東京マラソン2010直前

2010年2月28日、『東京マラソン2010』が開催される。東京国際マラソンと、東京シティロードレースを合体させ、2007年にスタートした大規模なシティマラソンも、今年で4回目。今回、東京マラソンは、国際陸上競技連盟が世界の主要ロードレースを格付けするラベリング制度において、最高位のゴールドラベルを獲得。ニューヨークシティマラソンやロンドンマラソンと肩を並べ、“市民参加型の大規模レース”としては、日本で唯一のゴールドラベル大会となった。新宿・都庁前をスタートして、歌舞伎町、皇居周辺、東京タワーエリア、浅草、銀座、歌舞伎座前など、東京の人気観光スポットを眺めながら走り、ゴールの東京ビッグサイトを目指す。終盤にアップダウンが繰り返されるハードなコースだが、今回の参加申し込み者総数は、31万1441人。当選者は3万5000人で、当選倍率は8.9倍。この数字からも人気のほどがうかがえる。大会当日は、約1万人のボランティアが加わり、さらに沿道には、100万人を超える観客が集まると予想されている。コース上に設けられた28の会場では、『東京大マラソン祭り』と銘打ったイベントもあり、各会場で伝統芸能やよさこいなどが披露されるので、観客はランナーを応援しつつ、バラエティに富んだイベントも楽しめる。しかし、東京マラソンは大会当日だけが楽しいわけではない。東京の一大イベントを存分に楽しめるよう、東京各所で関連のイベントやサービスが、大会を待たずして展開されているのだ。ここでは、ランナーやボランティアスタッフはもちろん、一般の人も楽しめるイベントを紹介する。マラソンというキーワードで東京がひとつになる時。楽しまないと損だ。

ウェルカムパーティ気分を味わう『東京マラソンEXPO 2010』

2010年の東京マラソン開催に先立ち、ランナーの参加受付会場で、スポーツグッズの展示即売会や各種イベントが開催される。会場には巨大ボードが設置され、ランナーやボランティアはもちろん、応援する一般の人も、東京マラソンに寄せる思いを書き残せる。また、フィニッシュシーンを再現できる特設スポットがあり、テープを切る直前をイメージした背景で、記念撮影ができる。優勝者に贈られるトロフィーも展示されており、気分がグッと盛り上がる。

会場：東京ビッグサイト　西1ホール・2ホール
住所：東京都江東区有明3-11-1
期間：2010年2月25日（木）から2010年2月27日（土）まで
時間：10時00分から20時00分まで（最終入場19時30分）
ウェブ：www.tokyo42195.org/2010/expo2010.html#

完走するための知識が増える、駆け込みカフェ『TOKYO RUNNERS CAFE』

ランニングやマラソンに関する情報を提供するカフェが期間限定オープン。カフェ内には、アシックスやアディダスなどの、最新のランニングシューズやウェアが展示される。また国内外のマラソン大会やランニング関連イベントの情報も提供される。東京マラソン直前セミナーもあり、第1弾はカリスマコーチとして知られる金哲彦による『マラソンレース2週間前からの、ランナー的過ごしかた』。第2弾は、プロアスリートであり医師免許を持つ湯本優による『女性ランナーのお悩み、なんでも聞きます』。第3弾は、アテネオリンピック出場経験を持つトライアスリート・青山剛による『レース直前にできること、やるべきこと』。各セミナーとも、参加費1000円。ワンドリンク付き。先着50名。

住所：東京都渋谷区千駄ヶ谷4-23-5　JPR千駄ヶ谷ビル1階　サニーテーブル内
電話：03-6890-0100
期間：2010年2月10日（水）から3月31日（水）まで
時間：11時00分から23時00分まで（L.O.22時00分）
　　　11時00分から21時00分まで（土曜）
休日：日曜、祝日
ウェブ：www.sportsfreedom.jp/tokyo_runners_cafe/

第1弾『マラソンレース2週間前からの、ランナー的過ごしかた/金哲彦』
2010年2月10日（水）　19時00分から21時00分まで

第2弾『女性ランナーのお悩み、なんでも聞きます/湯本優』
2010年2月19日（金）　19時00分から21時00分まで

第3弾『レース直前にできること、やるべきこと/青山剛』
2010年2月24日（水）　19時00分から21時00分まで

皇居ランナーの新しい活動拠点『adidas RUNBASE』

2010年2月19日にオープンするアディダスのランニング施設。ロッカーとシャワーを備えており、ランナーはここを拠点に皇居ランを楽しむことができる。また最新フットウェアやアパレルの販売、アディダス最新ランニング商品の体験貸し出しサービス、シューズカスタマイズシステムなどがある。ランナーの走りを向上させるための、ランニング専門スタッフによる個別相談サービスなども設け、今までにない、新しいランニング施設を目指している。

（ヴェニューはこちら）

マラソンの魅力を知る【辰巳郁雄写真展『走った！撮った！世界のマラソン』】

ジャーナリストの辰巳郁雄が、国内外のマラソン大会に参加し、走りながら撮った写真が展示されている写真展。辰巳は、海外の大都市で開催されるマラソン大会のお祭りムードに感動し、「マラソン大会を東京でも開催したい」と、東京マラソンの開催を呼びかける活動に参加。自ら世界のマラソン大会に出場し、走りながら大会の様子や、沿道の人々を撮影し、走る楽しさを伝えてきた。今回は、その集大成とも言える展覧会で、約100点の写真が展示されている。もちろん念願叶って開催された東京マラソンにも、カメラを持って参加。今回の写真展で、その楽しさを写真から伝えている。

会場：RING CUBE
住所：東京都中央区銀座5-7-2　三愛ドリームセンター（9階受付）
電話：03-3289-1521
期間：2010年2月14日（日）まで
時間：11時00分から20時00分まで（最終日17時00分まで）
料金：入場無料
休日：火曜
ウェブ：www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/event/tatsumi_marathon.html

皇居ランをラグジュアリーに『インペリアルジョギングステイ』

帝国ホテルが期間限定で提供するランナーのための宿泊プラン。通常の宿泊に加え、ジョギングの時に携帯できる、コンパクトなジョギングマップ、プール、フィットネスセンターの利用、ランドリー半額券などがセットになっている。希望すれば、心拍計のレンタルサービスも利用できる。また料金をプラスすれば、ポーラル社製の心拍計がもらえるプランもある。

帝国ホテル東京　タワー館スタンダード（31㎡）1室
料金：スタンダードプラン
　　　1名利用　3万2000円
　　　2名利用　3万6500円

心拍計付特別プラン
　　　1名利用　4万6500円
　　　2名利用　6万6000円

期間：2010年3月31日（水）まで
住所：東京都千代田区内幸町1-1-1
電話：03-3504-1251（客室予約課）
ウェブ：www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/stay_plan/1348

無料で楽しめる『ヴァンテアンクルーズ』

東京ヴァンテアンクルーズでは『ウェルカム　東京マラソン2010フェア』を開催。ランナーとボランティアスタッフは、ゼッケンやスタッフウェアを持参すると、ヴァンテアン号の乗船が無料になる。本人を含め、同乗者は4名まで。お台場や羽田空港など、東京湾クルーズをデッキから楽しめるチャンス。食事を希望する場合も、優待料金で対応してくれる。但し、事前予約が必要。

期間：2010年2月25日（水）から2010年2月28日（日）まで
時間：ランチタイムクルーズ/12時00分から14時00分まで
　　　サンセットクルーズ/16時40分から18時40分まで
　　　ディナータイムクルーズ/19時10分から21時30分まで
住所：東京都港区海岸1-12-2
電話：03-3436-2121
ウェブ：www.vantean.co.jp/

完走祈念セットが食べられる『アワーズイン阪急』

東京・品川区にある、低料金と展望大浴場が自慢の大型ビジネスホテル。大井町駅前に位置しており、りんかい線を利用すると、東京マラソンのスタート地点である新宿まで20分、ゴール地点の東京ビッグサイトからは、10分で戻ることができる。そのため東京マラソン2010に出場するランナーは、大会前日の2月27日（土）に宿泊した場合でも、チェックアウト後、展望大浴場が利用できる入浴券がサービスされる。また当日の朝は、ホテル内のレストランにてシリアルやバナナなど、ランナー向けの朝食『完走祈念セット』が500円で提供される。

住所：東京都品川区大井1-50-5
電話：03-3775-6121
ウェブ：www.oursinn-hankyu.co.jp/ja/

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