パブリックアイ 第42

yumi (28)自由が丘にて

パブリックアイ 第42回

yumi プランナー

このあたりにお住まいなんですか

yumi:そうです。自由が丘は近いのでよく来ます。

出身もこのあたり?

yumi:いえいえ、実家は三重県伊勢市なんですけど。大学のために出てきて、卒業したら実家に帰って就職して、幸せな実家生活を送っている予定だったんですが(笑)、色々あって東京で暮らしています。

何があったんですか

yumi:実家の近辺で内定が決まってたんですけど、そこを辞退することになっちゃって(笑)。それで生活しなくちゃいけないから、こっちで仕事を探すことになったんですよね。

それでどんなお仕事を?

yumi:医大の教授の秘書です。ただ、友人に前職である編プロ、有限会社ノオト(www.note.fm)を紹介してもらい、並行してやっていました。元々ライターの仕事をしたかったこともあり、秘書を辞めて一本化してしまいました。

会社では何をやっていたんですか

yumi:色んな媒体で執筆したり、あとはブログの企画から運用まで、色々とやっていました。ボスの知り合いにはネットの有名な方が多かったので、そのおかげで色んな人に会うようになったんですよね。いい人が多くて、インターネットで嫌な思いをしたことは何もなかった。本当に色んなタイプの人がいて、そういう人と会うことで成長できたと思います。

それで、いつの間にかインターネット業界にどっぷり、という感じに(笑)。ブログで顔出しして、色んな場所にどんどん行っていたんですけど、当時はそういう女子は珍しかったみたいですね。

ブログはいつ頃始められたんですか

yumi:ブログを始めたのは2004年ぐらいだったと思います。ネットについてもあまり詳しくなくて、過去の日記、ノートに書いていたような日記なんかをアップしてました。当時は、mixiやGREEなどのSNSが急成長をしていた頃で。mixiの日記とブログを連動させていたので、知らない人からのコメントがついて、嬉しかったのを覚えています。

今は会社をやめて、インターネットに特化しした仕事をしています。ブログやTwitterキャンペーンのサポート、ライターなど、インターネットに関することを色々やっていますね。

インターネットを利用する上で、何か心がけていることはありますか

yumi:私は自分がもらった分は必ず返さなきゃいけないと思ってるんです。インプットするのって簡単じゃないですか。アウトプットよりもはるかに簡単。だからインターネットを通じてたくさんのものや情報をもらった分、人と会って、共有することで、周りの人に何か返せたらなと思っています。

いま、何かやりたいこと、実現したいことはありますか

yumi:語弊があるかもしれないんですけど、ひとりで何かをやり遂げたいんです。私がこれをやりました、と見せられるものがほしいですね。サービスでも、プロダクトでも、お店でも、なんでもいい。今はニーズがあるものを提供しているんですよ。それに、いつも誰かに助けてもらうことばかりなので、いつかひとりで何かを作り上げたい。

では何か悩みなどは?

yumi:これ、っていう肩書きがないのが悩みですね(笑)。

さらに“yumiさん”から


「地元の伊勢も大好きだけど、いまは東京にいたいです。電車に乗るのがしんどくなったら、どこか住みやすいところを考えます」

「WIRED VISIONの“日本のホットなブログ有名人”というのに選ばれて。普通の、ブログをやってる女の子、ぐらいだと思っていたら、中川翔子さんや、眞鍋かをりさんと同じ並びで紹介されてしまいました……」

「東京は距離が近いところが好きです。人とも、場所とも、モノとも」


ブログ『yumiking Diary』:yumiking.xii.jp/diary/

テキスト / 撮影 Takeshi Tojo
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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