2010年12月27日 (月) 掲載
初詣は、毎年決まった名所へと行くのだろうか。それとも、近所の氏神さまにお参りするだろうか。2011年、どうしても叶えたい強烈な願いがあるという人には、それぞれの“願”に合ったご利益がある神社や寺へと出掛けてみるのもオススメだ。
ペットと一緒に初詣をすることができるため、犬や猫だけでなく、うさぎ、亀、フェレット、ハムスター、イグアナなど、さまざまなペット連れの参拝客を目にする。ペットの健康長寿を祈り、怪我や病気から守ってくれるお守りを手に入れて帰ろう。お守りには、首や手足に巻くことができる『バンダナお守り』(赤、青、黄色、新柄唐草模様の4種、各1500円)や、飼い主やペットの名前、祈願趣旨を彫り込んだ『ペットの彫り札お守り』など、さまざまな種類がある。ペット同伴の参列には、ウェブから事前の予約が必要だ。
境内にある日荷堂には、仁王像を担いで、現在の横浜市の金沢から日蓮宗総本山の山梨県身延山まで、三日三晩歩き通したと伝えられる、“健脚の神様”日荷上人が祀られている。寺の開創は今からおよそ350年前、第4代将軍徳川家綱の時代。お堂には、履き物をあしらった絵馬が奉納されており、徒歩での移動が主流だった時代に、健脚でいることがどれほど大切なことだったかがわかる。お守りには、『健脚御守』と書かれた赤、紫、緑の3色(各1500円)がある。お守りに祈願したレースを終えるごとに、お守りを返却し、お炊き上げしてもらおう。
1530年に開かれた寺院。本尊の不動明王を、修行のため江戸からはるばる奈良・大峯山まで運んだのだが、その間にも江戸には祈る人々が大勢集まった。不動明王は、人々の願いを叶えるために、大峯山から江戸まで飛んで帰ったと伝えられており、本尊は「空を飛び来て、衆生を守りたもう、お不動様」飛不動尊と呼ばれるようになった。この、“飛ぶ”にひっかけ、ボールが良く飛ぶようにと、『ゴルフ護』が2000円で授与されている。石川遼も持っているかどうかは定かではないが、スコアアップを狙う人は、ぜひお参りにでかけてほしい。
交通安全祈願のお寺として知られ、車の交通安全祈祷殿があるのだが、今回注目したいのは、(財)日本サッカー協会公認の『サッカーお守り』。サッカー日本代表のエンブレムが描かれたお守りなどが3種あり、各700円で授与されている。日本代表の勝利を応援するも良し、自分の技術向上を願うも良し。サッカー好きはチェックしてほしい。
東京都最大の八幡神社として知られる富岡八幡宮には、厄除守、合格守、勝守、安産守など、さまざまなお守りがあるが、注目したいのは、『釣行安全大漁守』。江戸時代から、漁師町として栄えた深川の氏神ならではの、釣り好きのためのお守りがある。2種類あるが、どちらも釣り針がデザインされ、各800円で授与されている。しかも、きちんと防水加工されている。
縁結び、商売繁昌、除災厄除のご利益があるとされる神社だが、美しさを保ちたい人や、ネイリストやエステティシャンなど、美に関係する職業にたずさわる人にオススメな『美守』がある。因幡の白うさぎがデザインされたかわいらしいお守りは、良くみるとウエストあたりにくびれがあり、とてもセクシーなお守りだ。
先に紹介した『ゴルフ護』がある飛不動尊には、航空関係者や、旅行者の安全を祈願する『飛行護』もある。飛行機を象ったモチーフのついた根付け型や、金襴袋入り型があり、各600円で授与されている。不動明王の前を飛行機が横切るデザインが印象的な絵馬もある。
四谷怪談で有名な『お岩さん』を祀り、正しい縁切り、縁結びを祈願してくれるお寺として知られる。お守りには、『良縁成就』と『悪縁解除』がある。2011年は、悪い縁を断ち切り、新たな縁を築いていきたいという人は、ぜひ足を運んでほしい。
眼病平癒のお守りが有名なお寺。絵馬は『めめ絵馬』と呼ばれ、“め”と、逆さ文字になった“め”の2つが描かれている。普段から持ち歩くことができる『めめ絵馬鈴守』は、赤と紫の2色あり、各700円で授与されている。かわいらしい巾着型の『病気平癒』は、紺・赤・桃・空の4色あり、各500円。
先に『美守』を紹介した神田明神だが、秋葉原電気街の氏神であることをご存知だろうか。そのため、コンピューターや携帯電話を守る『IT情報安全守護』のお守りがある。パソコンを象った護符とシールがセットになっているので、ぜひシールをパソコンにはってほしい。
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