東京、節分の豆まき2015

ハローキティ、ノッポン、天狗らと新春の福を招き入れる

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東京、節分の豆まき2015

節分の豆まきは、邪気を祓い清め、運気や幸福を招き入れるめでたい行事。寺や神社、そして地上150mの高さなど、東京各地で開催される豆まきに参加して、2015年の無病息災を願うのもいいだろう。2015年2月3日は、あいにく火曜日だが、寺社のそばを通りがかったら、「福は内」のかけ声を楽しみながら福を招いてみてはいかがだろう。

浅草寺 節分会(豆まき 七福神の舞)

寺院としては、日本で最初に大規模な節分会が行われた場所とされている。現在では、著名人による豆まきが有名で、毎年大勢の参拝者が訪れ、豆まきの後には七福神が舞う『福聚の舞』が奉演される。浅草寺では「観音様の前に鬼はいない」ということから、「鬼は外」ではなく、「千秋万歳(せんしゅうばんぜい)福は内」と発声するのも特徴だ。

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東京タワー 節分追儺式と豆まき

高さ150mの東京タワー大展望台1階で豆まきが行われる。増上寺の僧侶が前年の邪気を祓った後、招福を願って美しい景色を眺めながら菓子や福豆をまく追儀式が10時45分から開催。東京タワーのマスコットキャラクター、ノッポンも紋付袴姿で参加する。銀座、鮨 板井特製の手作り恵方巻きも販売(売切れ次第終了)され、本年度の恵方である西南西、なんと富士山方面を眺められるコーナーでの恵方巻きの丸かぶりを楽しめる。

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増上寺 節分追儺式

餅つきや、園児を引き連れた増上寺僧侶が鬼を倒す儀式『鬼問答』に続き、年男年女や、角界関取、芸能人による豆まきが行われる。一般の『特別年男 特別年女』の申し込みも受け付けており、冥加料は祈願札などすべて含んで20,000円となっている。

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神田明神 節分祭豆まき式

14時より、古式装束をまとった神職をはじめ、豆まきの奉仕者らが入場。その後、鳳凰殿の演台から、年男と年女、そして赤鬼や青鬼などが豆をまく。

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高幡不動尊金剛寺 豆撒式

例年、裃をつけたハローキティが正装で豆まきをすることで知られている。年男年女として豆まきに参加を希望する場合は事前申し込みが必要(男女問わず30,000円)。10時から16時までの間に、合計5回の豆まきが行われる。同日、境内ではだるま市も開催しているので、あわせてチェックを。

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水天宮 節分祭

豆まきのほか、創作電子紙芝居や雅楽演奏などが催される。豆まきには一般参加枠も用意されているので、参加したい人は事前に申し込みをしよう(大人5,000円、子ども2,000円)。一般参加者豆まきは16時30分から開催される。

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日蓮宗大本山 池上本門寺 節分追儺式

およそ1万人の参拝者が訪れる、賑やかな節分追儺式。13時より池上商店街や参道で『福男 福女練行列』が行われ、豆まきは15時から実施予定。

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日枝神社 節分会

節分会では、神楽『大黒の舞』や、『鬼やらいの舞』など、伝統行事も開催される。この神楽で、福を呼び災厄を祓った後、副豆、宝銭、福引き券がまかれる。また、まかれた豆の袋にはくじが入っており、式が終わった後に、景品所で交換することができる。海外からの留学生や観光客の姿も多い。

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穴八幡宮 節分

早稲田大学のそばにある八幡宮は、平安後期に創建され、小穴から阿弥陀像が出現したことから「穴八幡」として知られる。この八幡宮では、冬至の日から節分までの間、江戸時代から金銀融通にご利益があるとされる『一陽来復』のお守りが頒布されため、商売繁盛を願う人が多く訪れる。配布最終日の2月3日には、豆まきが行われている。なお、『一陽来復』お守りは冬至の日の24時、大晦日の24時、節分の日の24時に壁に貼り付けると良いとされている。

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代々木八幡宮 節分

渋谷区無形文化財に指定されている『代々木もちつき唄保存会』がついた餅と、豆が一緒にまかれる。豆まきは、15時30分から大人向けに3回行われた後、最後に小学生以下の子どもを対象に行われる。毎年、約2000人が参加している大イベントだ。

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須賀神社 節分祭追儺式

江戸時代初期から四谷の地に鎮座し、この土地の人々から鎮守様として大切に祀られてきた須賀神社では、事前申し込みをすれば、豆まきに参加できる(参加費として8,000円が必要)。豆まきは、16時から開催される。

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宝仙寺 節分会

中野坂上にある真言宗の寺である宝仙寺では、節分の豆まきと同時に、総勢100人におよぶ僧兵姿をした年男が、明徳稲荷から青梅街道を通り、宝仙寺までを練り歩く『僧兵行列』が行われることで有名。戦後、消失した寺を復興再建した際に、僧兵が用いたとされる遺物が発見されたのをきっかけに寺院再建の行事として始まったもの。15時30分より行列が出発し、豆まきは16時30分から実施される。

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稲荷鬼王神社 節分追儺式

鬼を春の神として崇める、全国唯一の神社として信仰を集める稲荷鬼王神社の節分は、「福は内、鬼は内」と唱えることで知られる。豆まきは18時から実施されるので、仕事を早く片付けて覗いてみるのもいいかもしれない。

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その他風変わりな節分イベント


第83回 しもきた天狗まつり(2015)

大天狗や鳥天狗が、福豆や菓子をまきながら下北沢の商店街を練り歩く天下一天狗道中が名物の下北沢の節分祭。豆をまく際に「鬼は外」とは決して言わず、「福は内」を3回唱えるのもこの祭りの特徴。1月30日(金)より3日間にわたって開催される。

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シロイルカの豆まき

八景島シーパラダイスで開催される豆まきのイベント。「鬼は外」の掛け声で、升につけた特製の棒をくわえたシロイルカが参加者に向かって大量の豆をまき、「福は内」の掛け声で、参加者がシロイルカのプールに向かって氷をまくという新感覚の豆まきだ。

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タイムアウト東京編集部
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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