タイムアウト東京ブログ

新・タワーレコード渋谷店 全フロアガイド

タワーレコードの旗艦店、タワーレコード渋谷店が2012年11月23日に全面リニューアルオープンする。タワーレコードの渋谷店は、1981年に宇田川町にオープンして、1995年に現在の神南のビルに移転。宇田川町時代も含めると、30年以上も渋谷の街で音楽ショップの代名詞的存在であり続けてきた。意外にも渋谷店が全面リニューアルされるのは、その長い歴史の中でも初めてのこと。

リニューアルコンセプトは、「360°エンターテイメント・ストア」。これまでもインストアイベントなどで利用されてきたB1イベントスペースに加え、カフェ(2階)、催事スペース(8階)、DJブース(4階)など、音楽をより“LIVE”に楽しむための仕掛けが店舗全体に用意されているのが、大きなポイントだ。もちろん、CDショップとしての機能も強化された。在庫数は10万枚増えて、80万枚になり、65万曲をフルヴァージョンで視聴できるタブレット端末型の視聴機も導入された。また、これまでは、各フロア毎に必要だった会計が、1階〜7階のどの階でもまとめて会計することも可能になり便利になった。

11月22日に行われたプレス向けのプレオープンで、タイムアウト東京編集部が一足早く体験した、新“タワレコ渋谷店”を各フロア毎に紹介する。



B1F
これまでのイベントスペース『STAGE ONE』がライブストリーミングスペース『CUTUP STUDIO』として名称変更してリニューアル。『STAGE ONE』時代にあったステージ前の柱がなくなり、客席エリアのどこに居てもステージが見渡せるようになった。本格的なバーカウンターも登場。ドミューンとのコラボ番組『TOWER RECORDUMMUNE SHIBUYA』の多くもこの場所からストリーミング配信される。



1F
地球がモチーフだった店頭の装飾はお馴染みの『No Music, No Life』のロゴに変更された。店舗入り口の両サイドには180インチ相当の大型マルチモニターが設置された。内装には赤色が多く使われていて、アクティブな印象。これまで通り、ニュースリリースやタワレコのおすすめアイテムが集約された売り場構成になっている。



2F
7階にあったTOWER BOOKSが2階に移動し、TOWER RECORDS CAFEもオープンした。本の売り場では、これまで通り洋雑誌・洋書も扱いながらも国内の書籍・雑誌も豊富に揃っている。カフェは、木を多用した落ち着いた内装で、ゆっくり過ごせる雰囲気。ちょっとした休憩から、しっかりとした食事、カジュアルな飲み会まで可能で、目的に合わせて、様々な利用ができそう。ドーナツなどテイクアウトメニューもある。入口の通り側エスカレータがこれまでと逆の上りになったため、一階からカフェフロアへ楽に行けるようになった。



3F
J-POPメインのフロア。J-INDIE、アニメなども扱っている。タワレコの“黄色”を基調とした内装になっている。小さめだがイベントスペースも設置されている。充実しているアイドルやヴィジュアルのセクションも要チェックだ。



4F
ソウル、R&B、クラブ、レゲエ、ワールドミュージックを中心としたフロア。広義の意味でのダンスミュージックがまとめてチェックできる。有名DJによるストアプレイも行われ、ヴァイナル盤やDJ向けアクセサリーも扱っている。K-POPのセクションはレジ近くに独立してあるので、K-POP好きは迷わず直行しよう。



5F
ROCK/POPを中心としたフロア。タワレコの王道とも言えるいわゆる“洋楽”の最新作がまとめてチェックできる。ロックのルーツとしてのブルース/カントリーも同フロアに集められている。



6F
映画やテレビなどのDVD、サントラ、ジャズが中心のフロア。音楽や映画などの書籍コーナーも設けられている。ゆっくりと商品を選べる落ち着いた雰囲気のフロアになっている。



7F
クラシックを中心としたフロア。約7万枚を取り揃える日本最大級のクラシック売り場面積を誇る。グランドピアノが置かれたスペースではフリーライブやサイン会などのイベントが多数開催される予定。レジ奥の一角には、これまで、“タワレコ渋谷の5階”として親しまれていたNEW AGEコーナーが、スケールアップして移動してきた。アンビエン、エレクトロニカ、アヴァンギャルドなどのコア音楽ファンも納得のアイテムを取り揃えている。



8F
商品と連動した展示やトークショーなどが開催される催事スペース『Space HACHIKAI』として、新規オープン。11月23日〜12月16日までのは、ザ・イエローモンキーとのコラボ企画『タワモン』が開催される。

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