取ったことはない。だから今の段階でこの技術を使うことに対しては彼らの腰は重たい。しかし、内務大臣テレサ・メイには、警察にこの技術を使える権利を与えろ、という強烈な圧力がかけられ続けている。また、ゴム弾を使うことも検討に入れているという話もチラホラ聞かれているが、これらが単なる噂であることを今は願いたい」。
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英国時間午前11時(日本時間で7時)に、ダウニング街10番地でデーヴィッド・キャメロン首相によるスピーチが行われた。以下にその内容をまとめる。
「法律遵守のため、全ての街角において安全を取り戻すために全力を尽くすことに対して、疑わないで下さい」
「略奪や強盗、破壊行為、警察、そして火を消そうと努力している消防への攻撃など、不快感を与える場面が多々あります。これらが犯罪行為であることは明白です」
「家を燃やされた家族や無実の人々、そして商品が壊されたり生活を滅茶苦茶に破壊された人達に、強く同情の念を抱きます」
「決して間違えてはいけないのは、私達は法律を遵守する側だということです」
「警察官達は、信じられないほどの勇気を示してくれましたが、明らかに人数が足りていないため、より強硬的な手段を選ぶ必要もあるかもしれません。今夜はロンドンの街に16000人の警察官を配備予定です。休暇をとるつもりだった警察官は全て出動することになります」
「これまでに450人が逮捕されています。裁判の手続きは大急ぎで進められていますので、もっと多くの逮捕者が出るでしょう」
「最後に犯罪者たちへのメッセージです。もしも罪を償える年齢の人達だとしたら、これからあなたたちは法律による重圧を感じることになるでしょう。あなたは無実の人たちの生活を破壊しただけではなく、自分たちのコミュニティ、自分自身の生活さえも破壊したことになるのです」
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暴動の激しい地域チョーク・ファーム在住、福岡出身の女性@zionmioから昨夜に関してのメッセージが届いた。
昨夜(8月8日(月))の23:30ぐらいに部屋で音楽を聴いてたら突然ドアをノックする音が。
何事だろうと思って出てみると、イタリアンのフラットメイトのマウロが
「今すぐ電気を消して!!全ての電気を消して!!」と言ってきたの。
「一体何事!?」と思いながらも言われるままに電気や音楽を消したら、
外が騒がしいことに気付いたんです…。
マウロが「家の周りをたくさんのフードをかぶった若者がうろついている・・・暴動がすぐそこまできてる」って。
それからしばらく家中の電気を消して息を殺して様子を伺っていました。
パトカーのサイレンと若者の騒ぐ声。私のフラットは集合住宅になっているので、
ちょうど警察から逃げるのに最適な場所だったのかもしれません。
家の周囲がすごく騒がしくなってきて、60人程の若者が見えました。
よく見てみると、そのうちのほとんど全員がフードを被っていました。
何時間かずっと騒がしい状況が続いていて、物を投げたり壊したりするような音も聞こえました。
メインストリートは警察によって封鎖されてて、すごい緊張感が漂っていました。
暴動が起きた理由とは全く関係のないところで、ただ暴れたいだけの若者が暴れてました。
幸い、私は危険な目には一切遭っていません。そして今日(8月9日(火)朝時点)もまだ家から一歩も出ていません。
昨日はおかげでお風呂も入れなかったので今からお風呂に入ります!
この暴動が起こったことをいいことに、全く関係ない人々が
無駄に物を壊しまわったり、強盗したり火を点けたり
善良な市民にとってはいい迷惑だという声も挙がっている。
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英国内在住の人達へ重要な情報: 警視庁長官ティム・ゴドウィンが、コブラ作戦の会合に出席。そのときの言葉によると「今夜は今まで以上の大量の警察官を配備する。我々は暴動に関わった人達の写真を持っている。ロンドン中の人達に撮影した写真を送ってもらうように要請をしている。君達を逮捕するので、そのつもりで」。
さらにティムからの一言として、今夜は子ども達を絶対に家から出さないようにとの注意が。13000人規模の警察官が動員される予定の今夜は、警察にとってタフな夜になるだろうと語る。今のところ軍が介入する予定はないという。
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警察署に花火を放つ暴徒たちの姿を映したビデオ!
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首相からのスピーチが日本時間18時半から行われる予定。
スピーチの後、詳しく説明するので、少々お待ちを。
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驚くことではないかもしれないが、予定されていたイギリス対オランダのサッカーの試合はキャンセルに。明日のウェンブリー・スタジアムでの試合は開催されるようなのでこっちの方が驚きだ。
日本のサッカーファン、特にイギリスまでサッカーを見に行こうと思っていた人達は、BBCによる今週キャンセルになったスポーツイベント情報はチェックしておいた方が良いだろう。以下に添付するのでこちらをチェックしてもらいたい。
キャンセルになった試合
火曜日:チャールストン対レディング(カーリングカップ)
火曜日:ウェストハム対アルダーショット・タウン(カーリングカップ)
火曜日:クリスタル・パレス対クローリー・タウン(カーリングカップ)
火曜日:ブリストル・シティ対スウィンドン
ちなみに、ウェストハムが試合をキャンセルした理由について聞いてみると、「十分な警察官がいないので安全に開催できない」とのこと。
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タイムアウトロンドンの同僚、ポール・バートンからタイムアウト東京の読者へ以下のような情報が送られてたので報告。
彼は、ロンドンのダルストン地区に住んでいるトルコ人コミュニティに対して、特別配慮したいとのこと。この写真にあるように、トルコ人コミュニティは暴徒たちに対して立ち上がり、お店やビルを守る為に闘っているとのこと。
その他、日本人観光客にも人気のカムデンやノッティング・ヒル地区は、特に暴動がヒドイ地域だそうだ。 ノッティング・ヒルにあるパブ「The Walmer Castle Pub」などは、煉瓦や瓶を投げつけられるという攻撃の標的となり、カムデンにあるパブ「the Lock Tavern Pub」はかなり深刻な被害を受けたとのこと。
しかし、もう既にロンドンの良識ある人々は立ち上がり、治安を取り戻そうとしている。 オリンピックが始まるまでに、もう一度素晴らしい街へと作り上げようとしているのだ。首都エリアでクリーンアップが行われる予定の箇所はフェイスブックサイトにリストアップされている。
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昨夜だけで、44名の警察官が負傷。警察署には20,800,999回の電話が鳴り響く。通常時の400%だという。
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略奪や暴徒と化した若者たちの蛮行を心ある人たちが撮影している。写真に写された人達は警察から逃げられないだろう。ソーシャルメディアが正義の為に活躍している!! ちなみに、このタンブラーサイトの名前『catchalooter』は「略奪者を捕まえろ!」の意味。
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タイムアウトロンドンも、暴動に対抗するサイト「Clearing Up London」を開始。
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イギリスのいくつかのメディアから、また新たな統計データが届いた。昨晩だけで6000人以上の警察官がロンドンのストリートで活動をし、クラパムジャンクションでは今朝早くに装甲車まで出動していたという。指揮を執っている警察官のポール・デラーはBBCにこう語った。「我々は決して街を放棄していません!!ただあまりにも部隊の数が足りないんです!」昨夜一晩だけで、消防の電話は2169回鳴り響いたという。「これはいつもの15倍ぐらいの数だ」とガーディアンには書かれている。
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今回の暴動で家を失った人たちの為に寝具や衣服を集めてくれている人たちが現れたという。
Apex House, 820 Seven Sisters Road, London N15 5PQ に集められているというので要チェック。
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バーミンガムで暴動が起こった場所をマークした地図が、バーミンガム大学新聞『Redbrick』のウェブサイトに掲載されていたのでご紹介。イギリス第二の都市にお友達や親戚のいるタイムアウト読者には役立つ情報のハズ。
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またジョン・ウィルクスの言葉をそのまま記載。
「これは、今まで見た中で、一番勇気が湧くビデオです。ハックニーに住む恐れを知らない女性が、暴徒に対して怒りの抗議を行っている姿が映されています。彼女が何を話しているかの内容は、以下の通り」。
以下、youtubeのビデオより。
「こんなバカげた現実があるかい?財産に火をつけた、一生懸命仕事をしてきたものを台無しにしてしまった。この意味が分かるのかい?お前らが燃やしてしまったお店は、今まで一生懸命働いてここまでやってきたんだよ。何のために(こんなことをするんだい)?こんなことをして、自分たちが『戦士』だとでも言いたいのかい?トッテナムで銃殺された男性についてなんだろうね。でもそれは、こんな風に建物を壊したり、道端で雄叫びをあげることとは関係ないハズだよ。黒人たちよ!闘う理由があるのなら、その理由のためだけに闘おう!お前らは私たちの顔に泥を塗ったんだよ!そんな人たちの一人だと思うととても恥ずかしいよ!だって、目的のために闘っているのではなく、ただ靴屋やテレビ屋を破壊しているだけなのだから!」
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ちょっと面白い情報が。昨夜マンチェスターでも、4・5台の車が攻撃されたという、明らかに同じような動きがあったらしい。しかし、マンチェスター警察によると「こういった事件はマンチェスターではいつも起こっていますので、特に暴動事件とは関係ないでしょう」と発表したらしい…。マンチェスター!
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ショッキングなニュースが。ロンドン市警によると、ロンドン警察の全ての牢屋などの収容施設が一杯になってしまったらしい。これ以上逮捕者を収容するスペースはなく、この後はロンドン市外の警察署まで移送するしかないという。
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タイムアウトロンドンからタイムアウト東京の読者の皆様へメッセージが。
「応援してくれて本当にありがとう。私たちの街、社会が混乱していく姿を見るのはとてもつらいです。願わくば、この経験から多くのことを学ぶことができ、癒されることを」。@TimeOutLondon
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ツイッターに気になる投稿があったので掲載。「アイルランド人の友人(ロンドン在住)の住居の1階が暴徒に占拠されてしまったそう。
昨日の夜は警察は来るわ暴徒は暴れるわ、怖くて眠れなかったって。
幸い今は落ち着いているとのこと。まさか友人がそんな目に遭っていたとは…。
こっちの地震も怖いけど向こうも…」。@sobarbarbie
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重要:昨夜のイギリスでの統計(英国紙ガーディアンより)から。
昨夜だけでバーミンガムでは100名が逮捕された。この街では中心地や『Bull Ring』のモールなどショッピングエリアで暴徒が破壊行為を繰り返した。リバプールでは、車が放火されゴルフクラブなどその場凌ぎの武器を片手に警察を襲う姿が目撃された。リバプールのトックステス地区に住んでいる人は、戸締まりを確認して外出は避けた方が良い。夜の間には150人の暴徒が暴れ回ったと言われているので、ブリストルの住民は中心地には近付かないようにと言われている。警察によると、ノッティンガムのセント・アン地区だけで、夜を通して沢山の暴動が確認された。地元の警察署は襲撃され、40以上の自家用車は破壊され、家々の窓ガラスは割られ、200個のタイヤに火を点けられたという。
ケント地方からの報告によると、ミッドウェイ地区でトラブルを起こした5名が警察に逮捕されたという。チャットハムやレインハム、ギリングハム地区全体に夜通し火を放たれたという。
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なんと!ザ・スミスの元フロントマンであるモリッシーからも気になるニュースが!
8月7日(日)にブリクストンでライブを行ったとき、ステージで彼がこう語ったという。「デーヴィッド・キャメロンがトッテナムに行ったってみんな本当に思うかい?俺はそうは思わないな」。デーヴィッド・キャメロンはとても裕福な家庭に生まれたので、トッテナムのような貧しいエリアに近付いたとは考えられないらしい。しかしキャメロンが実はザ・スミスのファンだったということが判明し、それに対しては「ファンになることなんて許さない」と答えたらしい!
ブリクストンでのギグから写真を掲載。
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昨夜の暴動に関して、イギリスの報道機関から反応があったので報告する。BBCラジオ4の主任政治レポーターのノーマン・スミスの言葉より。「昨夜の警察の行動は、明らかに失敗だった。政府としては今夜はなんとしても上手くまとめなくてはいけない。暴動が4日間も続いてしまうことはなんとしても避けなくてはいけない。これ以上は政府としても耐えられないだろう」。
BBCの政治レポーター、ロビン・ブラントの言葉より。「デーヴィッド・キャメロンにリーダシップがあるかどうかが試されているんだよ。問題は、誰に責任があるのか?ということ。暴徒たち?警察?それとも政府?」。
一方では、ノッティンガムも標的のひとつだったという報告も入り始めている。 BBCによると30名ほどの暴徒が関わっただけの小さなものだったというが、それでも車40台、200個ものタイヤに火を点けていったという。 警察署にめがけて火炎瓶を2本投げたとも報告されている。この状況を鎮静化するために100名の警察が出動したという。
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本日、警察からマーク・ダガンへの発砲に対する法医学的分析の結果についての発表がある予定。8月5日(金)に起こった、ダガンに対する警察の発砲事件がきっかけとなって今回の暴動が始まっている。警察は既にあの事件が起こったときに警察は調査をしていたが、その時はダガンが先に発砲したのだと報告している。しかしながら、この地域の目撃者によると、ダガンは一切発砲は行っていないという。この事件に対する抗議が8月6日(土)にトッテナムで湧き起こってから、最初の暴動が始まっている。ダガンを意図的に撃ったのかどうかという警察からの結果には注目が集まっている。
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イギリスの首相デーヴィッド・キャメロンは、イタリアで過ごしていた休暇を切り上げることに。コードネーム『コブラ作戦』なる作戦の指揮をとるためにイギリスへと戻ることになったという。8月6日(土)までに帰国すると思われていたけれども戻らなかったので、彼がのんびり休暇を過ごしていることに対して国中の批判が高まっていた。ロンドン市長であるボリス・ジョンソンも同じく休暇を切り上げて首都に戻ってきている。今日中には彼らから何らかの公式発表があると思うので、それを待っていよう。
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Facebookページより、あるリーダーからのコメントを記載。「英国ほど、経済の停滞や社会の不満が急速に表層化するところはありませんね。オイルショックを自国経済では乗り切れなかった煽りでの'70年代のパンク時代の不景気といったら、日本のオイルショックからは考えられないほど。今回は警察当局の発砲による死者の発生ということから、ロサンゼルスの暴動を想起させます。自分たちのコミュニティに放火するまでの絶望。果たして上流階級と知識階級は、それを理解しその上での手を打てるのか。突発的なものゆえ、警察力と政治によってでしか対応できないのですから」。
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『Skyニュース』のレポーター、マーク・ストーンは「クラパムジャンクションのメインストリートは、一軒残らず暴徒に襲われた。"ドラッグ"欲しさに薬局の『Boots』まで襲われる始末。警察が全くいない状態が2時間ほど。その間に男の子から女の子まで若いキッズ達がやりたい放題やっていたよ」と語る。ツイッターには、鳥のさえずりと警察のサイレンが入り交じった沢山のメッセージが届けられている。夜明けは近い。ロンドンの人達が地獄から抜け出す瞬間も近付いている。
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BBCによると、暴徒はグループ単位で物凄いスピードで移動しており、携帯電話を駆使して攻撃計画を立てている模様。そのため警察が彼らの攻撃に備えることはとても難しい状況にあるという。軍が市内に入ってきて事態を治めて欲しいとという要望が方々から聞こえてくる。まだ、軍が実際に介入するかどうかは定かではない。
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重要な情報 :
クラパムジャンクション通りとクロイドン地域の住民は避難するように勧告されたと、新聞『テレグラフ』が報道。さらに『テレグラフ』が暴徒の1人をインタビューしたところ、「店を襲うのは、自分たちの税金を取り戻すためだ!」と語っていたという。
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ジョン・ウィルクスの言葉をそのまま記載。「沢山の日本人が僕に『暴動の原因は何か?』というツイートを送ってくれています。レポートの最初にも書いた通り、まだハッキリとした答えは見つかっていません。失業率の増加や支出削減が主な原因だと多くの人が言っています。(トッテナム地域では、沢山の若者向けクラブが政府によって閉鎖させられているという事実もありますし)。 ただ、最近のイギリスの若者はみんなこういう性格の輩が多いと言う人が多いのも事実です。僕個人的には、2つ目の原因に関してはあまり信じていません。そこにはもっと社会学的な原因があって、問題には根拠となる何かがあるハズです。イギリスのほんの10%を占めている富裕層が、貧しい層の人たちよりも100倍の富を集めているという現実があります。そして、現在の保守色の強い政府が『労働者階級』と呼ばれる層からの信頼を失ってしまっている。本当の原因がわかるまでは、まだ時間がかかります」。
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エリック・クラプトンやローリングストーンズがデビューを飾ったことでも良く知られているイーリング・ブロードウェイからの報告によると、路上には炎上した車が確認され、すべての路面店のガラスは割られてしまっているという。まるで、ゾンビ映画だ…。
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イギリスの新聞『ガーディアン』によると、「334名が逮捕され、そのうち69名が何らかの罪で起訴され、2名が厳重注意となっている」と市警が語ったと報道している(イギリス時間午前3時50分)。
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ロンドン北部のエンフィールドにあるソニーセンターの最新の映像がBBCに届けられた。
インタビューを受けている人物はこのエリアのホテルにいた模様。窓が叩き壊される音が聞こえ、何事かと飛び出してきたと語っている。20人ほどの若者がソニーセンターから飛び出してきて、ソニーのゲーム機Wii(※本当はNintendoのゲームだが”彼”の証言をもとに翻訳)や、その他ソニーの商品を盗んでいる姿が目撃されている。若者の一人が、この男性が目撃していることに気が付き、襲ってきて殴られたという。ここで見たこと、起こった出来事を伝えるために、彼は急いで走って戻ってきたという。火事の延焼は広範囲に渡っており、彼の泊まっているホテル「プレミア・イン」は180mほどしか離れていないため、すぐにも火の手が及ぶのではないかと恐れ、ホテルの宿泊客全員の無事を確認した後、消防署に連絡したという。
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ここは僕の祖父が住んでいる街で、子どもの頃によく遊びにいったものだ。祖父はもう亡くなったから、この街の姿を見なくて済んだことが唯一の救いかもしれない…。
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どこで暴動が起こっているかが分かるマップを発見。どんどんと火の手が広がっているのが分かる。
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ケガを負った男性を助けるのかと思ったら、愚かしい若者は平然と彼のバックパックから何かを盗み取っていた。人々は頭がおかしくなってしまったのだろうか…。とても、悲しい気持ちになってしまう。https://www.facebook.com/video/video.php?v=10150333636850851
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イギリスの新聞『ガーディアン』のウェブサイトに大量の高画質写真がアップされた模様。ロンドンはいまや、まるで戦場だ。イギリスへ向かう旅行に何か影響はあるのかについて、イギリス大使館にコンタクト中。今現在は、まだ公式発表はなされていない。情報が得られ次第、すぐにここで告知する。
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Post riot clean-up: let's help London(※訳:暴徒を排除しよう:ロンドンを助けよう)というフェイスブックのページが設立された模様。1時間半の間に、350個の「いいね!」クリックが集まっているほど注目を集めているようだ。ロンドンっ子たちは怯え、そして怒っている。自分たちの街を取り戻したいのだ!
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世田谷の自宅で静かなウィークエンドを満喫していた最中、僕の故郷イギリスが燃え上がっているというトンデモない映像を目の当たりにした。色々な意味で3月の震災で津波を目撃したときよりもずっと、いてもたってもいられない気持ちになっている。
東日本で起こった震災は甚大な自然災害であるが、今イギリスで起こっていることは人間が引き起こしたものであり、まだ原因はハッキリとは理解できない。 北ロンドンのトッテナムで先週の土曜日(つまり8月6日)に始まった暴動は、首都から南部へと広がっていった。昨夜の段階で、まるで発火寸前の火薬庫に火が点いたように、暴動の狂乱はイギリス中に飛び火していった。この文章を書いている今にも、炎上しているリバプールを目指し、沢山の報道車が駆けつけている。僕の生まれた街バーミンガムでは、警察と暴徒の間で激しい衝突が起こったという。友達からはツイッターで「家に帰宅中の車が、フードを被った若者のギャングに囲まれていて、ドアをロックしてじっと耐えているしかない…」と報告を受けたり。
ロンドン中心部では、同じように僕の元クラスメイトもアパートに閉じ込められた状態。家のドアは蹴破られ、家の前に停められた車には片っ端から火を点けられている状態だという。更には「今、近所のおばあさんの寝室に暴徒が侵入している」と友達から報告を受けるような事態も発生しているようだ。
さっきも言ったように、この暴動の本当の原因は不明であるが今わかっている範囲ではマーク・ダガンという男性をロンドン市警が撃ったことが発端のようだ。
ダガンが銃を携行していたかどうかは定かではないが、警察に対しての抗議は急激に加熱し今テレビの前で起こっている出来事へと繋がっている。たった3日間でイギリス国中へと広がってしまったことから考えると、ダガンの事件は単なるきっかけでしかなかったのではないか。「高い失業率や支出削減などに対する政府への不満」が、この事件をきっかけに吹き出したのだと分析する評論家もいる。それと同時に「退屈して傲慢になった若者達の暴力的な行動」でしかないと切り捨てる人もいる(ほとんどの暴徒はティーンエイジャーなので)。
原因究明には時間がかかるが、それについてみんなが考え始めている。現時点では、なるべくストリートには近付かず、警察がしっかりと治安を取り戻してくれるのを待つしかないだろう。個人的には事態に進展が生まれるたびにこのサイトを通して報道していこうと思っている。もう、僕の知っている姿とはかけ離れてしまった街の姿を。炎上する車とバス、暴徒が狂乱するストリート…。これが、僕の故郷の街で起きていることなのだ。
ジョン・ウィルクスはタイムアウト東京のエディトリアルディレクター。
ツイッターはこちら@jonniewilks
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