タイムアウト東京ブログ

「グローバールスタンダードラーメン」が新横浜ラーメン博物館に登場


『麺の坊 砦』(900円)
種類:ベジタリアン、種別:オボ・ベジタリアン、味:味噌、食材:野菜・卵(麺)

新横浜ラーメン博物館は、増え続ける外国人観光客の要望に応え、豚肉やアルコールなどの禁忌食材を使用しないイスラム教徒向けのムスリムフレンドリーメニューと、ベジタリアンメニューの提供を7月1日(月)より開始する。

アジアをはじめ、アメリカやヨーロッパなどの主要都市では日本食レストランが多く見掛けられるが、現在、海外には1000軒を超えるラーメン店が存在するという。そんな中、ラーメンを目的に日本へやって来る観光客も少なくない。海外のラーメン店では、イスラム教徒やベジタリアン向けに調理されたものがメニューにあることが普通だが、日本でそのような配慮がなされたラーメンを見つけるのは困難であろう。同博物館は、ラーメンが真にグローバル化していく過程で、外国人観光客からのリクエストに対応したメニューの開発に着手。そして今回、ハラール認定食材ではないものの、豚肉やアルコールなどの禁忌食材を使用しない「ムスリムフレンドリーメニュー」と、ビーガン、ラクトベジタリアン、オボ・ベジタリアン、ラクトオボ・ベジタリアンの4タイプをベジタリアンメニューと区分けし、使われている食材を明記した「ベジタリアンメニュー」の提供を発表した。

スタートは館内の6店舗で提供が開始されるが、今後バリエーションや提供店舗の数も増える予定だと言う。また、メニュー開発の他に、館内にWi-Fiやムスリム向けの礼拝インフラの導入、外国語パンフレットのリニューアルするなど、幅広く訪日観光客に対応できるよう整備が行われる。もちろん、ムスリムやベジタリアンでなくても、これらメニューを注文することは可能。野菜を中心に作られたラーメンなら、体重が気になるという方も思う存分に麺を啜れるだろう。


『支那そばや』(950円)
種類:ノンポーク、種別:ムスリムフレンドリー、味:塩、食材:野菜・卵(麺)・鶏/魚介(タレ)


『IKEMEN HOLLYWOOD』(900円)
種類:ベジタリアン、種別:ラクトオボ・ベジタリアン、味:つけ麺(味噌クリーム)、食材:野菜・乳製品・卵白

Copyright © 2014 Time Out Tokyo