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2012年12月5日にオープンする『B&LOIN』(渋谷・道玄坂)は、アメリカンスタイルのバーベキュー専門店。同店の目印は、ピンクの豚をかたどったネオンサイン。テーブル席中心の店内は、ダークブラウンを基調とした温もりのある内装で、ゆっくりと落ち着いた雰囲気だ。
メニューは、アメリカ的バーベキューの定番ともいえる牛のカタバラ(胸〜腹にかけての部位)を用いる『ビーフブリスケット』や、豚バラを用いた『ベリーポーク』を中心に、下味をつけた肩肉をしっとりと焼き、細かくほぐした『プルドポーク』といった南部の定番アイテムなど、まだ日本ではあまり馴染みのないBBQメニューが並ぶ。肉はいずれも米国産、バーベキューの要ともいえる肉の下味に用いる“RUB(ラブ)”というスパイスは独自ブレンド、そして低温でじっくり長時間焼き上げる“スロースモーキング”の手法を取り入れているあたりが、日本の一般的なバーベキューとは異なるところ。
ラブは2種類を用意しており、ビーフブリスケットに用いるものは、微粒に粉砕したエスプレッソパウダーやオニオン、パプリカなどを合わせた、深みのある味わい。また、脂の多い豚バラに用いるものは、カイエンヌペッパーの辛みを前面に出し、脂の甘みを引き立てる効果を狙っている。
肉類はいずれも塊のまま、低温で長時間火入れをすることでパサつくことなく、肉汁をとじこめたジューシーな仕上がりが特徴だ。ガラスケースに並ぶ肉の中から好きなものを選び、好きな量を注文できるのもユニーク。ワックスペーパーを敷いたトレイに、豪快にそのまま肉を盛りつけるのもアメリカのバーベキューハウスのようだ。
また、バーベキューのお供に欠かせないビールは、ブルックリンの定番地ビール『ブルックリンラガー』をタップで楽しめるところがうれしい。これに加え、2〜3銘柄日本の地ビールを提供しており、手づかみで豪快に肉にかぶりつき、それをビールで流し込むというワイルドな楽しみ方がおすすめだ。各テーブルにはペーパータオルが常備してあるのも、手づかみで豪快に楽しんでほしいという意味を込めてのこと。肉好きにはたまらないヴェニューが、また新たに東京にお目見えした。
ブルックリンラガーはUSパイント900円(ハーフは500円)
バーベキューのサイドメニューの定番『コールスロー』があるのもうれしい
天井高のある店内は、ゆったり落ち着いた雰囲気
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